訪問日:2018年4月29日(日)
一茶庵本店

栃木県足利市の柳原町にある、大正15年(1926年)創業の老舗そば店『一茶庵本店』。
こちらは全国各地にあるという「一茶庵系そば店」の総本山として知られるお店。
創業地は東京の新宿でしたが、戦争の影響で東京を離れ、足利市で開業したのは昭和29年(1954年)だそうです。
創業者である片倉康雄氏は「蕎麦聖」と呼ばれた方で、多くの弟子を輩出したことで有名。
弟子の中には「美々卯」の薩摩卯一氏、「家族亭」の永幡泰男氏といった名前もあり、多くのそば打ち職人が一茶庵へそばを学びに訪れる現象を「足利詣で」と呼んだそうです。
お店の歴史については公式サイトに詳しく掲載されていました。
アクセス
場所は足利駅より徒歩18分くらいの距離。
駐車場は店前と店の隣で計14台分設けられています。
混雑状況
この日はゴールデンウィークの日曜日、11時10分頃の到着。
週末は混雑するという情報を目にしていたので、開店時間の11時半より前には着きたかったところ。
この時点で店前には数人並んでいましたが、代表者が並んでいるだけで複数人の組だったので、結果的には8人私より先にいる形でした。
開店時間が近づくにつれて続々来店し、11時半には20人以上の待ち列に。
開店後店内へ案内していただき、1巡目で席へ着けましたが、それからも続々と来店してきて、店内の待合席にはかなりの人数が。
週末で確かに混雑しましたが、開店前に行ったら割とすんなりと食べられるかもしれませんね。
メニュー・商品ラインアップ


メニューは冷たいもりそば、天ぷらそばや鴨なんばんなどの温かいそば、一品料理もちらほらと。
特にそばの種類が豊富なのが魅力的で、同時に色々な種類のそばを楽しめる、三色や五色といったメニューもあります。
今回は早くに入店できたこともあり、数量限定の三色そばを注文!
感想

【三色そば】1160円(税込)
けしきり、茶そば、田舎そばの三色の盛り合わせ。
それぞれのそばで量はそんなに多くなく、合計でもりそば1枚分くらい。
これなら五色でも案外余裕だったかもしれません。
つゆはカツオ節ベースでキリッと濃口。
薬味には刻みネギ、わさび、大根おろし。
わさびはツンとした辛味も風味も抜群ですが、大根おろしはさっぱりと辛味控えめでした。
けしきりは御膳粉の白いさらしなそばに、けしの実が練りこまれたそば、少し太めでツルッとコシのある食感。
香ばしいけしの実の風味がそばと合って面白いです。
鮮やかな緑色の茶そばは極細でのびやすいため、早めに食べるのがおすすめとのこと。
フワッとお茶の良い香りが広がり喉越し抜群、こちらは薬味無しでそのまま食べるのが好みでした。
田舎そばは太打ちの黒い色味のそばで、コシがあり噛むたびに広がる香り高いそばの風味がたまりません。
けしきり、茶そばもかなり美味しかったですが、そばの風味がしっかり堪能できる田舎そばが1番好みでした。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
食べログ
一茶庵 本店
0284-40-3188
栃木県足利市柳原町861-11
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