MENU

お手頃価格で絶品の鶏刺しと焼肉が両方楽しめる、素晴らしいコスパの高さ!【地鶏の里 永楽荘】(鹿児島県霧島市)

本サイトではアフィリエイト・アドセンス広告を利用しています

訪問日:2023年11月27日(月)

目次

さつま地鶏とは

秋田県の「比内地鶏」、愛知県の「名古屋コーチン」とともに、日本三大地鶏の一つに数えられている鹿児島県の「さつま地鶏」。

鹿児島県では鶏の飼育が盛んで、「さつま汁」や「鶏刺し」、「鶏のたたき」、「鶏飯」、「煮こみ料理」、「やきとり」など、古くから様々な鶏料理が親しまれています。

江戸時代から薩摩武士たちが士風高揚のため、盛んに闘鶏をおこなっていた記録があり、その際に負けた鶏をその場でしめて食べていたそうです。

闘鶏が禁止された後も各家庭で鶏が飼われ、来客がある時や祝いの席のために鶏をしめて調理し、振舞われていたとのこと。

「さつま地鶏」は江戸時代に闘鶏用に飼育され、現在は観賞用としてのみ飼育されている「薩摩鶏」が原種であり、肉の弾力、甘み、色合いが非常に良く、鹿児島を代表する地鶏として人気。

また、「さつま地鶏」の他にも、「さつま若しゃも」、「黒さつま鶏」という「薩摩鶏」を原種にした地鶏が存在しています。

ちなみに「地鶏」とは、明治時代までに日本に導入され定着した38種類の鶏「在来種」の血が半分以上入っており、飼育方法が日本農林規格(JAS)によって定められている鶏。

地鶏と混同されるものに「銘柄鶏」がありますが、こちらは飼料や環境などに工夫を加えて飼育されることで、一般的なブロイラーよりも味や風味などを改良した鶏。

「銘柄鶏」はJASによる定義はなく、ブロイラーと同じ種類の「若どり系」と赤鶏の両親を持つ「赤系」に分類されます。

日本で流通する鶏は「ブロイラー(若どり)」、「銘柄鶏」、「地鶏」の3つに大きく分けられ、その割合は一般社団法人日本食鳥協会の公式サイトによると、ブロイラー(若どり)54%、銘柄鶏(若どり系)43%、銘柄鶏(赤系)2%、地鶏1%。

地鶏は肉質の高さだけでなく、その希少性からも高級食材として重宝されることがよくわかります。

鹿児島県・宮崎県に根付く食文化「鶏刺し」と「鶏のたたき」

鹿児島県・宮崎県は古くから鶏肉を使った様々な料理が親しまれていますが、中でも他の地域にない独自の食文化として根付いているのが「鶏刺し」と「鶏のたたき」。

一般的に鶏肉は中心部までしっかりと加熱して食べる食材として取り扱われていますが、鹿児島県・宮崎県で鶏肉の生食が可能な理由として、県が独自に定めた「食鳥肉の生食加工基準」が存在すること。

消毒・殺菌・二次感染予防など、通常の鶏肉の処理とは全く違う厳しい手順に沿って処理加工され、基準をクリアした鶏肉のみが「鶏刺し」や「鶏のたたき」などの生食用として流通しています。

鹿児島県・宮崎県以外でも提供しているお店はありますが、飲食店だけでなくスーパーなどでも日常的に販売されているくらい、地元では身近な料理として愛されています。

平成23年に起きた牛肉ユッケでの食中毒事件を契機とし、鶏の生食文化の存続の危機を感じたことから、平成24年には鶏の生食加工業者協議会として「とりさし協会」も発足。

南九州の食文化である「鶏刺し」・「鶏のたたき」の存続・維持・発展に向け、協会の活動を通じてさらなる安全性の向上、会員の拡大を目指しているとのこと。

地鶏の里 永楽荘

今回訪れたお店が、鹿児島県霧島市隼人町松永にある、安心安全な鹿児島黒牛をはじめ、黒豚、地元鶏を提供する焼肉お食事処『地鶏の里 永楽荘』。

食べログの焼肉百名店に2022年と2023年に選出されている人気店。

温泉宿が営業している食事処なので、同敷地内には宿泊施設もあるとのこと。

公式情報ではありませんが、オープンは2010年4月で、店主の方は長年天文館で焼肉店を経営されていたという情報が出てきました。

鹿児島で地鶏料理の人気店を検索すると、こちらのお店が頻繁に紹介されているのを目にするので、ずっと気になっていました。

鹿児島市内からは遠く、なかなか行く機会がなかったですが、今回近くを通る予定が出来たので念願の初訪問。

アクセス

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

日本全国を巡り、ご当地グルメや郷土料理、名産を活かした料理を中心に食べ歩いています。
こちらのブログではお店の情報や味の感想だけでなく、ご当地グルメや郷土料理の特徴・歴史についても詳しく解説しております。

コメント

コメントする

目次