訪問日:2023年9月18日(月)
『釜揚げうどん』発祥のお店 大正庵釜春
愛知県岡崎市の中岡崎町に本店を構える、「釜揚げうどん」発祥のお店として有名な『大正庵釜春(かまはる)』。
創業は明治中期という老舗で、はじめは「太田屋」、大正初期に「大正庵」となり、現在の店名になったのは昭和47年とのこと。
釜揚げうどんが誕生した当時、うどんはゆで上がったものをそばと同様に一度水で洗い、温め直して食べるのが良いとされていたそうです。
2代目が忙しくてなかなか食事が出来ない時に、うどんをゆでながら釜から取り、そのままつゆにつけて食べていたところ、うどん本来の味が楽しめて大変美味しかったことから誕生したとのこと。
「釜揚げ」という名前は釜のゆでうどんを箸で取り、そのまま直接つゆにつけて食べるさまが、油で揚げた天ぷらを天つゆにつけて食べる様子に似ていることから名付けられたそうです。
店舗は公式サイトを確認したところ、2024年3月時点で直営店は本店のみですが、南店、新安城店、西尾店という暖簾分けの姉妹店が愛知県内にあるようです。
今回は本店へ初訪問。
現在地には昭和55年10月に移転してきたそうです。
アクセス
場所は名鉄名古屋本線「岡崎公園前駅」と愛知環状鉄道「中岡崎駅」から徒歩1分くらいの近さ。
駐車場は第1~3駐車場まであり合計36台分あるとのこと。
混雑状況
この日は祝日の月曜日、お店には14時10分頃に到着。
店内に入るとどうやら満席のようで、中待ちの人たちで大混雑。
満席時にはウェイティングボードに名前を記載、この時9組18人待ちでした。
待ち時間が結構かかりそうと思ったのですが、意外と20分もかからずに済みました。
メニュー・商品ラインナップ
メニューはとても種類が豊富ですが、もちろん今回は釜揚げうどんが目当て。
釜揚げうどんだけでも具材の違いで色々ありましたが、初訪問なのでシンプルな『釜揚げうどん』を注文!
感想
【釜揚げうどん】880円(税込)
うどんの粉は製粉会社と専売契約している完全オリジナル粉を使い、一から手仕事で製造する手打ちうどん。
つゆは荒削りの鰹節と北海道産の利尻昆布を主軸にした、歴代の店主のみが知る秘伝とのこと。
麺は中太くらいで釜揚げならではの熱々、適度なコシも楽しめるモチモチ食感。
つゆは淡い色味でしたが、キリッと濃口の醤油味に鰹系の芳醇な風味がブワッと広がり、とても奥深い味わい。
ネギは写真では少なめに見えますが、たっぷり入った別容器も一緒に提供されるので好みの量を楽しめます。
シンプルながら絶品の釜揚げうどん、元祖の名は伊達じゃありませんでした。
次回は「八丁味噌煮込みうどん」やご当地グルメの「岡崎まぜめん」も食べてみたいので、また再訪したいと思います。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
食べログ
大正庵釜春本店
0564-21-0517
愛知県岡崎市中岡崎町6-9
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