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香ばしい醤油ベースのタレにお米の美味しさも活かされた、岐阜県名物『五平餅』の専門店!【喜楽】(岐阜県中津川市)

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訪問日:2024年10月7日(月)

目次

五平餅とは

主に長野県の木曽・伊那地方から岐阜県の東濃地方東部、愛知県三河地方にかけて食されている郷土料理「五平餅」。

粒が残る程度に半搗きにした粳米(うるちまい)を串に巻きつけ、タレをつけて焼いた料理で、形はわらじ形、きりたんぽ形、平たい団子形、丸い団子形など、地域や家庭によって様々。

タレも主に味噌味、醤油味、ミックスの3種があり、中山道を境に北は醤油味、南は味噌味が多く、醤油と味噌のミックスを食す地域は点在しているそうです。

隠し味にはくるみや落花生、ゴマなどが多いですが、東濃地域ではクロスズメバチの幼虫である「へぼ」を使うこともあるとのこと。

由来については諸説あるようですが、江戸時代中期頃に、長野県の中央アルプスと御嶽山系に挟まれた木曽地域やその周辺で、木こりたちが木材の伐採で出た木の切れ端に飯を握りつけてたき火で焼き、味噌をつけて食べたのが始まりといわれているとのこと。

やがて山での仕事の無事などを祈って神様に捧げられるようになり、新米がとれた収穫祝いや、祭事の場でも捧げられ、食べられるようになったそうです。

「五平餅」という名前は、神に捧げる「御幣=小判」の形をしていることが由来といわれていて、実際に「御幣餅」と表記して販売しているところもあるそうです。

また五平や五兵衛という人物(木こり・猟師・大工など諸説あり)が、飯を潰して味噌をつけて焼いて食べたのが始まりとする伝承も、各地に形を変えて存在するそうです。

現在では地元民を含め、観光客も気軽に食べられる郷土料理として県内外の人々に親しまれており、五平餅専門店をはじめ、スーパーやサービスエリア、道の駅、観光地の軽食販売店などでもよく販売されています。

喜楽

今回訪れたお店が、岐阜県中津川市の中津川駅近くにあるお店『喜楽(きらく)』。

公式サイトによると、昭和18年に中津川市街桃山において五平餅専門店として最も早く創業したそうです。

後に相生町に店舗を移転し、昭和49年に中津川市茄子川に工場兼住宅を造営、平成8年に長野県大桑村阿寺荘内に「喜楽 阿寺荘店」として営業(現在は閉店)をはじめ、同年に現在の本店である中津川駅前店の営業を開始したとのこと。

アクセス

場所はJR中津川駅から徒歩3分の距離。

駐車場は公式サイトによると店舗前に2時間無料の市営駐車場があるとのこと。

混雑状況

この日は平日の月曜日、お店には15時半頃に訪問。

この時店内の様子はわかりませんが、店頭のテイクアウトコーナーには待ち列は無く、すぐに購入することが出来ました。

メニュー・商品ラインナップ

店内用のメニューでは五平餅をはじめうどんや焼きそばの定食などもあり、テイクアウトでは1本から五平餅が購入可能。

今回は1本のみ購入。

感想

【五平餅】1本150円(税込)

すぐ食べる場合は注文後に焼き上げてくれるので熱々のホカホカ。

お米は地元契約農家のうるち米(コシヒカリ)を自家製米して使用。

こちらのお店の五平餅の形状は、一口大の大きさのやや平たい団子形。

タレは味噌を使用しない醤油ベースで、厳選した胡麻、胡桃、落花生、醤油、砂糖、みりんだけを使った無添加のもの。

程良い焼き目が付いてとても香ばしく、まるで味噌のようなとろみが付いたまろやかな甘辛味。

外側はややパリッと、中はお米の粒を若干残したザラザラとした舌触りがあるモチッとした食感。

タレだけでなくお米そのものの味わいも楽しめる、美味しい五平餅でした。

ご馳走様でした!

公式サイト等

公式サイト

食べログ

喜楽五平餅 駅前店

0573-65-0708

岐阜県中津川市太田町2-1-16 

https://tabelog.com/gifu/A2103/A210303/21006514

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この記事を書いた人

日本全国で食べ歩き旅行を楽しんでいます。
特にご当地グルメや郷土料理、名産を活かした料理の提供店を中心に巡っています。
こちらのブログではお店についてや味の感想だけでなく、ご当地グルメや郷土料理の特徴・歴史についての情報も詳しく解説しております。

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