訪問日:2024年8月29日(木)
富山ブラックとは
富山県のご当地ラーメンとして知られる「富山ブラック」。
その名の通り真っ黒いスープで、上から大量の粗挽き黒胡椒がかかり、比較的ネギの量が多く、麺は太くて少しかためのタイプが多いのが特徴。
Wikipediaによると、1955年頃、富山市中心部で富山大空襲の復興事業に従事していた肉体労働者のための塩分補給として、醤油を濃くしたスープのラーメンを作ったのが起源とのこと。
塩辛い味付けは塩分補給だけでなく、ご飯を添えておかずとして食べることも意識した味付けらしく、客が店に白飯を持ち込んでラーメンと共に食べるというスタイルが生まれたそうです。
しかし富山ブラック全てが辛いわけではなく、優しい味わいの富山ブラックもあり、提供店によって味付けは様々。
麺家いろは
そんな「富山ブラック」の提供店の代表格として、全国的な知名度を誇る名店の一つが『麺家いろは』。
こちらは東京ラーメンショーで5度の売上1位(2009・2010・2011・2012・2014)に輝いた実績を持つとのこと。
1992年11月に金沢市で東京の支那そばをイメージした「ザ東京ラーメン」(後に新幹線建設予定地にかかって閉店)を創業し、1993年12月に「富山黒醤油らーめん」を販売する小杉店(後の射水本店)をオープン。
2003年4月に現在の店名である『麺家いろは』に店名を変更し、それに伴って現在の看板メニューである「富山ブラック」と「白エビ塩らーめん」の販売を開始。
その後様々なイベントへの出場や、県外各地への店舗展開なども行い、「富山ブラック」を全国に広めた立役者といわれています。
現在は富山県射水市に本店を構える他、2024年11月に公式サイトを確認した時点で国内は「富山駅前CiC店」、「京都駅ビル店」、「海老名ビナウォーク店」、「名古屋駅1番線」があり、海外にもフランチャイズ店舗があるようです。
運営会社は「株式会社 天高く」という名前で、『麺家いろは』の他、「もつ煮込うどん まん天」などネクストブランドもあるとのこと。
イベントや富山の店舗、京都店などで何度も食べたことがあり、お土産商品も美味しいのでよく購入するくらい、富山ブラックの中ではこちらのお店が特にお気に入り。
今回大阪から秋田への移動中富山を通ったので、新規開拓をするか悩みましたが、やっぱり『麺家いろは』行きたいモードになってしまい、2003年11月にオープンした直営店の『富山駅前CiC店』へ。
アクセス
場所はJR富山駅より徒歩2分くらいの距離。
駐車場は近隣コインパーキングを利用。
混雑状況
この日は平日の木曜日、お店には20時頃に訪問。
この時先客数人で空いていました。
メニュー・商品ラインナップ
メニューは「富山ブラック黒醤油らーめん」、「白エビ塩らーめん」、「越中富山米麹味噌らーめん」、「濃厚鶏白湯らーめん」などがあり、今回はもちろん目当ての『富山ブラック』を注文!
感想
【富山ブラック味玉らーめん並】1050円(税込)
まさに富山ブラック!という印象を受ける漆黒のスープ。
丸鶏などを使った食肉系スープと、白エビや宗田ガツオなどで作る魚介系スープを合わせ、醤油は旨み成分を多く含み、塩分を控え目にするという独自の製法で造られた魚醤で、創業以来注ぎ足しながら使用し、長い歳月をかけて熟成された秘伝の黒醤油だそうです。
漆黒の色味からはかなり塩辛い印象を受けますが、濃口ではあるものの魚介系の旨みが際立つコク深い味わい。
ブラックペッパーも富山ブラックには欠かせない薬味で相性抜群、更に追加してピリ辛くらいに仕上げるのが大好きです。
麺は富山県産小麦「ゆきちから」を使用した自家製麺、太さは中太くらいでモチッと歯応えのある食感。
チャーシュー厳選した豚バラ肉を秘伝の黒醤油でじっくり煮込んでいるそうで、脂も乗ったホロッと柔らかな食感。
メンマは太めでゴリッと歯応えがあり、ネギはシャキシャキとサッパリしてとても美味しいです。
味玉は黄身がほとんど固まっているタイプで味付けは優しめ。
やっぱり最高に美味しい、麺家いろはの富山ブラック!
これからも通い続けたい大好きなお店、まだ富山ブラック以外は「白エビ塩らーめん」しか食べたことが無いので、いつか全メニュー制覇したいと思います。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
食べログ
麺家 いろは CiC店
076-444-7211
富山県富山市新富町1-2-3 CiCビル B1F
コメント