訪問日:2021年10月15日(金)
モンブランとは
東京都目黒区の自由が丘にある、日本で初めてケーキの「モンブラン」を販売したといわれる、1933年(昭和8年)創業の老舗洋菓子店『モンブラン』。
初代店主はヨーロッパを旅していた時、フランスのシャモニーでヨーロッパ最高峰の山「モンブラン」の美しさに感銘を受け、シャモニー市の市長やシャモニーにあるホテルモンブランから許可を取り、日本に帰って『モンブラン』という名前のお店をオープン。
ケーキのモンブランはWikipediaによると、フランス・サヴォワ県と隣接するイタリア・ピエモンテ州の家庭菓子が原型で、当初は栗のペーストに泡立てた生クリームを添えたデセール(冷菓)だったそうです。
これを1907年創業のパリ1区リヴォリ通りの老舗カフェ「アンジェリーナ」がクリームをメレンゲ上に搾り出した形に発展させたそうです。(製品化の時期は不明)
これは長時間シロップに漬けられて形の崩れたマロングラッセを潰してペースト状にしたものがかけられ、形はモンブラン山を真似たものだそうです。
自由が丘の『モンブラン』では、フランスやイタリア産の栗は使わず国産の栗を使用し、土台はメレンゲからカステラに、栗のクリームはヨーロッパの茶色のものではなく、日本人に馴染み深い黄色の甘露煮を用いたアレンジを加えて、持ち帰りの出来る焼き菓子として完成させたとのこと。
最近は茶色いモンブランを目にすることが当たり前になってきましたが、昔ながらのモンブランといえば黄色いタイプという印象。
ケーキの中で一番大好きなのがモンブランなので、日本で初のモンブランと聞き、東京で一番行ってみたかったお店です。
混雑状況
この日は平日の金曜日、お店にはオープン直前の11時前に到着。
この時既に店前に4人が並んでいました。
メニュー・商品ラインナップ
店内のショーケースなどの商品写真はありませんが、公式サイトにラインナップが掲載されています。
店内でのイートインが可能なので、今回は目当ての『モンブラン』と、『ショートケーキ』を注文!
感想
【モンブラン】734円(税込)
土台のカステラの中にはカスタードクリームと栗の甘露煮が丸ごと1個入り、その上にバタークリーム、生クリーム、おだまきで絞った栗のクリーム、そして一番上に白いメレンゲをトッピング。
おだまきで絞った栗のクリームがモンブランの山肌を、てっぺんの白いメレンゲが万年雪を表現しているそうです。
栗は愛媛県産の中山栗を使用しているとのこと。
サイズは写真の印象よりも大きめ。
メレンゲはサクシュワ食感、栗のクリームは香りはそこまで主張せず、甘めでまろやかな味わい。
バタークリームがアクセントになった生クリームはこってりとした味わいで濃厚な栗と相性良く、カステラ生地は少しカップケーキみたいなふんわり食感。
カステラ生地から甘露煮がゴロッと出てきて、最後まで栗が楽しめました。
【ショートケーキ】663円(税込)
たっぷりの生クリームに、スポンジはキメ細かくふわふわでどちらも甘さは控えめ。
酸味強めのイチゴの味わいがストレートに感じられるショートケーキでした。
念願の元祖モンブラン、ようやく食べることが出来て満足です。
今回自由が丘ではこちらのお店しか行けませんでしたが、スイーツ店をはじめ素敵なお店が盛り沢山なので、また遊びに行きたい街です。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
食べログ
モンブラン
03-3723-1181
東京都目黒区自由が丘1-29-3
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