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角館城主・佐竹北家伝承の郷土料理『御狩場焼き』!【お食事処 茶房 さくら小町】(秋田県仙北市)

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訪問日:2024年8月30日(金)

目次

御狩場焼きとは

秋田県仙北市(せんぼくし)、角館町(かくのだてまち)の郷土料理『御狩場焼き(おかりばやき)』。

肉・季節の野菜などを焼き、山椒味噌で味付けた料理で、「狩りの場所」で「焼いて食べる」ことが名前の由来だそうです。

角館城主・佐竹北家伝承の郷土料理で、角館町観光協会がこれを『御狩場焼き』と称して現代に復活させ、角館町内の飲食店で提供されるようになったとのこと。

その歴史については角館町観光協会の公式サイトに書いてありました。

【御狩場焼の歴史】
今から300年以上前、角館城主・佐竹北家は、角館を始め北浦地域一帯を統治していました。
佐竹北家21代御当主によると、戦が治まった時代には御家来衆を率いて、統治していた現在の仙北市や美郷町、大仙市あたりまで、狩をしに出かけていたといいます。
当時は主に鷹匠を使った鷹狩で、鴨やキジなどの鳥類を獲ることが多かったということです。
そうして獲った鴨やキジはその場でさばいて山椒味噌をつけて焼き、遊山料理を楽しみ、宴会も行われていました。
近隣の農家から、季節の野菜などを調達して付け合せにすることもあったそうです。
佐竹北家は初代が京都の公家・高倉家の出、二代の妻は三条西家の娘であり、幅広く奥深い公家文化を基に暮らしていました。
古文書を紐解くと、食を通じて季節を愛でていた様子、領内の山菜や狩猟で得たもの、山海の珍味などを楽しんでいたことがわかっています。
こうした佐竹北家の食文化が町民や農村部にも広がり、地域の食が育まれてきました。

https://tazawako-kakunodate.com/ja/shops/399

提供店舗の一覧は角館町観光協会の公式サイトに掲載されています。

お食事処 茶房 さくら小町

今回訪れたのが、JR角館駅のすぐ目の前にある「ホテル フォルクローロ角館」内にあるお店『お食事処 茶房 さくら小町』。

「ホテルフォルクローロ」はJR東日本によるホテルチェーン「JR東日本ホテルズ」の長期滞在型ホテルのブランド。

「ホテル フォルクローロ角館」はJR東日本社宅跡地にて、秋田新幹線開業と同時に1997年にオープンしたそうです。

『御狩場焼き』をはじめ、稲庭うどんや比内地鶏など、秋田ならではの食材を使用した料理を楽しめるお店。

宿泊者以外も利用出来るようなので、行ってみることにしました。

アクセス

場所はJR角館駅のすぐそばで、徒歩1分以内の近さ。

駐車場はホテルのものが9台分あるようですが、宿泊者優先だと思うので、私は近隣の駐車場を利用。

30分以内なら「駅前駐車場」が利用でき、長時間の場合は「田町山駐車場」になります。

混雑状況

この日は平日の金曜日、お店には14時半頃に訪問。

この時先客はおらず私のみでした。

メニュー・商品ラインナップ

メニューは公式サイトに一覧が掲載されています。

今回はもちろん目当ての『御狩場焼き』を注文!

感想

【角館名物 御狩場焼き】1650円

内訳は御狩場焼きの他、ごはん、味噌汁、ミニサラダ、善五郎豆腐、お新香付き。

提供時は蓋がされた状態で、火を付けて10分ほど待ち、湯気がいっぱい出てきたら店員さんが蓋を開けに来てくれました。

その後は自分で両面を焼いて全体に火を通し、味噌を絡めたら完成。

御狩場焼きには本場大館産の比内地鶏に、地元・安藤醸造元の味噌に地酒(秀よし)を加えた手作りのオリジナル山椒味噌を使用。

比内地鶏は歯応えがある弾力強めの食感、脂身まで旨みが濃く、流石比内地鶏という美味しさ。

味噌ダレは思ったより山椒は強くなくて、甘辛く濃厚でご飯が進む味付け。

野菜にも味噌ダレがよく絡み美味しかったです。

あと漬物が香ばしい「いぶりがっこ」だったのも秋田らしくて良かったです。

『御狩場焼き』は提供店ごとにそれぞれ工夫を凝らしたものが提供されているので、別のお店のものも食べてみたいと思います。

ご馳走様でした!

公式サイト等

公式サイト

https://familio-folkloro.com/kakunodate/restaurant

食べログ

さくら小町

0187-53-2070

秋田県仙北市角館町中菅沢14 フォルクローロ角館1階

https://tabelog.com/akita/A0504/A050402/5000279

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この記事を書いた人

日本全国を巡り、ご当地グルメや郷土料理、名産を活かした料理を中心に食べ歩いています。
こちらのブログではお店の情報や味の感想だけでなく、ご当地グルメや郷土料理の特徴・歴史についても詳しく解説しております。

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