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かごしま黒豚料理の専門店、炭を混ぜた黒い衣が印象的な『黒かつ』が人気!【黒福多】(鹿児島県鹿児島市)

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訪問日:2023年11月29日(水)

目次

かごしま黒豚とは

鹿児島名物の代表格として全国的な知名度を誇る「かごしま黒豚」。

「かごしま黒豚」の定義は、肥育後期にさつまいもを10~20%添加した飼料を60日以上給与しており、鹿児島県黒豚生産者協議会の会員が、県内で生産・肥育出荷したバークシャー種(アメリカバークシャーを除く)であること。

「かごしま黒豚」はその名の通り体毛が黒色ですが、四肢、鼻梁、尾端の6箇所に白斑があることから「六白」という呼び名でも知られています。

他の豚と比べて産子数が少なく、発育が遅いため一般的な豚の1.2倍から1.5倍ほどの肥育期間を経て出荷されるそうですが、筋繊維が細かく歯切れが良いことや、うま味成分のアミノ酸を多く含んでいるなど、他の品種にない利点を多く持っているとのこと。

また肥育後期に甘しょ(さつまいも)を添加した飼料を与えることも特徴で、これにより黒豚の脂肪の質が向上し、うま味、甘味が増すとともに脂肪の融点が高くなり、脂がベトつかずさっぱりとした食味や締まりのある肉質が生まれるそうです。

「かごしま黒豚」のルーツは、今から約400年前に島津18代藩主・家久により琉球から鹿児島に移入されたのが始まりといわれています。

鹿児島の黒豚の名が知られるようになったのは幕末の頃で、外交問題の重鎮・水戸藩主徳川斉昭公に「いかにも珍味、滋味あり、コクあり、何よりも精がつく」と言わしめ、郷土の偉人である西郷隆盛もこよなく愛したといわれています。

明治に入ると在来の黒豚にイギリスから導入したバークシャーと交配することで本格的な品種改良に取り組み、更に味に磨きがかけられたとのこと。

昭和20年代には鹿児島から東京の芝浦へ出荷が行われ、味と品質の良さが評判となったことから、昭和30年代に東京で黒豚ブームが到来。

鹿児島県産の黒豚は高品質な豚肉の代名詞として広く知られるようになったそうですが、昭和30年代半ばに産子数が多く成長が早い白豚が導入されたことで、黒豚出荷頭数は県全体の1.6%まで減少する事態に。

昭和49年に県で黒豚の振興を決定、黒豚の品種改良など生産者や関係者の努力によって頭数や農家数も徐々に回復し、平成2年には生産者を中心とした「鹿児島県黒豚生産者協議会」が設立。

「かごしま黒豚」という名称は平成11年に商標登録されたそうです。

黒豚のブランドは鹿児島県以外にも埼玉県(彩の国黒豚)、群馬県(とんくろー)、岡山県(おかやま黒豚)、香川県(讃岐黒豚)などで生産されていますが、中でも「かごしま黒豚」は別格の扱いで、食肉市場では牛肉並の値段が付けられるそうです。

鹿児島県畜産試験場では、全国で唯一バークシャー種の「系統豚」の造成を行っているそうで、昭和57年に系統豚「サツマ」、平成3年に「ニューサツマ」、平成13年に「サツマ2001」、平成27年に「クロサツマ2015」が完成し、常に肉質の向上を目的に改良され続けているとのこと。

鹿児島では「しゃぶしゃぶ」、「とんかつ」などの人気料理や、「豚骨」といった郷土料理など、黒豚を使った様々な料理が楽しめます。

黒福多

今回訪れたお店が、鹿児島県鹿児島市の天文館エリアにある、黒豚料理の専門店『黒福多(くろぶた)』。

「霧島酒造株式会社」のサイトにてお店を取材した記事によると、2013年に25周年を迎えたと書いてあったので、オープンは1988年?

看板には「かごしま黒豚一筋」という記載があり、「とんかつ」や「しゃぶしゃぶ」、「溶岩焼き」、西郷隆盛も食べていたといわれる味をアレンジした「黒豚味噌すき」など、かごしま黒豚にこだわった様々な料理が楽しめる人気店とのこと。

私は旅行情報誌「まっぷる」に掲載されていた、炭を混ぜた黒い衣が印象的な『黒かつ』が面白そうで気になり、今回初訪問。

アクセス

場所は天文館通駅から徒歩2分くらいの距離。

駐車場は近隣コインパーキングを利用。

混雑状況

この日は平日の水曜日、お店には12時半頃に訪問。

この時店内奥の状況はわかりませんでしたが、入口付近にあるカウンター席は1席しか空いておらず混んでいました。

メニュー・商品ラインナップ

平日の11時半~14時まではお得なランチメニューがあるようで、ご飯、赤だし、キャベツおかわり無料、コーヒー、オレンジ、ウーロン茶がサービスという「ランチ得得サービス」付き。

今回は『黒かつヒレランチ』を注文!

感想

【黒かつヒレランチ】1300円(税込)

真っ黒な衣は揚がり具合を色では確認出来ず、揚げた時の音も全く違うそうで、上手く揚げられるようになるまで3年もかかったとのこと。

衣はかなり厚めですがサクサクとした軽い食感、焦げた感じや苦味などももちろん無くて、独特の香ばしさがあるような気がします。

お肉は脂が控えめであっさりとしており、とても歯切れの良い柔らかな食感。

卓上には味噌ソース、屋久島の天然塩、自家製とんかつソースが用意されていました。

塩はあっさりしすぎているので、個人的には甘辛でほんのりスパイシーな自家製とんかつソースが特に相性が良かったです。

味噌汁の中には豚肉のミンチのようなものがゴロゴロ入っていました。

サービスのコーヒーもいただき、お腹も満ちて満足!

ご馳走様でした!

公式サイト等

公式サイト

https://satsumakurobuta.gorp.jp

食べログ

黒福多

099-224-8729

鹿児島県鹿児島市千日町3-2 かまつきビル 1F

https://tabelog.com/kagoshima/A4601/A460101/46000042

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この記事を書いた人

日本全国で食べ歩き旅行を楽しんでいます。
特にご当地グルメや郷土料理、名産を活かした料理の提供店を中心に巡っています。
こちらのブログではお店についてや味の感想だけでなく、ご当地グルメや郷土料理の特徴・歴史についての情報も詳しく解説しております。

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