訪問日:2019年3月23日(土)
ほうじゅう ガンバ料理

長崎県島原市にある、名産の「ガンバ」料理や、地魚料理、様々な郷土料理が楽しめるお店『ほうじゅう』。
島原地方では「フグ」の総称を方言で「ガンバ」というそうです。
語源は外国語に由来するものを含めて諸説あるそうですが、美味しさのあまり、命と引き換えに「龕(棺のこと)桶を用意しても食べたい」というのが有力な説だとか。
島原地方では主に「トラフグ」と「ナシフグ」の2種類が食べられており、秋から春にかけてがシーズン。
ガンバ郷土料理の代表格は、サッと湯通しして氷水で身を引き締めた「ガンバの湯引き」と、から煎りしたガンバの肉厚の身を、醤油、酒、みりんに加え梅干しとニンニクで煮込んだ「ガンバのガネ炊き」。
こちらのお店ではてっちりやてっさ、唐揚げなど王道フグ料理もいただけますが、特に『ガンバずし』という料理が有名とのこと。
『ガンバずし』はガンバの湯引きの押し寿司で、酢飯の間にはシソと梅干しを挟んで作る、まさに島原らしいお寿司という印象。
フグ料理はなかなか高級で手を出しにくいですが、こちらのガンバずしはお手頃価格で提供しているのも魅力的です。
アクセス
お店は島鉄本社前駅より徒歩7分、島原駅より徒歩10分ほどの距離。

駐車場もありますが、お店を北に進んだ交差点の右手にあり、少し離れていました。
混雑状況
この日は土曜日、お店へは12時頃の到着。
お昼時ですがお客さんはほとんどおらず、かなり空いていました。
内観はかなり凝っていて、店内を川が流れているのが面白かったです。
メニュー・商品ラインアップ






メニューは島原の郷土料理の他、様々な居酒屋メニュー、定食や丼ものもありました。
オススメというのが、ガンバずしに島原名物である「具雑煮」や「かんざらし」がセットになった定食ですが、この時昼の3軒目なので結構お腹いっぱいでした。笑
今回は「ガンバずし」単品と、他に気になった「いぎりす」という海藻の練りものを注文。
しかし「いぎりす」は売り切れという悲劇、結局ガンバずしだけ単品でいただくことにしました。
感想


【ガンバずし】1100円(税込)
ガンバずしと味噌汁付き。
既に味が付いているので、醤油は付けずにそのまま食べられます。
湯引きされた身はクニュっと少し歯応えのある食感、シソの風味、梅のさっぱりした味わいが特に強め。
フグ感はちょっと弱めに感じましたが、梅が大好きなのでこれはこれで美味しいお寿司です。
シャリはもっちりと押し寿司ならではの重量感があるので、この量でも結構お腹が膨れました。
次回は同じくガンバ郷土料理の代表格である煮付けだという「ガネ炊き」も食べてみたいと思います。
ご馳走様でした!
公式サイト等
食べログ
ほうじゅう
0957-64-2795
長崎県島原市新町2-243
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