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日本一かたいといわれる名物『吉田のうどん』の中でも、群を抜いたかたさに驚き!【白須うどん】(山梨県富士吉田市)

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本サイトでは、実際に訪れた際の感想とともに、お店の基本情報や混雑状況、アクセス・駐車場情報、メニューや商品ラインアップなどを可能な範囲で調査し、記事を執筆しています。

名物・ご当地グルメ・郷土料理を取り上げる記事では、その名物の特徴や歴史を詳しく解説しております。

本記事の内容は、確認時点(訪問日・更新日等)の情報に基づいています。メニュー構成や価格、営業時間、定休日などは変更される場合があります。最新の状況は店舗公式サイトやSNS、または直接の問い合わせでご確認ください。

訪問日:2025年7月7日(月)

目次

吉田のうどんとは

山梨県富士吉田市の名物として知られる「吉田のうどん」。

「吉田うどん」ともいわれますが、どうやら間に「の」を入れた「吉田のうどん」という名称の方が一般的なようです。

お店によって違いはあるものの、スタンダードなものの特徴は以下の通り。

●「日本一かたい」ともいわれる歯応えと力強いコシのある太麺
●醤油と味噌をブレンドしたスープ
●トッピングにはキャベツや馬肉を使用
●味変にゴマ・山椒・唐辛子などを混ぜ合わせて作った「すりだね」と呼ばれる薬味が用意されている

富士山北麓の富士吉田市は標高700~900mの冷涼な気候であること、火山灰土の地質などの要因で、昔から稲の栽培に向かず、代わりに小麦、大麦、蕎麦、雑穀などを栽培し、粉食文化が発展。

江戸時代には富士講が隆盛を極め、北麓地域では吉田宿や河口宿など富士参詣者相手の御師町が成立し、その中で参詣客を相手にうどんが売られ始めるようになったとのこと。

しかし専門の店舗を構えたものではなく、一般の居住用家屋を昼時だけ開放してうどんを供していたそうで、現在もその名残から居住家屋の一階居間を利用した店舗が多いのも特徴。

昭和初期に富士吉田では繊維業が盛んになり、織物の機械を動かす女性が昼食の準備で作業を止めず、絹糸を触る手が荒れないようにと、行商担当の男性たちが食事の支度をするようになったため、調理が簡単なうどんが作られるようになり、腹持ちの良いようにと力強く練ったことから、非常にコシが強く、歯応えのあるうどんが誕生したといわれています。

現在は通年で日常的に食べられるそうですが、元々長い食べ物であるうどんは長寿祈願や末永く幸せでいられるよう、盆や正月、結婚式など祝いの席で食べられる縁起物だったそうで、今でも人が集まるところでは締めにうどんが出されることが多いそうです。

2007年に農林水産省が全国各地から選定した「農山漁村の郷土料理百選」において、山梨の代表的な名物として知られる「ほうとう」と共に「吉田のうどん」も選出。

また山梨県が次世代への継承に取り組んでいく郷土食176品目「やまなしの食」の内、さらに代表的な47品目として絞られた「特選やまなしの食」にも選定されています。

「富士吉田市観光ガイド」というサイトには「吉田のうどんマップ」が掲載されていて、2025年7月に確認した時点で43店舗を掲載。

全店舗制覇すると「吉田のうどんマイスター」という称号が得られ、認定証とステッカーが授与されるそうです。

白須うどん

今回訪れたのは、山梨県富士吉田市の上吉田東にあるお店『白須(しらす)うどん』。

正確な創業年はよくわからなかったのですが、現在のお店は先代が亡くなり2016年に一度閉店した後、三代目が2019年1月21日に復活させてリニューアルオープンしたそうです。

「吉田のうどん」のお店の中でもおすすめとして紹介されているのをよく目にし、2020年には食べログのうどん百名店にも選出されている人気店。

以前から気になっていたお店で、今回初訪問です。

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