訪問日:2020年8月20日(木)
徳島ラーメンとは
徳島ラーメンはその名の通り徳島県のご当地ラーメン。
豚骨スープに薄口醤油や白醤油などで味付けした白系、鶏ガラや野菜などを使って薄口醤油を加えた薄い色のスープを用いる黄系、豚骨スープに濃口醤油やたまり醤油で味付けした茶(黒)系と、スープが大きく3種類に分けられると言われています。
他には麺は縮れが少なく短くて柔らかめ、具にはネギ、メンマ、モヤシなどが多く、チャーシューではなく甘辛く煮た豚のバラ肉、玉子といえば生卵がトッピングされるといった特徴があるそうです。
味付けは甘辛いものが主流で、特に茶系のものはスープの色やバラ肉、生卵といった特徴から「すき焼き風ラーメン」と表現されることもあるようです。
その歴史は戦後の1949年頃に屋台から始まったらしく、徳島で豚骨ラーメンが広がったのは、日本ハムの前身である徳島ハムの工場があったことから、安価な豚骨が大量に供給されたのが理由と言われています。
1998年に「いのたに」が新横浜ラーメン博物館に出店したことで徳島ラーメンが全国に知られるようになったそうですが、「いのたに」が茶系の代表格であったことから、徳島ラーメンといえば主に茶系のイメージが浸透しているとのこと。
ラーメン東大
今回訪れたのは、徳島県徳島市の大道に本店を構える、「徳島ラーメン」を代表する人気店『ラーメン東大』。
こちらも茶系の徳島ラーメンを提供しているお店。
創業者の方は辻調理師専門学校を卒業後、大阪駅周辺にある有名ホテルの中華料理店などで修業をし、その後大手ラーメンチェーン店に就職、独立後1999年4月にラーメン東大を開業。
屋号はラーメン界の頂点を目指すという想いから「東大」と名付けたそうです。
現在店舗は四国・中国・関西・東海地方などに多数展開。
他にも徳島ラーメンが看板メニューで各地に店舗を展開している「麺王」というお店がありますが、こちらはラーメン東大と同じく「株式会社 東大」が運営している別ブランドになるようです。
関西の店舗やイベントなどで何度か食べたことのあるラーメン東大ですが、まだ本店には行ったことがなかったので今回初訪問になります。
アクセス
場所は阿波富田駅より徒歩11分、徳島駅より徒歩15分くらいの距離。
駐車場は店舗横にありました。
混雑状況
この日は平日の木曜日、お店には22時半頃に訪問。
この時店内には先客が3人と空いていました。
メニュー・商品ラインナップ
注文は券売機での食券購入。
この券売機、クレジットカードやPayPayにも対応していてハイテクです。笑
メニューは色々ありますが、主に基本の徳島ラーメンにトッピングと味付けを変えたラインナップ。
訪問日は8月だったので、夏季限定のすだち冷麺というものもありました。
今回は基本の「東大醤油とんこつ」を注文!
感想
【東大醤油とんこつ 中】650円(税込)
濃い茶色のスープに、もやし、ネギ、メンマ、そして甘辛く炊き込んだ柔らかい豚バラスライスがトッピング。
徳島ラーメンは生卵トッピングが多いと上述しましたが、なんとこちらのお店では生卵が無料。
他のお店でも無料のところはありますが、有料のところも多いのでこれは本当に嬉しいサービス。
店内にはこのシステムは東大発祥と書いてありました。
まずは卵無しでそのままいただきます。
とてもコクのある濃厚スープですが、脂っこさは感じないスッキリした口当たり。
見た目ほど塩気も強くなく、ほんのり効いた甘味のバランスが絶妙でめちゃくちゃ美味しいです。
麺は中細くらいのオーソドックスなタイプで、スープとの相性も抜群。
豚バラ肉は旨味もたっぷりで、甘辛い味付けはご飯が欲しくなる美味しさです。
途中からは卵を入れていただきました。
確かにすき焼き風になり、このスープにも肉にも本当に良く合います。
私はそのままスープに入れて全体的にまろやかにする食べ方が好きなのですが、お店のオススメは小皿に割って溶き、麺や具材をつけて食べる方法。
そして最後はスープに卵とライスを入れておじや風にするそうです。
ニンニクを途中で加えるのもオススメのようです。
今回はこれより前に夕飯をすでに食べていたのでお腹がいっぱいでしたが、次回はこの食べ方を試してみたいと思います!
久しぶりに食べましたが、やっぱり美味しいラーメン東大。
徳島ラーメンの中では特に大好きなお店です。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
食べログ
ラーメン東大 大道本店
088-655-3775
徳島県徳島市大道1-36
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