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ヒンナヒンナ!ゴールデンカムイで見た『アイヌ料理』が楽しめる素晴らしいお店!【海空のハル】(北海道札幌市)

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訪問日:2022年7月20日(水)

目次

海空のハル

北海道札幌市中央区のすすきのにある、北海道の地酒と共にアイヌ伝統料理が楽しめるお店『チセのある個室居酒屋 海空のハル』。

オープンは2017年5月18日。

元々は札幌市中央区南3条西4丁目のJ-BOXビル5階にあったそうですが、現在地である南4条西5丁目のF-45ビル地下1階には2020年6月1日に移転オープンしたそうです。

お店のFacebookによると、こちらのお店は「白老アイヌ民族博物館・ルイカプロジェクト」及び「北海道広域道産酒協議会(パ酒ポート)」とコラボし、アイヌ文化と道産酒の情報を北海道民のや国内外の旅行者へ発信すべく、19年間札幌すすきのの地で営業していた旧店舗「札幌海鮮問屋 魚金」が『海空のハル』として生まれ変わったそうです。

店名の「ハル」はアイヌ語で「自然から恵まれた食糧」という意味だそうです。

「チセ」というのはアイヌ民族の伝統的家屋で、店内にはアイヌ民族博物館協力の元で作られた「チセ」を模した特別個室があるとのこと。

アイヌ料理を提供しているお店は検索してみてもそんなに数が多くないので、こちらのお店はとても貴重な存在。

外観・内観・ゴールデンカムイ

ホットペッパーで予約が出来たので、今回は半月くらい前にネット予約をしてから訪問。

この日は平日の水曜日、お店には予約時間の20時45分に訪問。

暖簾に店名が書いておらず、フクロウをモチーフにしたデザインが描かれているだけだったので少し迷いましたが、この隠れ家的な雰囲気が良い感じです。

ちなみに「シマフクロウ」はアイヌの言葉で「コタンコロカムイ=村を守る神」と呼ばれるそうで、夜にじっと村の見張り番をしてくれる守り神とされていたとのこと。

店内の席全てがチセの個室ではないようですが、私は1人にも関わらず今回チセの個室に案内していただき、贅沢すぎました。

私はしていませんが、こちらではアイヌの衣装を着て記念撮影も出来るとホットペッパーに書いてありました。

「もしかしてゴールデンカムイ好きですか?」と店員さんに聞かれましたが、訪問時はまだ読んでおらず。

「ゴールデンカムイ」は明治時代末期の北海道を舞台にした人気漫画、そこには様々なアイヌ料理が登場することから、ゴールデンカムイファンが訪れることが多いようです。

個室の隅にもゴールデンカムイの単行本がズラッと置いてありました。

旅行から帰ってから読み始めましたが、めちゃくちゃ面白いですし、先に読んでから来ると「ヒンナヒンナ」と言いながら、より一層こちらでの食事を楽しめたと思います。笑

「ヒンナ」はアイヌ語で「感謝」や「ありがとう」を表す言葉で、ゴールデンカムイでは食事シーンでよく使われています。

メニュー・商品ラインナップ

「チタタプ」、「オハウ」、「チポロシト」など、初めて見るとなんじゃこりゃみたいな名前の料理がメニューには並びますが、詳しい説明が書いてあるので内容がよくわかります。

感想

今回はネット予約時に『アイヌ創作料理セット』の注文を済ませていたので、ドリンクのみ最初に『ハスカップサワー』550円を注文。

お通しはタラのマヨネーズ和えに、蓮根とホタテのバター醤油みたいな感じで、会計が4050円だったことを考えると、お通しは500円ですかね?

【アイヌ創作料理セット】3500円(ホットペッパーで3000円)
《内訳》
・鹿(ュク)と鴨肉(低温調理済)
・オハウ
・チタタプ
・チポロシト
・鮭の塩焼き
・カムイトノト1杯

「オハウ」は「汁」という意味で、山菜、野菜、鳥獣肉、魚肉などを煮て、脂や塩で味付けした汁物。

こちらのお店では昆布出汁ベースの塩味で、鮭や蝦夷鹿、熊肉など具材は日によって変わるそうで、この日は「鮭」を使用。

とても優しい塩味に魚の旨味がじんわりと広がり、野菜もたっぷりでとてもヘルシー。

アラは骨が多かったので注意ですが、身も結構楽しめました。

鹿はモッチリとした柔らか食感で、クセは皆無のあっさり上質な味わいの赤身肉。

鴨の方は脂がしっかり乗って、こってりジューシーでした。

「チタタプ」はアイヌ語で「チ=我々」、「タタ=刻む」、「プ=もの」という意味で、こちらも魚や肉など食材が日替わり、この日は鮭を使用。

イメージはサーモンのなめろうという感じで、ご飯が欲しくなる美味しさです。

「チポロシト」は「チポロ=イクラ」、「シト=団子や餅」という意味で、「イクラのせ芋餅」という感じの料理。

素朴な芋の味わいが広がるモッチリ食感の餅に、濃厚な旨味が広がるイクラが意外と相性抜群。

鮭の塩焼きはただの塩焼きではなく、燻製にして吊るすアイヌの保存食風に仕上げているそうで、とても香ばしくホロッとした食感で激ウマ。

こちらのチセの個室にも本物の鮭の燻製が吊るされていました。

「カムイトノト」はアイヌ伝統の酒で、「カムイ=神」、「トノト=お酒」の意味。

東北産の「稗(ひえ)」と北海道産米麹で醸造した、ほどよい酸味と甘みのあるお酒で、フワッと麹が香るとろーりクリーミーな味わい。

アルコール分は意外と10%もあり、私は弱いのでこの量でも結構酔いました。笑

お店の雰囲気も最高でしたし、料理も美味しくて素晴らしい思い出になりました!

ご馳走様でした!

ヒンナヒンナ!

公式サイト等

公式サイト

https://umizoranoharu-susukino.owst.jp/?lad_media=lis_google&lec_tm=c-10173847.m-1.a-278356698.d-c.kwd-930478610326.kw-1167123597.aw-.ak-5362655635.as-&gclid=Cj0KCQjwwvilBhCFARIsADvYi7I-2PtiAM-Wl__dnlq_BduN_ADJjemGHlHyk9xQmLCg-hVnnIkrdkAaAmgwEALw_wcB

食べログ

チセのある個室居酒屋 海空のハル

011-231-6868

北海道札幌市中央区南四条西5-8-1 F-45ビル B1F

https://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010103/1065136/

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この記事を書いた人

日本全国で食べ歩き旅行を楽しんでいます。
特にご当地グルメや郷土料理、名産を活かした料理の提供店を中心に巡っています。
こちらのブログではお店についてや味の感想だけでなく、ご当地グルメや郷土料理の特徴・歴史についての情報も詳しく解説しております。

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