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食用竹炭を練りこんだ真っ黒い麺『竹炭黒麺』を使った個性的なうどん!【吉田うどん ふじや】(山梨県富士吉田市)

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訪問日:2023年9月17日(日)

目次

『吉田のうどん』とは

山梨県富士吉田市の名物として知られる『吉田のうどん』。

「吉田うどん」ともいわれますが、どうやら間に「の」を入れた『吉田のうどん』という名称の方が一般的なようです。

お店によって違いはあるものの、スタンダードなものの特徴は以下のとおり。

●「日本一かたい」ともいわれる歯応えと力強いコシのある太麺
●醤油と味噌をブレンドしたスープ
●トッピングにはキャベツや馬肉を使用
●味変にゴマ・山椒・唐辛子などを混ぜ合わせて作った「すりだね」と呼ばれる薬味が用意されている

富士山北麓の富士吉田市は標高700~900mの冷涼な気候であること、火山灰土の地質などの要因で、昔から稲の栽培に向かず、代わりに小麦、大麦、蕎麦、雑穀などを栽培し、粉食文化が発展したそうです。

江戸時代には富士講が隆盛を極め、北麓地域では吉田宿や河口宿など富士参詣者相手の御師町が成立し、その中で参詣客を相手にうどんが売られ始めるようになったそうです。

しかし専門の店舗を構えたものではなく、一般の居住用家屋を昼時だけ開放してうどんを供していたそうで、現在もその名残から看板も暖簾も掲げない居住家屋の一階居間を利用した店舗が多いとか。

昭和初期に富士吉田では繊維業が盛んで、織物の機械を動かす女性が昼食の準備で作業が止まらないように、絹糸を触る手が荒れないようにと、行商担当の男性たちが食事の支度をするようになったそうです。

そのため調理が簡単なうどんが作られるようになり、腹持ちの良いうどんをと力強く練るため、非常にコシが強く、歯応えのあるうどんが誕生したといわれています。

現在は通年で日常的に食べられるそうですが、元々長い食べ物であるうどんは長寿祈願や末永く幸せでいられるよう、盆や正月、結婚式など祝いの席で食べられる縁起物だったそうで、今でも人が集まるところでは締めにうどんが出されることが多いそうです。

2007年に農林水産省が全国各地から選定した「農山漁村の郷土料理百選」において、山梨の代表的な名物として知られる「ほうとう」と共に、『吉田のうどん』も選出。

「富士吉田市観光ガイド」というサイトには「吉田のうどんマップ」が掲載されていて、2024年2月に確認した時点で50店舗を掲載。

全店舗制覇すると「吉田のうどんマイスター」という称号が得られ、認定証とステッカーが授与されるそうです。

吉田うどん ふじや

今回吉田のうどんを食べに訪れたお店が、山梨県富士吉田市松山にあるお店『吉田うどん ふじや』。

オープンは2009年という情報が出てきました。

吉田のうどんの中では比較的新しいお店のようです。

特に有名なのはメディアにも取り上げられたという、食用の竹炭を練りこんだ真っ黒い麺「竹炭黒麺」を使った個性的なうどん。

この「竹炭黒麺」は山梨県立ひばりが丘高校のうどん部が考案したものだそうです。

数多くある人気店の中でも特に気になり、今回初訪問。

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日本全国を巡り、ご当地グルメや郷土料理、名産を活かした料理を中心に食べ歩いています。
こちらのブログではお店の情報や味の感想だけでなく、ご当地グルメや郷土料理の特徴・歴史についても詳しく解説しております。

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