訪問日:2025年12月31日(水)
若松屋

三重県伊勢市河崎に本店を構える、明治38年(1905年)創業の老舗蒲鉾店『若松屋』。
伊勢市河崎町は昔「伊勢の台所」とも呼ばれ、創業当時は伊勢志摩で獲れたばかりの新鮮な魚が船で運ばれ、非常に賑わっていたことから、初代はこの地の利を生かしてかまぼこ屋を開業。
『若松屋』の公式サイトによると、河崎には江戸時代からかまぼこ屋が存在していたといわれており、現在は数が減ったものの、かつては10軒程度が競い合い、「伊勢かまぼこ」の名で知られる地域産業として発展してきた歴史があるとのこと。
古くより「お伊勢参り」で賑わった伊勢には、明治初期まで「御師(おんし)」と呼ばれる下級神官の館が立ち並び、参拝者に案内や宿を提供してもてなす旅館のような役割を担っていたそうで、そこで提供される「御師弁当」にも「伊勢かまぼこ」が一品として入っていたそうです。
『若松屋』では創業以来100余年に渡って、合成保存料を使用せず、上質な魚を新鮮なうちにすり身にして、魚本来の旨味を大切にする伝統製法を受け継ぎ、かまぼこ作りを続けてきたとのこと。
店舗は河崎にある本店の他、「おかげ横丁店」、「下野工場店」、「外宮前店」、「宮川店」と伊勢市内に5店舗を展開。
今回訪れた『おかげ横丁店』はその名の通り、伊勢神宮内宮前の「おかげ横丁」にある店舗で、平成5年にオープン。

「おかげ横丁」には食べ歩きが楽しめるお店がたくさんありますが、こちらのお店でも気軽に食べ歩きスタイルで楽しめる「揚げかまぼこ」を中心に販売しています。
「揚げかまぼこ」は伊勢に本店を構え、全国各地に多数の店舗を展開している「まる天」でも「磯揚げ」という名称で販売されており、伊勢の食べ歩きグルメの定番として親しまれている印象。

『若松屋』の商品の中でも、看板商品として大人気の一品が『伊勢ひりょうず』。
「ひりょうず(飛竜頭)」は関東名で「がんもどき」を指し、豆腐に野菜や海藻などを混ぜて揚げたもので、ふんわりとした柔らかな食感が特徴。
『伊勢ひりょうず』は魚のすり身と豆腐にうずらの卵や野菜など9種類の具を入れて揚げたもので、ずっしりとした重量感と食べ応えがある一品になっているとのこと。
おすすめの食べ歩きグルメとしてメディアなどにも紹介されているので、とても気になり今回初訪問です。
アクセス
場所は駅からは遠く、バス亭「神宮会館前」より徒歩3分の距離。
お店の駐車場は無いので、伊勢神宮内宮周辺の有料駐車場を利用する必要があります。
GW・お盆・年末年始など、内宮周辺は交通規制が行われることがあるため注意です。
混雑状況
この日は大晦日の水曜日、お店には11時半頃に訪問。
この時おかげ横丁は大混雑で、まともに歩くのも困難なレベル。
こちらのお店は10人待ちくらいの待ち列ができていましたが、待ち時間は10分かからず購入できました。
メニュー・商品ラインアップ



メニューは豊富なラインアップですが、今回は目当ての『伊勢ひりょうず』と、大人気と書いてあった『チーズ棒』を購入。
感想

【伊勢ひりょうず】400円(税込)
一般的ながんもどきとは異なる、かまぼこならではのモッチリ食感。
具材には竹の子、椎茸、牛蒡、人参、枝豆、ひじき、わかめ、きくらげ、うずら卵が入っており、本当に具沢山で栄養満点。
ホクッとした枝豆や、シャクッと歯応えがある竹の子、プリッとしたうずら卵など、様々な食感や味わいが楽しめ、味は優しめですがそのまま食べても美味しかったです。

【チーズ棒】400円(税込)
ナチュラルチーズと青海苔入りの揚げかまぼこ。
プリッとモチモチ食感で、かまぼこは青海苔風味が相まって上品な魚の旨みが利いており、中心の方はクリーミーなチーズの味わい。
チーズとの相性も良いのですが、個人的にはこのかまぼこ単体がとても美味しかったので、チーズは無しで良かったかもと思いました。
またおかげ横丁を訪れた際は、違う種類の商品も食べ比べしたいと思います。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
食べログ
若松屋
0596-23-8833
三重県伊勢市宇治中之切町52 おかげ横丁

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