訪問日:2026年1月23日(金)
かしみん焼き

大阪府岸和田市のご当地グルメとして知られている「かしみん焼き」。
お好み焼きのルーツの一つとされるものに、大正時代頃から全国的に広まっていった「洋食焼き」や「一銭洋食」と呼ばれる粉もの料理がありますが、こちらは水で溶いた小麦粉に刻みネギなどの具材乗せて焼き、ウスターソースを塗った「重ね焼き」スタイル。
現在「関西風お好み焼き」と呼ばれるものは、一般的に生地に具材を混ぜて焼く「混ぜ焼き」スタイルが定着していますが、「かしみん焼き」は「洋食焼き」と同じく「重ね焼き」スタイルで作られる粉もの料理。
「かしみん焼き」という名前は、具材に「かしわ(親鶏・ひね鶏)」と「牛脂のミンチ」を入れることが由来で、パリッとした生地とコリコリとした親鶏の食感が特徴。
元祖は「大和」というお店というのが通説ですが、仕入れ先の鶏肉店「鳥美」という説や、今は無い「藤原」という説もネットで検索すると出てきました。
「重ね焼き」スタイルで全国的に有名な粉もの料理は「広島風お好み焼き」ですが、「混ぜ焼きお好み焼き」がメジャーな関西においても、「かしみん焼き」と同様に「重ね焼き」スタイルの粉もの料理は点在しており、京都の「ベタ焼き」や「まんぼ焼き」、大阪の「ねぎ焼き」や「キャベツ焼き」、兵庫県高砂市の「にくてん」などがあります。
元祖かしみん焼き くろまつ

今回訪れたお店は、大阪府貝塚市にある『元祖かしみん焼き くろまつ』。
オープンは2023年3月19日。

こちらは元祖のお店である「大和」の味を受け継いでいるとのこと。
お店の公式Instagramに店長の祖母が「かしみん焼き」を考案したという説明があったため、お孫さんが営業しているお店のようです。
「秘密のケンミンSHOW極」にも紹介されたお店で、以前から気になっており、今回初訪問です。
アクセス
場所は貝塚駅から徒歩12分の距離。

駐車場は店舗横と、50m離れた場所にも第2駐車場があるようです。
混雑状況
この日は平日の金曜日、お店には17時10分頃に訪問。
この時先客は無しで私たちのみでしたが、3卓あるテーブル席は2卓が予約済みでした。
メニュー・商品ラインアップ






目当ての「かしみん焼き」はオーソドックスなものから創作系までバリエーション豊富。
今回はシンプルな「元祖かしみん焼き(ソース)」と、豪華な「創作スペシャル焼き」、店長おすすめの「たまから焼き」も注文。
感想

【ジンジャーエール】330円(税込)
ドリンクは粉もんと相性抜群の炭酸で!

【元祖かしみん焼き(ソース)】660円(税込)
焼いている様子は見えませんでしたが、お店のInstagramに焼いている様子の動画がアップされていました。
水で溶いた小麦粉の生地を土台に、キャベツ、ネギ、紅生姜、かしわ、牛脂ミンチをトッピングし、さらに上から生地をかけてひっくり返し、火が通ったらまたひっくり返してソースを塗り、仕上げにかつお粉をかけて牛脂ミンチをトッピング。
写真ではとろけていてわかりにくいですが、表面にうっすら残った白い粒は牛脂ミンチのようです。
生地はパリッとした食感で、特に端の方は香ばしさとパリパリ感が強め。
濃厚なソースの味わいに、野菜の甘みと、コリコリ食感で旨み濃厚なひね鶏、牛脂のコクが相まって、シンプルながらとても奥深い味わい。
めちゃくちゃ美味しかったですし、ペタッと薄めですが結構大判で食べ応えもありました。

【創作スペシャル焼き】1200円(税込)
基本のかしみん焼きをベースに、卵黄、ネギ、明太子、もち、チーズをトッピングした感じ。
パリッとモチモチ食感で、こちらはソースではなく明太子とチーズの濃厚な味わいがベース。
ひね鶏のコリコリ食感は明太子と合わさると不思議とイカっぽさを感じ、小麦粉生地の香ばしさとチーズの組み合わせが少し和風ピザっぽい味わい。
おもちが入っていてボリューム満点、こちらも大満足の美味しさです!

【たまから焼き】418円(税込)
洋食焼きの生地に卵を混ぜてネギ、紅生姜を入れて焼いた岸和田の玉子焼きで、「たまから焼き」、「玉から」、「玉子から焼き」など、様々なお店で提供されているようです。
半熟トロトロではなく全体に火が通ったふんわり食感、素朴な見た目とは裏腹に、紅生姜と魚粉の味わいがしっかり利いていて、とても美味しかったです。
今回はかしみん焼きをメインに注文しましたが、焼きそばやお好み焼きメニューも充実しており、特にお好み焼きは島田紳助さん直伝の秘密レシピと書いてあったのでとても気になります。
ご馳走様でした!
公式サイト等
https://www.instagram.com/kuromatsu2023
食べログ
元祖かしみん焼き くろまつ
090-1710-9602
大阪府貝塚市堀3-14-17

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