訪問日:2021年3月26日(金)
鱒寿司とは
富山県を代表する郷土料理として全国的に知られ、お土産や駅弁などで人気の名物「鱒寿司」。
鱒寿司は鱒(サクラマスなど)を用いて、発酵させずに酢で味付けした押し寿司(早ずし)の一種。
木製の曲物(わっぱ)の容器に笹を敷き詰め、塩漬け後に味付けした鱒の切り身と酢飯を詰めて笹で包み込み、重しをして作られます。
通常は曲物の上下に青竹を当ててゴムなどで締めた状態で流通していて、曲物の中に笹で包まれた状態のものが1つのもの(一段重ね)と、2つ重なっているもの(二段重ね)の2種類があるのが一般的。
サイズは基本大きいですが、1人でも気軽に食べられるミニサイズのものや、棒状になったもの、プラスチック製の容器に入ったものなど、現在では様々な形態の商品が販売されています。
その歴史は古く、平安初期の宮中諸式を書いた「延喜式」に、越中から「鮭鮨」を朝廷に献上した記録が残っているそうです。
ただこの時は現在のような早ずしではなく、米飯を発酵させたなれずしだったと考えられています。
江戸時代の享保2年(1717年)には、当時料理に長けていた富山藩士・吉村新八が第3代藩主前田利興に鮎寿司を作り、それを気に入った前田利興が更に将軍徳川吉宗に献上し、「なかなかの絶品」と称賛を受けたことから、以後富山藩からの献上品になったそうです。
その後鮎の代わりに春になると神通川へやってくるサクラマスを使うようになり、一般的にはこれが現在の「鱒寿司」の原型になったといわれています。
全国的に知れ渡るきっかけになったのは大正時代に駅弁として売り出されたことで、各地に鉄道が普及すると共にその美味しさが各地に広まっていったそうです。
元来鱒寿司に使われる鱒は神通川に遡上してきたサクラマスを使用していたそうですが、現在では数が少なくなったこと、ニーズが増えたことなどの理由から、主に外国産や北海道産の鱒類が中心に使われているとのこと。
富山県内に40軒ほど、特に富山市内を中心に20軒以上もの鱒寿司の店舗・業者があるらしく、確かに富山市内を色々回っていると、鱒寿司専門店を何度も目にするので驚きます。
各店で味付けや鱒の質感、酢飯の食感などがそれぞれ異なるので、富山県民の方は各家庭で贔屓にしている味があるそうです。
私も富山を訪れた際はいつもお土産に鱒寿司を購入し、食べ比べをするのが定番の楽しみの一つ。
魚づ鱒寿し店

今回訪れたお店は、富山県魚津市にある手造り鱒寿司のお店『魚づ鱒寿し店』。
お店について調べてみると、「富山県鮭鱒漁業協同組合(ケイソン冷蔵)」の公式サイトが出てきたので、こちらの組合が運営していると思われます。
平成27年6月にます寿し製造販売開始と沿革に書いてあったので、お店のオープンもこの時ですかね?
以前一度購入したことがあるのですが、今まで食べてきた鱒寿司の中でも特に美味しかったお気に入りのお店。
また魚津に行く機会があったので、お土産に買っていくことにしました。
アクセス
混雑状況
この日は平日の金曜日、お店には14時頃に訪問。
前回も当日に予約無しで買えたので、今回も予約無しで行ってみましたが、まだ売り切れておらず無事購入できました。
もちろん売り切れていることもあるので、確実に買いたい場合は予約しておいた方が良いようです。
予約方法や営業日は公式サイトに掲載されています。
メニュー・商品ラインアップ
商品は『一段(内容量約410g)』1500 円(税込)、『二段重(内容量約820g)』2900 円(税込)がありました。
前回訪問時は一人でも食べやすい一段のハーフサイズを購入しましたが、この日は置いてなかったので、今回は『一段』を購入。
感想

消費期限は購入日の2日後、今回は購入日翌日の朝食にいただきました。


サイズは直径17~18cmくらい。
ます寿司は基本プラスチックのナイフが入っているので、それを使って切り分けることが出来ます。
食べ方を調べると、笹の葉を開いてから切る方法、笹の葉に包まれた状態から切る方法の両方が出てきましたが、私は包まれている状態で切る方が取りやすくて好きです。

笹の葉を剥いてみると、鱒の身は結構厚みがある柔らかなレアタイプで綺麗なオレンジ色。
しっとりもっちりした食感に、程よい脂と熟成された旨みがあり、全体に塩気がバランス良く利いていて、醤油などはいらずそのままでとても美味しくいただけます。
写真ではわかりにくいですが、身の厚みは場所によって若干差があり、酢飯と1:1になるくらい分厚いところもあって、とても満足感がありました。
今回2回目でしたが、改めて美味しいなとさらに好きになったお店。また魚津を訪れた際はお土産に買って帰りたいと思います。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
食べログ
魚づ鱒寿し店
0765-24-3761
富山県魚津市駅前新町701

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