訪問日:2026年2月21日(土)
文旦

高知県が生産量日本一であり9割以上のシェアを誇る、黄色の果皮に大きな果実が特徴の柑橘類「文旦」。
「文旦」の原産地は東南アジアや中国方面といわれていますが、日本には江戸時代の1688年(元禄元年)から1780年(安永9年)の間に伝来したといわれています。
一説では中国の商船が難破し、鹿児島県・阿久根に漂着した際、地元の人に助けられた船長の謝文旦から朱楽(しゅらく)と白楽(はくらく)の2種の柑橘が贈られ、その後それらの品種改良が進み開発されたものが「文旦(ぶんたん)」(阿久根市では「ぼんたん」)と名付けられたとのこと。
高知県では昭和4年(1929年)に鹿児島県で「法元文旦」と呼ばれていた品種を、高知県農事試験場園芸部長の渡辺恒男氏が導入したことが始まりといわれています。
その後昭和16年には土佐市甲原地区の農家の小夏約100本へ高接ぎして栽培の基礎がつくられ、県内各地に導入されていき栽培面積が増加、現在の主な産地は土佐市、宿毛市、香南市、須崎市など。
露地栽培とハウス栽培の「土佐文旦」と、ハウス栽培で糖度が高く上品な甘さの「水晶文旦」があり、10月~12月頃にハウス栽培、1月~4月頃に露地栽培のものが出荷されるそうです。
マンジェ・ササ

今回訪れたお店は、高知県高知市高埇に本店を構える洋菓子店『マンジェ・ササ』。
こちらは地元高知の特産品を使ったお菓子にこだわったお店で、もちろん文旦を使ったスイーツも人気。
オーナーシェフの笹垣朋幸氏はRKC調理師学校に通い、高知県内のホテルでパティシェとして勤務した後に独立、1998年に季節のケーキ「フリュイティエ ササ」薊野店をオープンしたことが始まりとのこと。
独立後には続々と店舗を展開、山形の「アル・ケッチァーノ」などを経営する奥田政行氏に師事し、東京の自由が丘やKITTEにも出店していたそうです。
現在では地元に特化した営業をされていて、店舗は『マンジェ・ササ たかそね本店』と「マンジェ・ササ 六泉寺店」の2店舗があるとのこと。
他の系列店一覧は調べてみてもよくわからなかったのですが、『マンジェ・ササ たかそね本店』の近くにあるとんかつ専門店「紅豚 ぽるころっそ」も笹垣朋幸氏が手掛けるお店だそうです。
文旦のシーズンになると、果実は色々な場所で販売されていますし、お土産用に加工された商品などは充実しているものの、意外と生の文旦を使ったスイーツ類はそこまで多くない印象。
こちらのお店では文旦を使ったケーキも楽しめるので、以前から行ってみたかったお店です。
アクセス
場所は高知駅から徒歩19分くらいの距離。
駐車場は店舗前や店舗向かいにありました。
混雑状況
この日は土曜日、お店には14時過ぎに訪問。
この時カフェの方は結構席が埋まっている印象でしたが、ケーキのテイクアウトは先客無しで待ち時間はかからず購入できました。
メニュー・商品ラインアップ




店内の商品写真はショーケースのみで、他にも焼菓子類など様々なお菓子が並んでおり、季節のおすすめのケーキはInstagramや公式サイトなどでも情報発信されています。
2月は文旦を使った「土佐文旦グラタン」、「土佐文旦タルト」、「土佐の雫-ショコラ-」、チョコレート系のスイーツがおすすめとのこと。
また店員さんの話によると、この日のおすすめは「溺れる苺のミルクレープ」でした。
ケーキは価格も様々ですが、基本的に大きめでボリュームがあり、1個当たりの単価は一般的なプチガトーよりも高めの印象。
何個も食べるのはお腹的にも厳しそうだったので、今回は目当ての文旦系の中から「土佐文旦タルト」を1個のみ購入。
感想

【土佐文旦タルト】1026円(税込)
山盛りたっぷりの文旦果肉に、中はカスタードクリーム、文旦ジャム、タルト生地といった感じの構成。
文旦の果肉はシャキシャキとしたかための食感ですが、噛むと果汁が弾け、程良い酸味と苦味、さっぱりとした甘さが相まった爽やかな味わい。
カスタードクリームはバニラが香りまろやかで上品な甘さ、文旦ジャムは濃密でほろ苦い後味、タルト生地はサックリとした食感でバター香る芳醇な味わい。
果肉が山盛りで少し食べにくいかと思ったのですが、文旦の果肉はオレンジやみかんのようにジュクジュクせずサクッと切りやすいですし、タルト生地もフォークで簡単に切れるので、全体を絡めやすく、タルトとしての一体感とハーモニーが最高でした。
このタルトはまた必ずリピートしたいですし、今回食べていない「土佐文旦グラタン」も気になるので、再訪必至です。
ご馳走様でした!
公式サイト等
https://www.instagram.com/mangersasa
食べログ
マンジェ・ササ 高そね本店
088-861-8020
高知県高知市高埇20-5

コメント