訪問日:2019年7月14日(日)
うなぎのせいろ蒸し発祥の店 本吉屋

古くから天然うなぎの名産地として有名な、福岡県柳川市生まれの郷土料理『うなぎのせいろ蒸し』。

その発祥のお店と言われているのが、天和元年(1681年)創業の『本吉屋(もとよしや)』。
うなぎのせいろ蒸しは、こちらのお店の初代が考案したそうです。
タレをまぶしたご飯を蒸し、焼き上げたばかりのうなぎの蒲焼きを乗せ、うなぎと味の合性が良く色添えにもなる錦糸卵をあしらい、もう一度蒸したもの。
せいろで蒸すことで、うなぎはふっくらと仕上がり、旨みがご飯にも染みこみます。
いかに旨みを逃さず美味しく作るかを考え、生まれた食べ方だそうです。
うなぎといえばうな丼やうな重で食べることが多いですが、柳川市のうなぎ屋ではせいろ蒸しが定番。
全国的にメジャーな食べ方ではなく、柳川市以外にもあるものの、提供しているお店は限られています。
せっかく本場を訪れたからには、元祖のお店で食べておきたいと思い、本吉屋の本店へ行ってみることにしました。
ちなみに本吉屋はホームページによると、柳川市にある本店の他、沖端店、岩田屋店、大川店があるそうです。
アクセス
本店は西鉄柳川駅、矢加部駅それぞれから徒歩10分ちょいの距離。
駐車場は店舗前と店舗横にありました。
混雑状況
この日は日曜日、お店には10時40分頃の訪問。
夏のうなぎ屋は特に混むイメージなので、開店前に着きたかったものの、開店時間を少し過ぎての到着。
この時はまだ待ち列はなく、すんなりと入れました。
しかしその後続々とお客さんが訪れ、あっという間に満席になったらしく、外待ちができ始めました。
私が退店する12時前には50人くらいの行列になっていて驚きました。
メニュー・商品ラインアップ


メニューはせいろ蒸しがメインで、蒲焼き定食やうな丼などもありました。
私の大好きなう巻きや肝焼きといったサイドメニューはなく、白焼きを使った一品が多かったです。
ちなみにうなぎは宮崎産や鹿児島産の養殖うなぎを使っているそうです。
感想
今回は『せいろ蒸し定食 4752円(税込)』を注文!
内訳はうなぎのせいろ蒸しに、肝吸い、香の物、酢の物。
驚いたのが、注文から酢の物が届くまでに30分。
うなぎのせいろ蒸しが届くまでさらに20分かかったこと。
混んでいたからなのか、調理にそれくらいかかるものなのかはわかりません。
ただ、別のお店でせいろ蒸しを食べた時は10分ちょいであっさり出てきたので、今回は待ち時間が長いとは感じました。

酢の物にはうなぎの白焼きが入っていて、焼き目はパリパリというよりサックサクの食感。
ブワッと香ばしい風味が広がり、身はほろっと崩れます。
噛むたびに脂と旨みが広がり、さっぱりとした酢が絶妙の塩梅。
これめちゃくちゃ美味しかったです。

うなぎのせいろ蒸しは熱々のホッカホカ。
そんなにボリュームはなく、身も上に乗った4切れのみ。
タレは初代の秘伝を継承し、創業時から継ぎ足しで作っているそうです。
ご飯にもうなぎにもたっぷりかかっていますが、色味ほど味の濃さはなく、程よい甘さでコクのある優しい味わい。
身はふっくらとしていますが、そんなにふわふわではなく、ムチッとした弾力のある食感。
タレでなく、身そのものの味わいが濃い印象。
表面は少し苦味があるくらいこんがりと焼き目がついていますが、この苦味で味に深みが出ます。
何より驚いたのがご飯の美味しさ。
食感はふんわりと柔らか、うなぎの香ばしい風味や旨みがたっぷり染み込んでいました。
そして最後まで熱々で美味しくいただけました。
ただこれは真夏に食べるよりも、もう少し涼しい時期に恋しくなりそうです。笑
私が住む大阪ではあまり食べる機会がないので、福岡に来た際は定番にしたいグルメです。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
食べログ
元祖本吉屋
0944-72-6155
福岡県柳川市旭町69

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