訪問日:2018年8月17日(金)
民芸喫茶ポロンノ

北海道釧路市の阿寒湖温泉街にある、36戸・約120人のアイヌの人々が暮らす集落「アイヌコタン」。
コタンは集落という意味だそうです。
アイヌコタンには、ユネスコ無形文化遺産にも指定された伝統ある「アイヌ古式舞踊」が見られるシアターや、アイヌの方々の生活や文化が学べる生活記念館、そして民芸品店や飲食店が立ち並びます。
北海道に行ったら一度食べてみたかったのがアイヌ料理。
アイヌの方々は北海道の先住民なので、アイヌ料理はまさに北海道の歴史ある郷土料理そのもの。
今回訪れたのがアイヌコタン内にあるお店『民芸喫茶ポロンノ』。
伝統的なアイヌ料理や、創作料理が楽しめるお店。
40年以上営業しているお店らしく、元は木彫り熊などのお土産店としてオープンしたそうです。
その後喫茶コーナーで提供していたメニューが話題となり、飲食メインのお店へ方向転換したとか。
アクセス
今回は車での訪問ですが、駐車場はアイヌコタン広場駐車場か、アイヌシアター「イコロ」前に駐車可能とのこと。
混雑状況
この日は平日金曜日、お店には17時半頃に到着。
基本は昼から夜まで通し営業のお店のようですが、15〜18時は仕込みのために休む場合があるらしく、この日は休みでした。
この日夜営業が始まったのは18時半頃。
私の他に6人くらいが開店待ちをしていました。
開店後もお客さんはちらほら増えるものの、私がいる間は満席にはなりませんでした。
メニュー・商品ラインアップ









メニューはアイヌ語読みのカタカナが並び、何が何だかわかりませんが、ちゃんと詳しい説明が書いてあり、どういう料理かとてもわかりやすいです。
特にお店のおすすめというのが、アイヌ料理の定番オハウや、鹿肉のユック丼、メフンを使ったパスタ、名物料理のポッチェイモを使ったポッチェピザ、伝統的アイヌ料理の一品ラタスケプ、そしてデザートにはクリームだんみつ。
まず食べてみたかったのがオハウとポッチェイモ。
特にオハウは定食セットもあり、こちらは人気NO.1メニューだそうです。
オハウは鹿(ユク)と鮭(チェプ)があり、鹿の方で注文。
そして食べてみたかったポッチェイモ、さらに鹿肉の刺身も単品で注文!
感想

【ユクセット】1000円(税込)
定食内訳は、オハウ、アマム、メフン。
オハウは昆布と塩だけのシンプルな汁に季節の山菜やキノコなどを入れ、素材の旨味を存分に引き出した具沢山のお吸い物のような料理。
なんだか独特な風味の芋と、人参、セロリ、わかめ、山菜類が入っていました。
鹿肉はシチューなどに入る牛ブロック肉のような感じで、柔らかく美味しいです。
じんわり旨味が染み渡る、優しい味わいの汁料理でした。
アマムは豆、いなきび、キトピロ(行者ニンニク)を使った炊き込みご飯。
メフンは鮭一本から一筋しか取れない、貴重な血合いの塩辛。
メフンはアマムとよく合うそうです。
アマムは豆の香り高い風味、きびのモチモチ食感、ほんのり甘みが広がる素朴な炊き込みご飯。
メフンはぷるっとネチャッとしており、鮭の風味を凝縮したようなツンとした香り、濃厚な味でしょっぱめ、確かにご飯が進みまくりです。

【ポッチェイモ】450円(税込)
冬の間雪の下で眠っていたジャガイモを、春の暖かさと共に自然発酵させて作ったもの。
発酵したジャガイモの皮を剥いてつぶし、水を張った桶等で何度も洗い、澱粉質が沈殿するのでこれを漉して乾燥させ保存。
食べるときは水で戻して成形し、焼いて食べるそうです。
バターを乗せて、お好みで塩をかけていただきます。
表面はカリッと中はモッチモチで、硬めの餅のような弾力というか、風味や食感はよく知るジャガイモとは全く別もの。
最初は不思議な食べ物に感じましたが、だんだん慣れてくるとこの独特の味わいがクセになります。

【ユク ルイベ(蝦夷鹿刺)】1000円(税込)
ルイベは凍った刺身、醤油と薬味には山わさび。
少し馬刺しのようなタイプの赤身肉で、シャリシャリ食感もなんだか楽しいですね。
まるで異国の料理に感じるくらい、独特で馴染みの無かったアイヌ料理。
実際食べると美味しかったですし、面白くてとても勉強になりました。
北海道でアイヌ料理店を探してもそんなにはいっぱい出てこないので、こういうお店は本当に貴重です。
他にも色々なアイヌ料理を食べてみたいです。
ご馳走様でした!
公式サイト等
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食べログ
民芸喫茶 ポロンノ
0154-67-2159
北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉4-7-8

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