訪問日:2023年5月20日(土)
イチビキ
愛知県名古屋市中村区の納屋橋近くにある、行列が出来る人気うなぎ店『イチビキ』。
店名の由来は、愛知県で安永元年(1772年)に味噌・たまりしょうゆの醸造を始めた食品メーカー「イチビキ株式会社」。
『イチビキ』の先代女将は10代の頃にイチビキ株式会社の創業家(中村家)に奉公に出ていたそうで、中村家からの信頼が厚く、結婚後の昭和14年(1939年)にイチビキ株式会社の承諾を得て、納屋橋にて「割烹イチビキ」と名付けた料理店を始めたとのこと。
秘伝の継ぎ足しタレは、創業以来イチビキ株式会社のたまりしょうゆ・しょうゆを使用しているそうです。
食べログのうなぎ百名店には2018年、2019年、2022年と3回選出されていて、「ミシュランガイド愛知・岐阜・三重 特別版 2019」ではミシュランプレートを獲得。
以前から行ってみたかったお店ですが、夜は完全予約制、昼は整理券制で売り切れ必至という人気なので、時間に余裕がある日を狙って今回初訪問。
アクセス
場所は地下鉄桜通線「国際センター駅」から徒歩8分、地下鉄鶴舞線「伏見駅」から徒歩8分くらいの距離。
駐車場は近隣コインパーキングを利用。
混雑状況
この日は土曜日、お店には8時50分頃に訪問。
営業時間は11時半からですが、整理券が9時半から配布されるそうなので少し早めにいったものの、この時点で12人待ち。
代表待ちもあるので実際の人数はもっと多く、この日は9時15分から配布しましたが、私の貰った整理券は12時50分からの案内で21番と書いてありました。
整理券が配布された9時15分時点で、私の後ろにも10人以上の待ち列が出来ていました。
時間通りの9時半に行ったら、もしかすると食べられなかった可能性がありますね。
色々回って時間を潰し、12時45分くらいにお店に戻ってきたら、当然ながら店頭には本日のうなぎ品切れの案内。
店内に入ると待ち時間無く席に案内してもらえました。
メニュー・商品ラインナップ
メニューはうな丼、うな重、名古屋名物のひつまぶしと思われる「うなぎまぶし」もあり、うなぎの量などに応じて値段は様々。
食べログの店舗ページによると、オススメというのはその日仕入れたうなぎのサイズによって変動するものの、うなぎが1匹半~2匹分のっているという「特上丼」だそうです。
「うなぎまぶし」も人気のようで、今回はせっかく名古屋に来たのでひつまぶしスタイルの『うなぎまぶし並』を注文!
感想
【うなぎまぶし並】4200円(税込)
こちらのうなぎは蒸しを入れず、じっくりと香ばしく炭火で焼き上げた地焼きスタイルとのこと。
うなぎはご飯を覆い尽くすどころか重なっていて、もりもりとボリューム満点。
混ぜてお茶碗に移し、まずはそのまま、次に薬味あり、そして薬味と共に出汁をかけてお茶漬けでいただきます。
うなぎは肉厚で全体はムッチリと柔らかく、焼き目は香ばしいパリサク食感、タレは結構甘めでまろやかな味わい。
焼きやタレの香ばしさだけでなく、うなぎそのものの風味も強め、脂も乗りまくりでかなりコッテリ。
うなぎの味のパンチが凄まじく重ためのタイプですが、これがたまらない美味しさです。
薬味には別皿にネギとワサビが添えられ、うなぎの下にも刻み海苔が入っていました。
私はうなぎの食べ方でひつまぶしが一番好きなのですが、その理由が薬味とうなぎの相性の良さ。
しかしこちらのお店に関しては、この蒲焼きがあまりにも好みにドンピシャすぎて薬味は不要に感じました。
今までひつまぶしを食べてきた中で、これは初めての経験です。
もちろん薬味ありもお茶漬けも美味しく楽しめましたが、最後はそのまま食べる分を多めに残し、シンプルにうなぎとご飯の組み合わせを堪能。
ご飯の量も多めに感じましたが、それに対してうなぎの比率も高く、これは本当に「並」なのか?と驚きです。
肝吸いの肝も大きくてプリンとコッテリしていました。
次回は特上丼を注文し、今回以上に絶品のうなぎをたらふく食べたいですね。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
食べログ
イチビキ
050-5597-3908
愛知県名古屋市中村区名駅南1-3-16
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