訪問日:2020年2月9日(日)
角煮まんじゅう

長崎の食べ歩きにピッタリなご当地グルメである「角煮まんじゅう」。
その名の通り、豚の角煮をふわっとした生地で挟み込んだもので、昭和40年に創業した「岩崎本舗」というお店が元祖といわれています。
豚の角煮は今では家庭でも食べられるお馴染みの料理ですが、元々は中国の「東坡肉(とんぽーろ)」という料理が原型といわれています。
長崎の食文化は元々魚やサツマイモなどの地場で採れた食材を食べる素朴なものだったそうですが、古くから中国や朝鮮半島との交易はあったものの、1571年にポルトガル船との貿易のために長崎港が開港されてからは、様々な食材・料理が入ってくるようになり、南蛮文化の中心として急速に発展。
鎖国後にも長崎だけは国際貿易都市としてオランダ、中国との貿易が行われていたため、オランダからは様々な西洋料理が伝わり、長崎には和洋中が合わさった煌びやかな「和華蘭(わからん)グルメ」の文化が開花したといわれています。
その「和華蘭グルメ」代表格が、和洋中の要素が合わさった独特のコース料理である、長崎市発祥の「卓袱料理(しっぽくりょうり)」。
「卓袱料理」は大皿に盛られた料理を、日本料理で用いられている膳ではなく円卓を囲んで味わう、中国料理や西欧料理が日本化した宴会料理の一種。
中国から伝わった「東坡肉」は「東坡煮(とうばに)」という名前で和風にアレンジされ、卓袱料理のコースの中の代表的な料理の一つになっています。
「岩崎本舗」ではこの「東坡煮」をもっと手軽に、もっと美味しくと願って「角煮まんじゅう」を考案し、販売を開始したそうです。
岩崎本舗

今回訪れたお店は、上述の通り「角煮まんじゅう」の元祖といわれている『岩崎本舗』。
昭和40年4月にぎょうざの卸売りなどを行う「岩崎食品」として創業。
『岩崎本舗』の「角煮まんじゅう」はテレビや雑誌など数多くのメディアに取り上げられ、九州物産展などでも頻繁に出店しています。
以前も食べたことがありますが、ふわっと柔らかい生地にとろける角煮の味わいが絶品で、長崎旅行中や物産展などで見かけるとつい買ってしまいます。
店舗は長崎県内を中心に、大丸福岡天神店、博多駅、福岡空港などにも店舗を展開。
オンラインショップでの購入も可能です。
今回訪れたのは平成18年4月にオープンした西浜町店です。
アクセス
場所は新地中華街電停より徒歩2分くらいの距離で、新地橋広場のすぐ近くにあります。
駐車場は近隣コインパーキングになります。
混雑状況
この日は日曜日、お店には17時前に訪問。
並んでいるほどではないですがお客さんは多く、店前で沢山の人が角煮まんじゅうを食べています。
メニュー・商品ラインアップ


店内には持ち帰りやお土産用の商品と、出来立てが食べられるホットメニューがあります。
角煮まんじゅうにはいくつか種類があるのですが、この時特に気になったのが「チョコ角煮まんじゅう」。
これ初めて見たので驚きましたが、どうやらバレンタイン期間限定の商品のようです。
普通のやつを食べる方が無難かなと思ったのですが、今まで同じやつばかり食べていたので、ここは少し冒険してみることにしました。
感想

【チョコ角煮まんじゅう】513円(税込)
カカオとチョコチップを練り込んだ茶色い生地に、茶色い角煮が挟まれた、真っ茶色の角煮まんじゅう。笑
豚肉にはチリのアンデス高原豚のバラ肉を使用。
餌・水などが良い環境であること、衛生面や安全性に優れていること、岩崎本舗専用の豚バラ肉を生産してくれるという、理想の条件を全て満たすものだそうです。
味付けには化学調味料不使用で、時間をかけて出汁の旨味を染み込ませて作っているとのこと。
3日間かけて豚肉の脂を丁寧に抜き、その際に出た脂は自家製ラードとして角煮まんじゅうの生地に使用。
生地をこねるときにラードを使用することで保湿性があがるため、皮がふっくらと仕上がるそうです。
生地はふんわり広がるチョコの香りに、チョコチップが入っているところはめちゃ甘。
完全にスイーツ系の味わいで面白いです。笑
こだわりの角煮は程よい脂の乗りで、とろける食感と共に濃厚な旨味が広がり絶品。
意外にも生地で角煮の美味しさが損なわれるわけではなく、独特の味わいがクセになり、これはこれで美味しいです。
ただチョコは値段も少し上がるので、総合的には普通の角煮まんじゅうの方が好みではあります。笑
岩崎本舗ではまだ角煮まんじゅうしか食べたことありませんが、他にも肉まんやバーガー類、餃子など、様々な商品が販売されているので、一度別のものも買ってみたいと思います。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
食べログ
岩崎本舗 西浜町店
095-818-7075
長崎県長崎市銅座町3-17

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