訪問日:2023年1月29日(日)
A&W
日本では沖縄県で店舗展開をしている、「エンダー」の愛称で知られるハンバーガーが主力商品のファストフードチェーン『A&W(エイアンドダブリュ)』。
A&Wは1919年6月20日にアメリカのカリフォルニア州にて創業。
薬局の店員だったロイ・アレン氏が、病気の友人のお見舞いとしていくつもの薬草の樹脂や根のエッセンスを調合したヘルシードリンク(ルートビア)を作り、それが好評だったことから街角のジューススタンドで売られるようになったのがA&Wのはじまりとのこと。
従業員だったフランク・ライト氏をビジネスパートナーに迎え、創業者のロイ・アレン氏とお互いの名字の頭文字をとり、1922年に「A&W ROOT BEER」と名付けて会社を設立。
アレン氏は「A&Wドライブイン」などを開店する権利をビジネス化し、現在ではアメリカをはじめ、沖縄、インドネシア、タイ、マレーシアなどで展開されているそうで、沖縄に誕生したのは1963年11月1日。
その時代の米国A&W社はグアム、マレーシア、フィリピンで店舗を開設していたそうで、フィリピンから北上して沖縄にやってきたアダムス氏とバーンズ氏という2人の米国人が嘉手納近くに屋宜原店を開設。
当時基地内にファストフード店はなく、1960年代の沖縄におけるアメリカ人社会は既にマイカーブームとなっていたことから、ドライブインレストランとしてスタートした屋宜原店は圧倒的な支持を得て大盛況になったとのこと。
この屋宜原店の建築を請け負ったのが、現エイアンドダブリュ沖縄株式会社会長の平良幸雄氏で、実績を認められた平良氏は2号店の牧港店開店を機に、1968年にアダムス氏&バーンズ氏とエイアンドダブリュ牧港合資会社を設立し共同経営社に。
その後アダムス氏&バーンズ氏が帰国するにあたって平良氏が経営権を継承。
1973年12月25日に現在のエイアンドダブリュ沖縄株式会社を設立、A&W米国本社と正式にフランチャイズ契約を結んだそうです。
2023年3月に公式サイトを確認した時点で23店舗が掲載されていて、24時間営業店舗や、朝食メニューがある店舗、ドライブスルーやドライブインがあるなど営業形態は様々。
今回訪れたのが、那覇空港国内線旅客ターミナルビル3階にある『那覇空港店』。
公式サイトの沿革によると、『那覇空港店』は1977年にオープンしたそうです。
混雑状況
この日は日曜日、お店には18時半頃に訪問。
この時レジには6~7人の待ち列が出来ていて、店内の席も8割くらい埋まっていました。
メニュー・商品ラインナップ
今回は人気NO.1メニューという『モッツァバーガー』と、カーリーフライとドリンクが付いた『カーリーフライ(S)コンボ』を注文。
感想
【モッツァバーガー カーリーフライ(S)コンボ】1200円(税込)
バンズはふんわりした食感、パティも柔らかめで肉の旨味は濃厚。
トマトは2枚入っていてジューシー、玉ネギはリング状で巨大、レタスも相まってサッパリシャキシャキ。
ソースはサウザンドアイランドドレッシングぽい印象を受けるタイプでした。
肉と野菜のバランスが良く、ボリュームもあるハンバーガーでした。
カーリーフライはクルクルした独特な形状が面白いフライドポテト。
アメリカ北西部の「ラセット種」と呼ばれる大型のじゃがいもが使われるそうです。
オリジナルのスパイスを効かせた塩気控えめの味わいで、ほんのり香ばしいカリサク食感。
ドリンクは「ルートビア」を注文しましたがこちらもA&Wの代表的な商品。
無料でおかわりも出来るそうです。
ルートビアは沖縄で人気の炭酸飲料で、原料や配分は銘柄によって様々なようですが、A&Wではバニラ、サルサパリラ、マシュマロウ、セイヨウタンポポ、リコリス、ジンジャー、シュガーケイン、ワイルドチェリーなど14種類以上の薬草から作られているそうです。
バニラとハーブが合わさったような独特な香りが面白く、甘さは強めですが後味はサッパリ。
クセのある味わいですが個人的には大好きなので、沖縄でハンバーガーを食べる時によく飲みます。
大阪に帰る前の良い〆になりました。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
食べログ
A&W 那覇空港店
098-857-1691
沖縄県那覇市鏡水150 那覇空港 国内線旅客ターミナルビル 3F
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