訪問日:2023年12月15日(金)
「ひこね丼」とは
2011年秋に彦根市制75周年記念事業により誕生した、近江米と地元の食材を使ったご当地グルメ「ひこね丼」。
地元で気軽に食され、観光客にも喜ばれるご当地グルメを創出することを目的に「ひこね丼実行委員会」が組織され、「ひことろ丼」、「ひこね赤鬼丼」、「ひこねちらし丼」など10作品が認定されたとのこと。
彦根市の公式サイトにはレシピ一覧や、販売している飲食店をまとめた「ひこね丼マップ」が掲載されています。
八千代
今回訪れたのが、ひこね丼マップにも掲載されているお店『八千代』。
正確な創業年は調べてみてもよくわかりませんでしたが、店頭の看板には「創業百年」と書いてありました。
近江牛、鮒すし、小鮎佃煮など、様々な滋賀名物が楽しめる、観光客にも人気のお店のようです。
テレビ番組「ZIP!」の「うまいもんジャーニー」にも取り上げられたようで、ステッカーが貼ってありました。
アクセス
場所は彦根駅の西口からすぐ近く。
駐車場は近くに提携駐車場があり、駐車券の持参でキャッシュバックが受けられるようでした。
混雑状況
この日は平日の金曜日、お店には19時半頃に訪問。
この時店内は客入り8割くらいで混んでいましたが、まだ空席があり待ち時間無く済みました。
メニュー・商品ラインナップ
今回目当ての「ひこね丼」、彦根市公式サイトでは「ひことろ丼(本名:ひこね縁結び丼)」という名前で紹介されていましたが、お店のメニューでは「ひこね丼」と書いてありました。
感想
【ひこね丼】1100円(税込)
近江牛の牛すじ肉をたっぷり使った牛すじ煮込と、糸こんにゃく状態の滋賀名物「赤こんにゃく」、温泉卵、青紫蘇の刻みなどをトッピング。
「赤こんにゃく」とは
「赤こんにゃく」は長年近江八幡市で作られていた特産品で、今では全県に広がり、全国区に知られる名物になったそうです。
「三二酸化鉄」という鉄分で赤く染められていて、煮ても脱色せず、こんにゃくの独特な臭いが無くて、きめが細かく、柔らかくプリプリとした食感が特徴。
赤く染められた理由については、華やかなものを好んでいた織田信長が赤く染めさせた、近江商人が全国を行脚している際にこのような奇抜なアイデアを思いついたなど諸説あるそうですが、正確な由来や起源を示す史料はなく、現在もわからないままだそうです。
健康的にも優れた食材で、彩の良さから飲食店でも人気、地元では冠婚葬祭のご馳走にも欠かせない食材として重宝されているとのこと。
牛すじ肉はコラーゲンたっぷりでプルプルホロホロ、甘さが効いた味付けで脂が乗り、とてもこってりとした味わい。
しんなりとした甘辛の玉ネギに、よく味の染みた糸こんにゃくはプリプリとした弾力のある食感。
赤こんにゃくは色味の鮮やかさとは裏腹にクセが全くなく、とても美味しいです。
温泉卵を割るととろーりとまろやかな味わいが包み、青紫蘇もサッパリとして相性抜群。
お肉の量も思ったより多くて大満足でした。
ご馳走様でした!
公式サイト等
食べログ
八千代 駅前店
0749-22-1159
滋賀県彦根市旭町9-1
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