訪問日:2023年1月27日(金)
サーターアンダーギーとは
沖縄の代表的なお菓子の一つとして全国的に知られる「サーターアンダーギー」。
小麦粉、卵、砂糖などを合わせてこねて油で揚げた沖縄風のドーナツで、揚げることで球状の生地の片側が割れ、チューリップの花が咲いたような形になるのが特徴。
プレーンタイプの他、紅芋、田芋、黒糖、コーヒー、カボチャ、柑橘、ニンジンを混ぜ合わせたものなど、お店によってバリエーションも様々。
琉球王国時代に中国から伝わったと考えられているそうで、中国菓子の「開口笑(かいこうしょう)」や「開口球(かいこうきゅう)」というものに似ているそうです。
家庭のおやつとして食べられているだけでなく、大切な行事や儀礼などでも伝統ある琉球菓子として振る舞われているとのこと。
「サーターアンダーギー」という名前の由来は、沖縄の方言で「サーター」が砂糖、「アンダーギー」はアンダ(油)とアギ(揚げ)を合わせて、語尾を伸ばすことで「油で揚げたもの」という意味になるそうです。
「サーターアンダギー」という呼び名もよく使われている印象で、Wikipediaや農林水産省のサイトでは「サーターアンダーギー」という名前で掲載されていました。
沖縄に行ったら必ず食べたい、お気に入りのご当地グルメ。
かぼ天の店なかそね

今回訪れたお店が沖縄県沖縄市にある『かぼ天の店なかそね』。
こちらのお店ではカボチャ味のサーターアンダギーを「かぼ天」という名前で販売していて、メニューはかぼ天とぜんざいのみだそうです。
正確な創業年はよくわからなかったのですが、過去に沖縄サカタ食品というところが楽天市場でこちらのお店のかぼ天を販売していて、そこに記載されていた情報によると、『かぼ天の店なかそね』は創業40年くらいになるそうです。
また、こちらのお店は朝7時からと早くから営業しているのも大きな特徴。
観光客が飛行機に乗って帰る前に揚げたてのかぼ天をお土産にするために買いに来たり、那覇や名護で仕事をしている地元の方が職場への差し入れとして購入していくからだそうです。
今回は朝食をこちらのかぼ天にしようと思い、行ってみることにしました。
アクセス
場所はコザゴルフ練習場という場所の向かいにあるのですが、入口がとてもわかりにくくて、しばらく彷徨いました。笑
駐車場は店前に止められます。
混雑状況
この日は平日の金曜日、お店には7時半頃に到着。
この時先客はおらず私のみでした。
メニュー・商品ラインアップ

お店に着いたら、窓のところで注文&受け取りをしますが、メニューなどが置いてなかったので、どういう風に注文すればいいのか少し困惑。
この時は5個入りの袋だけがズラッと並んでいたので、「1袋ください」という感じで注文。
後で調べると、ネットの情報ではかぼ天は1個単位のバラ売りも出来るようでした。
5個入の1袋で500円(税込)だったので、バラ売りだと1個100円ですかね?
感想


購入直後はほんのりと温かかった気がしますが、買ってから30分後くらいに食べた時は常温くらいになっていました。
サイズは一般的なサーターアンダギーよりもやや大きめという感じ。
かぼ天には新鮮なカボチャを使用し、保存料や着色料は一切使用しない手作りとのこと。

割ってみると、中はカボチャが使われていることがよくわかる綺麗な黄色です。
外はザクッとバリバリ、中はパサつかずモチッとしたしっかりめの食感。
カボチャの味わいが活かされたような素朴な優しい甘さで、まろやかなカボチャの味わいと香ばしい生地の風味、シンプルながらとても美味しいです。
トースターなどで温めると揚げたての食感が楽しめると思いますが、旅行先ではそれも難しいので、カチカチにならないうちに一気に1人で5個完食するのはなかなかハード。
満腹にはなりましたが、美味しかったので苦しさも感じず楽しめました。
ご馳走様でした!
公式サイト等
食べログ
かぼ天の店なかそね
098-932-4109
沖縄県沖縄市胡屋6-7-6
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