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鴨川市のご当地グルメ『おらが丼』、こちらのお店は郷土料理『まご茶漬け』!【カネシチ水産・魚屋食堂】(千葉県鴨川市)

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訪問日:2023年5月5日(金)

目次

「おらが丼」とは

千葉県鴨川市で販売されているご当地グルメ『おらが丼』。

鴨川市商工会食文化研究会が「食による町おこし」のため、地元産農林水産物を使用したどんぶりを鴨川市内の各飲食店で提供する事業を平成17年に本格的にスタート。

各店で使用している原材料に地場食材を一部使用して、それぞれの飲食店で独自の商品を創作するという趣旨から、房州弁(方言)で「我が家」あるいは「家では」という意味を持つ「おらが」から『おらが丼』と命名したそうです。

『おらが丼』のおきてとして定められているのは以下の5項目。

○素材は現地のものを主体とする。地元産品の育成に寄与する。

○季節感を失わない。

○健康を意識した商品づくりを忘れない。

○入荷がなければ、その日は欠品であっても致し方なし。下手な小細工は禁物!

○お互い品質、販売価格の適正化を守り、観光客の方々から不審を抱かれるような行為があってはならない。

提供店については「かもがわナビ」というサイトに一覧が掲載されていて、2023年10月に確認した時点で28店舗ありました。

主に魚貝類を使用した海鮮丼系が中心ですが、肉がメインのものもあり、ジャンルは和風・洋風・中華風と様々。

カネシチ水産・魚屋食堂

今回訪れたお店が、千葉県鴨川市の江見東真門(えみひがしまかど)にあるお店『カネシチ水産・魚屋食堂』。

魚屋と食堂を併設したお店で、店主は現在で3代目なるとのこと。

毎朝鴨川港で入札・仕入れをし、旬の新鮮な地魚を提供しているそうです。

「まご茶漬け」とは

こちらのお店で提供されているおらが丼は『まご茶漬け』。

『まご茶漬け』は鮮度のいいアジなどの魚をタタキ(細かく刻み)にしたものを、醤油ベースのタレに漬け込んだご飯の上に乗せ、熱いお茶かお湯を注いで食べる郷土料理。

漁の最中に船上で食べられていた漁師めしだったそうですが、家庭でも手軽に作って食べられているとのこと。

名前の由来は、漁の合間に食べるため「まごまごしないで早く喰え」という意味や、「孫にも食べさせてあげたい」など諸説あるそうです。

私は元々農林水産省の公式サイトに静岡県の郷土料理として掲載されているのを見て知りましたが、神奈川県や千葉県でもよく食べられているようです。

カネシチ水産では鴨川の船頭さんに教えてもらったことをキッカケに商品化したそうです。

アクセス

場所はJR江見駅から徒歩17分くらいの距離、国道128号線沿い。

駐車場は普通30台、大型3台分あるとのこと。

混雑状況

この日は土曜日、お店には11時過ぎに訪問。

この時店内はほぼ満席でかなり混んでいましたが、カウンター席が1席空いていて待ち時間は無く済みました。

しかし私が入った後すぐ満席になり、名前を書いて待つようになっていました。

メニュー・商品ラインナップ

今回は目当てのまご茶漬けに刺身も付いたセットを注文!

まご茶漬けは使っている魚の種類を選べるので、マグロでお願いしました。

感想

【地魚刺身とまご茶セット】2110円(税込)

刺身は左からカンパチ、ブリ、コハダ。

ブリとカンパチはどちらもしっとりもっちり食感、脂はほんのり感じるくらいであっさりした味わい。

コハダは酢じめにしてあり、酸味と甘さのバランスが良かったです。

まずはそのまま食べるのかと思ったら、最初から魚が浸るくらいまでお茶をかけるとのこと。

マグロの身はモチモチと弾力があり、魚の旨味はもちろん、秘伝の醤油ダレも相まって旨味の濃さに驚き。

「なんじゃこら、うま!」と心の中で連呼してしまう美味しさです。

途中ホワイトペッパーで味変するのをオススメされましたが、試す前に一瞬で完食してしまいました。

最高に満足でした。

おらが丼は他にも魅力的なお店が盛り沢山なので、鴨川市に来たらまたご飯候補にしたいと思います。

ご馳走様でした!

公式サイト等

公式サイト

https://www.kane7sui3.com/

食べログ

カネシチ水産

04-7096-0134

千葉県鴨川市江見東真門166 

https://tabelog.com/chiba/A1207/A120703/12002209/

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この記事を書いた人

日本全国で食べ歩き旅行を楽しんでいます。
特にご当地グルメや郷土料理、名産を活かした料理の提供店を中心に巡っています。
こちらのブログではお店についてや味の感想だけでなく、ご当地グルメや郷土料理の特徴・歴史についての情報も詳しく解説しております。

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