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伝統銘菓『諫早おこし』をアレンジ!プチサイズで食べやすく、味もバリエーション豊富な『Puchi OKOC』!【菓秀苑 森長】(長崎県諫早市)

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訪問日:2024年2月8日(木)

目次

諫早おこしとは

室町時代末期から江戸時代にかけて、西洋や中国との貿易で日本に流入した砂糖は人々の食生活に大きな影響を与えたといわれています。

中でも国際貿易都市であった長崎と小倉を繋ぐ長崎街道沿いの地域には、砂糖や外国由来の菓子が多く流入し、独特の食文化が花開いたことから「シュガーロード」と名付けられ、2020年6月に「砂糖文化を広めた長崎街道~シュガーロード~」として日本遺産に認定されています。

長崎県諫早市(いさはやし)も構成文化財として「諫早おこし」、「諫早おこし道具」、「大村街道」が認定されています。

長崎街道の宿場町「永昌宿」が置かれた諫早で、特産品の「諫早おこし」が作られるようになったのは江戸時代後期のこと。

おこしは元々遣唐使が伝えた唐菓子の一種が由来とされていますが、諫早では大規模な干拓事業による新田開発が進み、農民が年貢上納の後に余った米から作るようになったといわれています。

「諫早おこし」の特徴は、うるち米を唐あくと塩を混ぜた溶液に漬け込み、それを天日に干して、むしろに巻いて一年ほど寝かせ、製造する直前にそれを煎って乾飯(ほしいい)とすること。

伝統的な「黒おこし」はこの乾飯と黒砂糖、水飴を混ぜ合わせて作るのが特徴。

家を「おこし」、名を「おこす」という縁起の良さから、「諫早おこし」は多くの人に食され伝えられてきたそうで、明治・大正の頃までは神社の縁日で若い男性が思いを寄せる女性におこしを贈る風習もあったそうです。

諫早市内には江戸時代から続くお店もあり、伝統を守りつつも時代に合わせた商品開発などの工夫が重ねられているとのこと。

菓秀苑 森長

今回訪れたお店が、長崎県諫早市八坂町に本店を構える老舗菓子店『菓秀苑 森長(かしゅうえん もりちょう)』。

寛政5年(1793年)におこし屋として創業し、現在で7代目になるとのこと。

伝統的な「黒おこし」をはじめ、食べやすいプチサイズの「Puchi OKOC」、長崎銘菓の代表格である「カステラ」や、2009年11月に発売開始し累計で35万個の販売実績を持つ人気商品「半熟生カステラ」など、幅広い種類のお菓子を販売しているお店。

私は以前、龍馬カプチーノなどで有名な長崎市のカフェ「Attic」に行った際、「出島珈琲カステラ」という商品をお土産に購入しましたが、これが絶品で驚きました。

「出島珈琲カステラ」は『菓秀苑 森長』と「Attic」のバリスタが監修して誕生したコラボ商品だそうで、いつか『菓秀苑 森長』に行ってみたいと思い、今回おこしとカステラを求めて念願の初訪問。

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日本全国を巡り、ご当地グルメや郷土料理、名産を活かした料理を中心に食べ歩いています。
こちらのブログではお店の情報や味の感想だけでなく、ご当地グルメや郷土料理の特徴・歴史についても詳しく解説しております。

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