数多くある店舗の中でも、日本一の呼び声高いラーメンショップ！【ラーメンショップ牛久結束店】(茨城県牛久市)

訪問日：2023年5月4日(木)

『ラーメンショップ』とは

「ラーショ」の呼び名で親しまれ、関東を中心に全国各地に店舗展開している、フランチャイズラーメン店『ラーメンショップ』。

朝から営業しているお店が多く、店舗によって違いはあるものの、赤地に白抜きで「うまいラーメンショップうまい」と書かれた看板が特徴的。

提供しているラーメンは、濁るまで煮出した豚骨スープに醤油タレを合わせた東京豚骨と呼ばれるスタイルで、環七ラーメン戦争の時代に一世を風靡した味といわれています。

加盟店の各店主でも成分がわからないという、「クマノテ」と呼ばれる独自の調味料で味付けする縦切りのネギをトッピングした「ネギラーメン」が特に有名。

本部は創業以来一切取材を受け付けていないそうで、公式サイトなども見当たらず、歴史や現在の店舗一覧など、正確な情報についてはよくわかりませんが、Wikipediaや加盟店を取材した記事などに情報がまとめてあります。

創業は1960年代という情報がよく出てきて、当時は「椿食堂」として営業していたそうです。

その後『ラーメンショップ』と名前を変え、1号店は東京都大田区羽田にある「GOOD MORNING ラーメンショップ」。

この裏手に工場と本部である「椿食堂管理有限会社」があるとのこと。

一般的なチェーン店では各店舗で統一性がありますが、ラーメンショップについては、本部から豚骨醤油の作り方と、麺やタレなどの食材、丼鉢のみが提供されるだけで、その食材や丼鉢についても絶対にそれを使わないといけないという義務や制約は無いようです。

フランチャイズでありながら、売り上げの何％というロイヤリティも無く、仕入れる材料費のなかに上乗せされているくらいだそうで、本部と連絡を取るのは仕入れの注文の時だけだとか。

契約書には「ラーメン以外のものを提供しない」とあるそうですが、実際は丼物があったり独自のセットメニューがあったりと、各店舗が自由に独自のメニューを展開しているそうです。

店舗は300店以上あるといわれていますが、実際は本部から独立しているにもかかわらず『ラーメンショップ』を名乗ったまま営業していたり、「椿」、「新」、「ニュー」などが店名に付いて独自に店舗展開をしたり、屋号を変えて営業するお店もあるようですが、それぞれの詳細がわからなかったりで、結局本部系列の店舗はどれだけあるのか正確にはわかりません。

それだけ緩いフランチャイズ形態であることから、店ごとに味が少し違うなんていうレベルではなく、見た目も味もメニューも同じ『ラーメンショップ』なのか疑うほど異なるようで、全国各地のラーメンショップを巡って違いを楽しむ方も多いようです。

また横浜家系ラーメンの元祖である吉村家の創業者がラーメンショップに勤めていたこともあるそうで、ラーメンショップは家系ラーメンのルーツともいわれているとか。