訪問日:2021年12月23日(木)
そば蔵 谷川


福井県越前市にある、福井県丸岡産の玄そばを石臼で自家製粉した十割そばにこだわっている人気そば店『そば蔵 谷川』。
店主の方は30歳の頃からそば打ちが趣味で、47歳の時に脱サラし、こちらのお店を1997年にオープンしたとのこと。
テレビ番組「マツコの知らない世界」で、DEENのボーカルでそば好きの池森さんが絶賛していたことでも有名なお店のようです。
福井での定番の楽しみの一つが、大根おろしをたっぷり使った福井名物の『おろしそば』。
こちらのお店でも提供されているようなので、行ってみることにしました。
お店の公式サイトは無く、臨時休業などはInstagramで情報発信されるそうなので、事前に確認してからお店に向かいました。
おろしそば

福井を代表する郷土料理として、全国的に有名な「おろしそば」。
茹でて水で締めたそばに、大根おろしやかつお節、ネギなどをトッピングし、冷たいつゆや生醤油をかけて食べるぶっかけスタイルが基本。
大根おろしは一般的な「青首大根」を使用するお店もあれば、「ねずみ大根」や「板垣大根」といった「辛味大根」を使用するお店、ブレンドするお店など様々で、決まりはないようです。
冷たくて大根おろしもサッパリとしていることから、私は特に暑い夏に食べたくなりますが、福井では冬や年越しそばにも「おろしそば」が食べられているとのこと。
福井県でのそばの歴史は古く、朝倉孝景が文明5年(1473年)に一乗谷に初めて居城を構えた際、栽培期間が短くて保存が利くそばを、戦時の非常食として栽培したのがはじまりといわれています。
現在のような麺状の「そば切り」が誕生した時代には諸説ありますが、16~17世紀頃といわれており、当時は「そばがき」や「そばだんご」として食べられていたとのこと。
「おろしそば」が誕生したのは、慶長6年(1601年)に府中(現越前市)の城主となった本多富正が、京都伏見のそば職人金子権左衛門を伴って赴任してきたことがきっかけで、城下の医者と相談し、そばが健康面でよりプラスになるように、大根おろしと一緒に食べることを考案したといわれています。
1947年に昭和天皇が福井に来られた際に「おろしそば」を召し上がられ、「越前のそばは大変おいしかった」とのお言葉により、「越前おろしそば」という名前で全国に知られるようになったそうです。
アクセス
場所は北府駅から徒歩11分、越前武生駅から徒歩12分、武生駅からは徒歩16分くらいの距離。
駐車場は店舗横と斜め向かいにありました。
混雑状況
この日は平日の木曜日、お店には開店25分前の11時5分に到着。
まだ誰もいなかったので少し駐車場で時間を潰し、開店5分前に店前に戻ると先客が1人、その後開店時までに合計5人が並びました。
メニュー・商品ラインアップ


今回は目当てのおろしそばの中から「手臼挽粗麺」を注文。
感想

【おろしそば(手臼挽粗麺)】880円(税込)
こちらのお店のそばは福井県丸岡産の玄そばを、新そばの時期から1年分低温貯蔵して美味しさを保ち、その日の提供分のみを石臼で自家製粉して作っているとのこと。
大根おろしの大根は畑で自家栽培し、3種類(辛み大根、中辛み大根、普通の大根)をブレンド。
大根おろしと削り節は注文が入るたびにおろしたて、削りたてで提供しているそうです。
「手臼挽粗麺」は一般的なそばの麺と比べると平打ちの極太で、そばの粒子が目に見えてわかるザラっとした粗挽きで個性的。
まずは単体でいただきましたが、モチッと歯応えのある食感に香ばしいそばの風味、ほんのり甘味が広がります。
つゆを絡めていただくと、風味豊かな出汁の旨味は強く塩気は控えめの味わい。
おろしと混ぜて食べると、思ったよりも辛味が強く、全体は混ぜずに少し絡めるくらいがちょうど良いバランス。

そば湯はややとろみがあって、ほんのり甘くまろやかでした。
おろしそばとして食べても美味しかったですが、そばの麺自体がとても好みだったので、また改めてシンプルな「もりそば」で食べたいところ。
次回は人気という「そばがきぜんざい」も注文したいと思います。
ご馳走様でした!
公式サイト等
https://www.instagram.com/sobagura_tanikawa
食べログ
そば蔵 谷川
0778-23-5001
福井県越前市深草2-9-28

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