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野菜で作るお寿司?!『土佐の日曜市』を代表する名物『田舎寿司』!【土佐の日曜市】(高知県高知市)

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本サイトでは、実際に訪れた際の感想とともに、お店の基本情報や混雑状況、アクセス・駐車場情報、メニューや商品ラインアップなどを可能な範囲で調査し、記事を執筆しています。

名物・ご当地グルメ・郷土料理を取り上げる記事では、その名物の特徴や歴史を詳しく解説しております。

本記事の内容は、確認時点(訪問日・更新日等)の情報に基づいています。メニュー構成や価格、営業時間、定休日などは変更される場合があります。最新の状況は店舗公式サイトやSNS、または直接の問い合わせでご確認ください。

訪問日:2025年8月31日(日)

目次

土佐の日曜市

高知県高知市の追手筋にて、毎週日曜日に開催されている「土佐の日曜市」。

「土佐の日曜市」は毎週日曜日に高知城の追手門から約300店舗が軒を連ね、全長約1kmにわたって続く街路市。

午前6時頃から午後2時頃まで、新鮮な野菜や果物はもちろん、金物、打ち刃物、植木なども販売しており、高知県民だけでなく県外の観光客も合わせると1日に約17000人が訪れるそうです。

年始とよさこい祭りの期間を除いて休むことなく開催されており、その歴史は約300年以上前の江戸時代まで遡るといわれています。

江戸時代に開設された根拠となっているのは、元禄3年(1690年)3月に制定した藩法「元禄大定目」であり、その中の市町定に「市日,毎月2日・17日朝倉町,7日・22日蓮池町,12日・27日新市町,此定日先規之通,市之商売不可有相違事」と書かれているとのこと。

いも天や田舎寿司、冷やしあめといった日曜市ならではの名物に、おもち、中日そば、焼鳥、パン、スイーツ、タコスやバインミーなどもあり、朝から食べ歩きが楽しめるのも魅力的で、高知旅行での定番の楽しみになっています。

ちなみに高知市の街路市は「日曜市」の他にも「火曜市」、「木曜市」、「金曜市」があり、開催場所と規模は以下の通り。

【火曜市】
●場所:上町4丁目・5丁目
●長さ:約250m
●店数:約15店

【木曜市】
●場所:高知県庁前
●長さ:約200m
●店数:約65店

【金曜市】
●場所:愛宕町1丁目
●長さ:約150m
●店数:約15店

今回日曜市で特に食べたかったのは「いも天」と「田舎寿司」。

「いも天」を販売している「大平商店」は8月は休業になるそうで、探しても見当たらず、常設の「ひろめ市場店」の方へ行って来ました。

「田舎寿司」は何ヵ所かの屋台で売っていましたが、今回はこちらの屋台で購入することにしました。

具体的な店名は無く、製造所の住所「高知県高知市鏡大利669」などを検索しても詳細は不明でした。

田舎寿司とは

「田舎寿司」は「りゅうきゅう」と呼ばれるはす芋の茎や、みょうがを酢漬けにしたもの、しいたけやこんにゃくを甘く煮詰めたものなど、山の幸をネタに使用し、酢飯には柚子酢など柑橘が利かされていることが特徴。

高知県は海の近くまで山が迫る土地のため山間地が多く、海産物が手に入りにくかった時代に、山間部の人々が身近にあるもので考案したという郷土料理。

当時はお米も貴重な時代で、主に冠婚葬祭や祭りなどの行事の際に食されていたそうですが、魚を使った寿司に比べると安価で日持ちすることから、現在では日常的な食べ物として県民に愛されているとのこと。

元々はこんにゃくの寿司、たけのこの寿司などと呼ばれており、総称はなかったそうですが、1986年に「葉山村久保川生活改善グループ」が「全国ふるさとおにぎり百選」に応募する際に「田舎寿司」と命名。

当時はしいたけ、こんにゃく、たけのこなどが定番だったものの、見た目が地味なため、酢漬けにした赤いみょうが、緑のりゅうきゅうや大葉の寿司など、彩りを加えて出品し、見事「ふるさとおにぎり百選」に選定されたとのこと。

田舎寿司は日曜市以外でも、直売所や道の駅、スーパーなどでも気軽に購入できる印象で、高知を訪れた際は毎回購入しているお気に入りのグルメです。

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