訪問日:2026年4月17日(金)
東洋軒グリル

三重県津市、イオンモール津南の2階にある洋食店『東洋軒グリル』。
オープンは2018年11月9日。

こちらは津市に本店を構える『レストラン東洋軒』の系列店。
『レストラン東洋軒』は明治22年(1889年)創業という、100年以上の歴史がある老舗。
伊藤耕之進氏が牛鍋屋「今福」を三田四国町に開業したのが始まりで、 明治30年(1897年)に伊藤博文、歴代閣僚の薦めから「今福」に隣接してオープンしたのが「西洋料理店 東洋軒」だそうです。
当時は東洋軒、精養軒、中央亭などが日本の洋食文化の草分けであり、中でも東洋軒は宮内省御用達として皇居内の晩餐会等に出張していたとのこと。
伊藤耕之進氏は才能がある料理人を雇い入れて育成に努め、「天皇の料理番」で有名な秋山徳蔵氏や、日本で初めてクリームコロッケを発案し、銀座資生堂パーラーの料理長も務めた高石鍈之助氏など、東洋軒から優秀な料理人を多く輩出したとのこと。
昭和3年(1928年)には三重県津市に県下初のビルディングであった百五銀行の4階に「東京東洋軒出張所」を開設。
昭和25年(1950年)に本社から独立し、昭和30年(1955年)に大正時代の建物である百五銀行伊賀上野支店を移築したものが現在の『レストラン東洋軒』の本店だそうです。
東京・三田の東洋軒は既に閉店してしまったそうなので、津の『レストラン東洋軒』は唯一東洋軒の歴史と暖簾を受け継ぐレストラン。
「ミシュランガイド愛知・岐阜・三重2019特別版」にてビブグルマンの評価や、食べログの洋食百名店2025にも選出されています。
現在では「レストラン東洋軒 本店」、「西洋御料理 東洋軒」、「東洋軒 名古屋三越店」、「東洋軒 ジャズドリーム長島店」、「RIZCAFE(リズカフェ)」、「東洋軒グリル」、「Ristorante Prego」、「Cafe Prego」といった系列店を、三重県、東京、名古屋などに展開しています。

今回訪れた『東洋軒グリル』は、東洋軒の名物である『ブラックカレー』と「国産牛炭火焼きハンバーグ」が中心のお店。

名物の『ブラックカレー』は、「東の魯山人、西の半泥子」と称された陶芸家で百五銀行頭取も務めた津の名士・川喜田半泥子氏の「黒いカレーができないか?」という提案から、津の東洋軒初代料理長・猪俣重勝氏が長い間研究を重ねて苦労の末に完成させた伝統の一品。
松阪牛脂と小麦粉、秘伝のスパイスを加えて3週間炒め続けたルーを元に、ブイヨンや玉ねぎなどを加え、完成までに1ヶ月を要するという看板商品です。
『東洋軒グリル』では本店よりもお手頃価格で提供しているので、今回行ってみることにしました。
アクセス
場所は高茶屋駅から徒歩15分くらいの距離。
駐車場はイオンモールの駐車場を無料で利用可能です。
混雑状況
この日は平日の金曜日、お店には13時40分頃に訪問。
この時先客は無しでした。
メニュー・商品ラインアップ





メニューを見ているとハンバーグ系がとても美味しそうでちょっと悩みましたが、目当ての『ブラックカレー』を単品で注文。
感想

【ブラックカレー】1320円(税込)
(メニュー説明)
ブラックカレーは、約3週間上質な松阪牛脂と小麦粉、秘伝のスパイスなどをじっくりと弱火で炒め焙煎し、黒く、香ばしいルゥを作るところから始まります。その後、ブイヨン、玉ねぎ、牛肉を入れて溶け込むまで更に約1週間煮込み、最後に再び炒めた牛肉、玉ねぎ等を加えて完成。出来上がるまでに約1カ月。手間隙かけたカレーです。
玉ねぎの甘みやビーフの旨みが凝縮された重厚な味わいが広がりますが、見た目の印象とは裏腹にくどさは感じずまろやかで、程良い辛さが利いたとても奥深い味わい。
具材はとろけるような柔らかな玉ねぎは確認出来ましたが、ほとんど溶け込んでいる感じ。
しかしとても満足感の高い絶品カレーでした!
ブラックカレーは東洋軒のお店で食べられる他、レトルト商品や、カレーパンにアレンジした「ブラックカレーパン」も販売されているので、こちらもまた買ってみたいと思います。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
食べログ
東洋軒グリル イオンモール津南店
059-234-2882
三重県津市高茶屋小森町145 イオンモール津南 2F

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