訪問日：2023年5月2日(火)
月待の滝 もみじ苑
茨城県久慈郡大子町(だいごまち)にある、常陸秋蕎麦粉と天然水を使用した自家製粉の蕎麦や、自家焙煎の珈琲、スイーツ等が人気のお店『月待の滝 もみじ苑』。
昭和59年4月15日に喫茶店からスタートしたお店で、店名にある「月待の滝」は店舗の横にある滝。
落差17メートル幅12メートルの小さな滝で、 普段は二筋の夫婦滝、水が増すと中段の受皿から子滝が現れて親子滝になる珍しい形状のためか、古くから月待信仰の1つである安産・子育て・開運を祈る二十三夜講(二十三夜の月の出を待って婦女子が集う)の場として利用され、その月が出るのを待ったところから「月待の滝」と名付けられたとか。
「裏見の滝」、「くぐり滝」とも呼ばれる、水に濡れることなく滝裏に入れる珍しい滝でもあるとのこと。
お店の公式サイトによると、日本全国には正面から見る滝はおよそ2500程あるそうですが、滝を裏から見る事のできる裏見の滝はわずか20程しかないそうです。
実際に北海道から九州までの大部分の裏見の滝を自ら調査確認したそうで、「月待の滝」の滝裏への入り易さは全国一と言っても過言ではないとのこと。
子供の頃から親しんだこの小さな滝を、なんとか世に出して沢山の人に見てもらいたいという思いがあり、この場所でお店を始めたそうです。
今回こちらのお店を訪れた目的が、実は蕎麦やコーヒーではなく「流しそうめん」。
こちらのお店ではメディアに取り上げられるようになってお客さんが増えたことから、平成8年に店舗を2階建てに増築し、その際に流しそうめん設備を備えたそうです。
流しそうめんのスタイルもお店によって様々ですが、こちらのお店では1人1コースの滝有り､トンネル有りの迷路のレーンを通って、席の前のザルに提供されるという、ユニークな仕掛けの流しそうめん。
みんなで取り合うこともなく衛生的に安心で、見た目も楽しい独自のスタイル。
元々11レーンあった他、平成27年には透明のパイプの中を10メートル近く流れて辿り着くという「空飛ぶ流しそうめん(4～5名以上のグループ限定)」も誕生したそうで、テレビ等で毎年のように取り上げられる様になったとのこと。
流しそうめんは夏季限定(5月～9月中旬頃)だそうで、今回はゴールデンウィークに行ってみることにしました。
アクセス
場所は下野宮駅から徒歩27分くらいの距離。
駐車場は公式サイトによると第1～第4駐車場まであるようで、混雑期には徒歩約7～8分の町営駐車場(宮川グランド)も利用できるとのこと。
混雑状況
この日は平日の火曜日、お店には13時半頃に訪問。
この時店舗1階やテラス席はお客さんも多く、客入り7～8割くらいの印象。
流しそうめんは大人料金1300円、子供料金750円で食べ放題。
つゆは1杯のみでおかわりには350円かかるとのこと。
店内で先に受付と会計を済ませ、準備が出来たら音の鳴る機械で呼び出すので、そのまま2階に上がってくださいとのこと。
15分くらいかかるといわれたので、外の滝などを見たり裏に入ってみたりしてのんびり過ごしました。
20分くらいの待ち時間で機械が鳴ったので2階に行くと、満席で待ち時間があったとおもっていたのですが、なんと誰もおらず流しそうめんの利用客は私1人のみ。
流しそうめんは予約不可で、7～8月には1～2時間待ちになる事もあると聞いていたのですが、5月はまだかなり空いているようです。
感想
各席にあるスイッチを押すと流しそうめんがスタート。
一度入れたら、休憩で一旦スイッチを切ってのんびり休憩というのは出来ず、ある程度の速度で食べ続ける必要があるとのこと。
時間をしっかり測っていないので正確にはわからないのですが、1分前後くらいの感覚で一口大の量が流れてきた印象。
そうめんはどこのものを使っているのかはわからないですが、シコシコとした食感の良い麺でとても美味しいです。
そうめんだけでなく、たまにミニトマト、あんずシロップ漬け、ブドウなどがコロコロと流れてくるので、最初は何事かと驚きました。笑
どれだけ食べたかは数えていないですが、15回前後くらい食べたところで満足し、つゆも薄まってきたので終了。
スイッチを切って終了と告げると、最後にデザートとしてブドウが1粒転がってきました。
他に誰もおらず1人で黙々と楽しみましたが、大満足！
むしろ周りで見ている人たちの方が、あれすごい！楽しそう！と私の食べる様子を見て賑やかでした。笑
また改めて蕎麦とコーヒーも楽しみに再訪したいところ。
ご馳走様でした！
公式サイト等
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食べログ
月待の滝 もみじ苑
0295-72-3993
茨城県久慈郡大子町川山嵯峨草1369-1
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