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様々な米沢伝統の郷土料理を楽しめる『献膳料理 雪の膳』!【上杉伯爵邸】(山形県米沢市)

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本サイトでは、実際に訪れた際の感想とともに、お店の基本情報や混雑状況、アクセス・駐車場情報、メニューや商品ラインアップなどを可能な範囲で調査し、記事を執筆しています。

名物・ご当地グルメ・郷土料理を取り上げる記事では、その名物の特徴や歴史を詳しく解説しております。

本記事の内容は、確認時点(訪問日・更新日等)の情報に基づいています。メニュー構成や価格、営業時間、定休日などは変更される場合があります。最新の状況は店舗公式サイトやSNS、または直接の問い合わせでご確認ください。

訪問日:2025年6月21日(土)

目次

上杉伯爵邸

山形県米沢市の上杉神社からすぐ近くにある、米沢伝統の郷土料理や米沢牛などを提供している『上杉伯爵邸(うえすぎはくしゃくてい)』。

『上杉伯爵邸』は上杉家14代当主茂憲(もちのり)伯爵邸として明治29年に建築されたもので、米沢城二の丸跡にあり「鶴鳴館(かくめいかん)」と称されたそうです。

しかし大正8年の米沢大火で類焼し焼失したため、大正14年に銅板葦き、総ヒノキの入母屋づくりの建物と、東京浜離宮に依って造園された庭園が完成。

昭和25年に米沢市が上杉家より譲り受け、昭和26年から中央公民館として市民に利用されるようになったとのこと。

昭和54年(1979年)に「上杉記念館」と称し、市内観光の中核施設として観光客や市民に開放されるようになり、郷土料理の提供や資料展示などがされるようになったそうです。

また、平成9年には国の登録有形文化財になっています。

こちらのお店では、米沢の郷土料理の原点ともいわれる、上杉鷹山公の「かてもの」を味わえることが特徴。

「上杉鷹山公」と「かてもの」については、『上杉伯爵邸』の公式サイトに以下のように書いてありました。

【米沢の名君 上杉鷹山公とは?】

鷹山は宝暦元年(1751)7月20日、日向国(宮崎県)高鍋藩6代藩主秋月種美の次男として、高鍋藩江戸屋敷に生まれた。

米沢藩8代藩主重定には世継ぎがなく藩財政も逼迫し、重定は幕府に封土に返納を決意したほどだった。この窮乏期に高鍋藩から養子に迎えられ、17歳で藩主となったのが鷹山である。

鷹山は藩の経済再建を目標に、直ちに藩政改革に着手し、藩の復興のために生涯を捧げる覚悟だった。

鷹山は、35歳の若さで隠居し、治広に家督を譲った。その時、治広に贈ったのが「伝国の辞」と呼ばれる君主の心得である。

その後、文政5年(1822)、72歳で死去するまで10代治広、11代斉定の政治を補佐・指導し、藩政の安定に生涯をかけたのであった。

【米沢の郷土料理の原点「かてもの」とは?飢饉に備えた鷹山公の知恵】

鷹山公の時代、飢饉による凶作から起こる領民の飢えを救う工夫が凝らされました。そのひとつは貯蔵米を多くすること、そしてもう一つが、米・麦以外に食糧を求めることで、主食のかてとして食べられるものを広く研究し、その食べ方、貯蔵方法などが考えられたのでした。

「かてもの」の研究は、鷹山公が天明3年の凶作以来藩医に命じて進められたと言われ、その後、本草家・佐藤平三郎に検討を依頼するなどの長い実験期間を要しました。

その成果を藩医によってまとめられたのが「かてもの」で、版木をおこして1,575部を発行し領内に配布しました。

【郷土料理として受け継がれて】

内容は主食のかてになる植物82種をあげて、その食べ方を詳しく説明し、また味噌の製造法各種、蒔いておくとよいもの、数年置いても食べられる干物、そして最後に魚・鳥・獣の肉についても述べられています。

この書はその後の大飢饉に大いに役立ち、米沢地方のみならず、他県にまで広く食糧事情を救うために役立ちました。この教えの多くは郷土料理として今に伝えられ、米沢地方では生活に脈々と息づいています。

※「かてもの」とは、主食にまぜて炊くものの意で、主食を増量して空腹を癒すことが目的。

https://hakusyakutei.jp/yozan/

今回は様々な郷土料理が楽しめる「献膳料理 雪の膳」が比較的お手頃価格で量も丁度よく、米沢の食べ歩きにピッタリと思い、行ってみることにしました。

「献膳料理」はお殿様に食べていただくにふさわしい料理という意味を込めて命名した伝統の郷土料理のことで、特にランチメニューの定番になっているとのこと。

営業時間は基本11時~14時のようですが、事前予約で夜に利用することも可能。

公式サイトから簡単にネット予約が出来るので、数日前に予約してから行ってきました。

https://hakusyakutei.jp/reserve

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