訪問日:2024年12月8日(日)
富士の介とは
山梨県のご当地サーモンとして、2019年に初出荷されたブランド魚「富士の介」。
「富士の介」はマス類の中でも最高級とされる「キングサーモン」の雄と、山梨県で生産量NO.1の「ニジマス」の雌を交配して開発した、山梨県オリジナルの魚。
山梨県は「名水百選」に3カ所、「平成の名水百選」に4ヶ所が選出されている名水の産地で、ミネラルウォーターの出荷量は日本一。
豊かで清らかな水に恵まれていることから淡水魚の養殖にも適しており、山梨県のニジマス生産量は全国第2位だそうです。(農林水産省 令和3年漁業・養殖業生産統計)
「キングサーモン」は日本では実験レベルでしか養殖されていないため希少性が高く、特に大型になる種類であるものの、淡水では飼育が難しく大きくならないそうです 。
「ニジマス」は高い摂餌性で養殖に適していることから全国各地で養殖されており、山梨県養殖漁業協同組合では2011年に大型ニジマスを「甲斐サーモン」、 ワイン醸造残渣パウダー入り飼料で育てたものを2016年に「甲斐サーモンレッド」と命名してブランド化されています。
「富士の介」はキングサーモンとニジマス、両者のいいとこ取りした「養殖に適した美味しい魚」を作り出すことをコンセプトに開発された魚。
キングサーモンとニジマスの組み合わせは世界的にみても研究例がなく、全国各地に数多く存在するご当地サーモンの中でも、キングサーモンの血を引く魚は「富士の介」のみだそうです。
「富士の介」という名前は一般公募により全国から応募のあった3163点の中から選ばれたそうですが、山梨を連想させる富士山の「富士」に、キングサーモンの標準和名が「マスノスケ」であることが由来。
誕生までの流れは、2007年に山梨県水産技術センター忍野支所で実用化に向けた試験を本格的に開始、2016年水産庁から養殖魚としての利用が承認され、2017年に名称が「富士の介」に決定し商標登録、山梨県水産技術センターが生産した卵が養殖業者に配布され民間での養殖が開始、2019年に初出荷式を皮切りに流通が開始。
「富士の介」はきめ細やかな身質に程良くのった上品な脂、ニジマスよりもグルタミン酸やアスパラギン酸などのうま味系アミノ酸の量が多く、国内で広く流通している養殖サーモンよりもクセがなくて食べやすいのが特徴とのこと。
山梨県養殖漁業協同組合の公式サイトでは「富士の介」の生産者や取扱店を紹介しているので、購入できる鮮魚店や提供している飲食店などを確認出来ます。
https://www.nashiyousyoku.net/fujinosuke.html#gsc.tab=0
割烹 魚重


今回訪れたお店は、山梨県富士吉田市にある『割烹 魚重(うおしげ)』。
お店の創業年など、詳細は調べてみてもよくわかりませんでしたが、結構老舗という印象を受けます。
富士吉田市内で「富士の介」の取扱店を調べた際、飲食店で提供しているお店はこちらのお店のみだったので、今回行ってみることにしました。
アクセス
場所は月江寺駅や下吉田駅から徒歩7分くらいの距離。
駐車場もお店の周辺にありました。
混雑状況
この日は日曜日、お店には開店時間の11時に訪問。
お店のInstagramを見ると、予約だけで全席埋まってしまうこともあるようなので、今回は当日の午前10時頃に電話をし、開店後すぐなら空いていますと確認してからの訪問。
この時間はまだ他のお客さんは見当たらず、私が退店した11時20分までに2組くらい増えただけでした。
メニュー・商品ラインアップ



正直外観は結構年季が入っていますが店内は綺麗で、注文から会計までQRコードを読み込みスマホで完結できるというハイテク仕様。
また富士吉田エリアは特に外国人観光客が多いからか、メニューが全て英語表記なのも驚きです。
今回は私の目当てであり、お店のオススメメニューでもあるという『富士の介丼』を注文!
感想


【富士の介丼】2200円(税込)
富士の介丼の他、味噌汁、煮物、漬物、ヨーグルト、そして富士の介と食べ比べが出来るように、別皿にノルウェーサーモンが1枚用意されているのも嬉しいポイント。
富士の介丼のご飯はほんのり温かい酢飯タイプ、写真では見えない具材の下の部分には刻み海苔、錦糸卵、タケノコなども入っていました。

せっかくなのでまずはノルウェーサーモンと富士の介の食べ比べをしてみました。
ノルウェーサーモンもクセがなく程良い脂の乗りでとても美味しかったですが、富士の介は口当たりの良い脂と食感の良さ、そして甘味の強さが段違い。
いくらは味付けも旨味も濃くて良いアクセントになり、富士の介と一緒に食べるととても贅沢。
以前から食べてみたかった「富士の介」、期待以上の美味しさで大好きになりました!
ご馳走様でした!
公式サイト等
https://www.instagram.com/uoshige.yamanashi/?hl=ja
食べログ
割烹 魚重
0555-22-5492
山梨県富士吉田市下吉田7476
コメント