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柔らかい麺と大豆の風味が個性的、小田名物『たらいうどん』!【道の駅 小田の郷せせらぎ かじか亭】(愛媛県内子町)

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本サイトでは、実際に訪れた際の感想とともに、お店の基本情報や混雑状況、アクセス・駐車場情報、メニューや商品ラインアップなどを可能な範囲で調査し、記事を執筆しています。

名物・ご当地グルメ・郷土料理を取り上げる記事では、その名物の特徴や歴史を詳しく解説しております。

本記事の内容は、確認時点(訪問日・更新日等)の情報に基づいています。メニュー構成や価格、営業時間、定休日などは変更される場合があります。最新の状況は店舗公式サイトやSNS、または直接の問い合わせでご確認ください。

訪問日:2025年9月2日(火)

目次

たらいうどんとは

愛媛県内子町(うちこちょう)の小田名物であり、昔からハレの日には欠かせない食事として古くから親しまれてきたという郷土料理「たらいうどん」。

のどごしが良く、柔らかい細めのうどんを、人数分大きなたらいやボウルに熱々の茹で汁とともに入れて、大豆・干し椎茸・いりこなどで出汁を取った甘めのつゆにつけて食べるのが特徴。

別名「腰抜けうどん」ともいわれており、「腰が抜けるほどの美味しさ」や「コシがない(抜けている)」ことが由来だそうです。

歴史については諸説あるそうですが、昔話として伝わっているものに以下のようなものがあるとのこと。

大洲のお殿さまが小田深山へ鷹狩りに来ました。
疲れてお腹がすいたお殿さまのため、家来は山の中で見つけた民家に食事の準備をたのみました。
民家の主人は、いっぱいのお湯にうどんを泳がせた大きなたらいを運んで来ました。
それがなんとも言えない良いにおい。
お願さまは早速、うどんを出汁につけツルツルとすすりました。
その美味しさにお殿さまは大喜び。
「これは何というものじゃ?」お腹さまがたずねると、主人はこう答えました。
「小田の手打ち(うどん)でございます。」
大洲へ帰ったお腹さまは、小田深山で食べたうどんが忘れられず、お腹がすく度に「手打ちじゃ、手打ちじゃ!」と言いました。
その度に家来たちは青くなってガタガタ震えたと言います。
お殿さまに首を切られる(手打ちにされる)のではないかと思ったからです。
これが「小田の手打ちうどん(たちいうどん)」の始まりと云われています。

参考文献「小田のむかし話-伝説-」

また徳島県阿波市の土成町(旧御所村)でも同じく「たらいうどん」が郷土料理として伝わっていますが、こちらは釜揚げにしたうどんを茹で汁と一緒にたらいに移し、ハゼ科の川魚「じんぞく」の出汁を使ったつけ汁につけて食べる料理で、少し特徴が異なります。

かじか亭

今回訪れたのは、愛媛県内子町、平成16年12月に旧小田町でオープンした「道の駅 小田の郷せせらぎ」に併設された食事処『かじか亭』。

「たらいうどん」が看板メニューのお店で、店内席の他、小田川のせせらぎを見ながら食事が楽しめる野外席も設けられています。

現在は「ミカタスイッチ株式会社」という会社が運営を行っているとのこと。

「たらいうどん」の提供店を調べたところ、こちらのお店が紹介されているのを目にし、代表格という印象を受けたので、気になり今回初訪問。

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