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鹿児島名物『唐芋(サツマイモ)』を使った絶品スイーツ『焼きたてラブリー』!【天文館フェスティバロ 唐芋ワールド】(鹿児島県鹿児島市)

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本サイトでは、実際に訪れた際の感想とともに、お店の基本情報や混雑状況、アクセス・駐車場情報、メニューや商品ラインアップなどを可能な範囲で調査し、記事を執筆しています。

名物・ご当地グルメ・郷土料理を取り上げる記事では、その名物の特徴や歴史を詳しく解説しております。

本記事の内容は、確認時点(訪問日・更新日等)の情報に基づいています。メニュー構成や価格、営業時間、定休日などは変更される場合があります。最新の状況は店舗公式サイトやSNS、または直接の問い合わせでご確認ください。

訪問日:2025年11月12日(水)

目次

鹿児島名物サツマイモ(唐芋)の歴史

鹿児島県が生産量日本一を誇る、焼酎やデンプン、お菓子の原材料としても身近な「サツマイモ」。

主に鹿児島県や九州地方では「唐芋(からいも)」という呼び名も使われているそうです。

唐芋とは「中国から来た芋」を意味するという説もありますが、日本に伝来した江戸時代には「唐(から)」は外国を表すため「外国から来た芋」を意味するという説もあるとのこと。

原産地はメキシコやペルーなどの中南米といわれており、大航海時代にコロンブスがヨーロッパに持ち帰るなど、様々なルートで地球上に広がったといわれています。

日本には約400年前(1604年)に中国福建省から琉球王国に伝わり、その後現在の鹿児島県に伝わったそうです。

琉球から鹿児島への伝来のルートとしては、奄美大島へのルート(1623年)の他、県本土へのルートとして以下の3つのルートがあるとのこと。

●島津家久の琉球出兵の際に兵士が持ち帰った(1611年)

●種子島島主の種子島久基が琉球王尚貞より取り寄せた(1698年)

●薩摩山川の漁師である前田利右衛門が琉球より持ち帰った(1705年)

鹿児島県は温暖な気候であるものの、霧島山を除く大部分がシラス台地で土壌・水利条件に恵まれず、台風が頻繁に襲来し農作物に被害が及びやすいといった地理的条件。

土壌がやせていても育ちやすく、地中で成長するため台風の被害も受けにくいサツマイモの栽培が強く根付いたそうです。

県内にはサツマイモの伝来や功績を称える碑や遺跡も多く、鹿屋市串良町では甘藷翁とも称された前田利右衛門がサツマイモ(唐芋)を普及させた恩に感謝して「利右衛門の供養碑」が立てられ、生誕の地である指宿市山川には前田利右衛門を祀った「徳光神社」が建立されています。

江戸時代の三大飢饉では全国の多くの人々が飢餓に苦しんだそうですが、鹿児島ではその時にサツマイモが普及・定着していたと推測され、餓死者はいなかったといわれているそうです。

江戸日本橋生まれの蘭学者・青木昆陽は、京都で学問に励む傍ら、書物により甘藷(サツマイモ)が教荒作物として重要であることを知り、江戸に帰って甘藷栽培の効用を説き、これを救荒食とすべきことを八代将軍徳川吉宗に上書。

それが認められて馬加村(現千葉市幕張町)、江戸小石川の養生園(現小石川植物園)、上総豊海不動堂(現山武郡九十九里町)が甘藷試作地とされ、1734年に「サツマイモ(薩摩芋)」の名で江戸に伝えたことから、全国に「サツマイモ」栽培が広まったといわれています。

江戸にサツマイモ(薩摩芋)を伝えた青木昆陽は芋神様として、千葉市京成幕張駅近くの「昆陽神社」に祀られています。

天文館フェスティバロ 唐芋ワールド

今回訪れたお店は、そんな鹿児島名物「唐芋」を使ったスイーツの専門店『フェスティバロ(Festivalo)』。

公式サイトによると、『フェスティバロ』はエスペラント(世界共通語)で「お祭り」という意味で、明るく元気な会社にしようという希望によってこの名前になったとのこと。

沿革によると1980年に「フェスティバロヤングハウス」がスタートし、1987年に「フェスティバロ社」として法人化、鹿屋市に本店をオープンしたのが1993年だそうです。

現在店舗は鹿児島県内を中心に、東京、大阪、福岡、熊本、宮崎、沖縄の百貨店や空港などに展開しています。

今回は鹿児島県鹿児島市の天文館エリアにある、2005年にオープンした旗艦店『天文館フェスティバロ 唐芋ワールド』へ行ってきました。

こちらの店舗は2階にカフェを併設しており、一部店舗でのみ販売している『焼きたてラブリー』も提供しています。

『焼きたてラブリー』は、フェスティバロで一番人気の唐芋と生クリームで作ったレアケーキ「ラブリー」のタルトバージョン。

以前から鹿児島を訪れた際に必ず買いに行くお気に入りのスイーツです。

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