訪問日:2025年11月4日(火)
五平餅とは

主に長野県の木曽・伊那地方から岐阜県の東濃地方東部、愛知県三河地方にかけて食されている郷土料理「五平餅」。
粒が残る程度に半搗きにした粳米(うるちまい)を串に巻きつけ、タレをつけて焼いた料理で、形はわらじ形、きりたんぽ形、平たい団子形、丸い団子形など、地域や家庭によって様々。
タレも主に味噌味、醤油味、ミックスの3種があり、中山道を境に北は醤油味、南は味噌味が多く、醤油と味噌のミックスを食す地域は点在しているそうです。
隠し味にはくるみや落花生、ゴマなどが多いですが、東濃地域ではクロスズメバチの幼虫である「へぼ」を使うこともあるとのこと。
由来については諸説あるようですが、江戸時代中期頃に、長野県の中央アルプスと御嶽山系に挟まれた木曽地域やその周辺で、木こりたちが木材の伐採で出た木の切れ端に飯を握りつけてたき火で焼き、味噌をつけて食べたのが始まりといわれています。
やがて山での仕事の無事などを祈って神様に捧げられるようになり、新米がとれた収穫祝いや、祭事の場でも食べられるようになったそうです。
「五平餅」という名前は、神に捧げる「御幣=小判」の形をしていることが由来といわれていて、実際に「御幣餅」と表記して販売しているところもあるとのこと。
また五平や五兵衛という人物(木こり・猟師・大工など諸説あり)が、飯を潰して味噌をつけて焼いて食べたのが始まりとする伝承も、各地に形を変えて存在します。
現在では地元民を含め、観光客も気軽に食べられる郷土料理として県内外の人々に親しまれており、五平餅専門店をはじめ、スーパーやサービスエリア、道の駅、観光地の軽食販売店などでもよく販売されています。
駒屋

今回訪れたのは、長野県塩尻市の「奈良井宿」にあるお店『駒屋』。
「奈良井宿」は江戸時代の宿場町として栄え、現在も古き良き街並みが残る絶景スポットとして人気。
今回は観光目当てで「奈良井宿」を訪れたところ、まだ朝でお店も全然営業していない中、唯一開いていたのがこちらのお店。
公式サイトには創業30年と書いてあり、無添加・手作りの五平餅やお団子を販売しているお店とのこと。
特に気になったのが、長野名物である「五平餅」。
こちらのお店では山椒味噌・黒ゴマ・エゴマの「三色五平餅」という個性的な五平餅を提供しているので、気になり寄っていくことにしました。
ちなみに公式サイトには4月末〜12月頭までの土・日・祝の9時~完売まで営業と書いてありましたが、この日は平日なのに普通に営業していました。笑
アクセス
場所はJR奈良井駅から徒歩12分くらいの距離。
奈良井宿場内は重要伝統的建造物群保存地区に指定されており、地元住民以外の自動車、バイク等の乗り入れ不可のため、周辺の駐車場を利用する必要があり、奈良井宿観光協会の公式サイトに一覧が掲載されています。
混雑状況
この日は平日の火曜日、お店には9時10分頃に訪問。
この時店内は先客3人で空いていました。
メニュー・商品ラインアップ


メニューは団子と五平餅のみでシンプル。
今回は『三色五平餅』を注文!
温めるため数分の待ち時間がありました。
感想

【三色五平餅】300円(税込)
こちらの五平餅は串に刺しておらず、お皿に並べて提供されるスタイル。
定番の五平餅はタレを付けて焼き上げますが、こちらは白い状態で軽く焼いた後、タレを塗っている感じです。
焼き目はそんなについておらず、香ばしさはそんなに強くない印象。
山椒味噌は濃厚甘めですがほんのりと爽やかな後味。
エゴマは香ばしく程よい甘さで、黒ゴマも香ばしくさらにコクが深い味わい。
どのタレも美味しくて、300円で食べ比べが出来るのはとてもお得ですね。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
http://naraikomaya.web.fc2.com/
食べログ
駒屋
0264-34-2365
長野県塩尻市大字奈良井223

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