訪問日:2025年10月31日(金)
佐野ラーメンとは
栃木県佐野市で古くから親しまれているご当地ラーメン「佐野ラーメン」。
お店によって味(醤油・塩・味噌)やスープのベース(鶏ガラ・豚骨・魚介)、麺の製法(青竹手打ち・機械製麺)は様々ですが、「佐野ラーメン」の主な特徴として挙げられるのは以下の通り。
●鶏ガラをメインに使用したあっさりと澄んだスープ(醤油味が中心)
●伝統的な青竹を使った手打ち製法で作られる、加水率が高い太くて縮れた平打麺
●日本名水百選に認定された「出流原弁天池」を代表に、良質な水の産地として知られている佐野の美味しい水が使われている
タイプとしては福島県のご当地ラーメンである「白河ラーメン」や「喜多方ラーメン」に近い印象。
「新横浜ラーメン博物館」の見解によると、「佐野ラーメン」にとってスープや多加水麺、それを茹でるお湯にも欠かせない「水」の存在はとても重要であるとのこと。
水質が違うと同じ味が出せないため、認知度が高いご当地ラーメンである「佐野ラーメン」が、東京などでチェーン展開を図れない要因になっているそうです。
佐野ラーメンの歴史はとても古く、大正時代に「エビス食堂」という洋食店に雇われていた中国人のコックが、青竹で打つ手打ち麺を出したのが始まりといわれています。
その技法を受け継いだ料理人がラーメン店を開き、佐野市内にはラーメン屋がどんどん増え、昭和初期には当時人口約5万人だった街に160軒近いラーメン店があったといわれています。
当時佐野の主な産業であった繊維業に従事していた職工さんや、忙しい家庭の食事など、すぐに食べられるラーメンの出前がよく利用されていたそうで、ラーメンは佐野の人々の生活に深く根付いた食べ物になったそうです。
現在でも佐野には数多くのラーメン店が存在し、人口に対するラーメン店数比率は全国トップクラス。
昭和63年には「多くの人に美味しい佐野ラーメンを食べてもらいたい」という想いで、市内のラーメン店が集まって「佐野らーめん会」が発足。
全加盟店を掲載した「佐野らーめんマップ」も作成されており、2025年12月に公式サイトを確認した時点で67店舗が掲載されていました。
青竹手打ち佐野ラーメン加州屋

今回訪れたお店は、栃木県佐野市浅沼町に本店を構える『青竹手打ち佐野ラーメン加州屋(かずや)』。
オープンは2023年6月2日。
店名は店主である小林加州也さんの名前が由来のようです。
元々は都内で修業をされていたそうですが、独立を考えていたタイミングで出身地である佐野市にて「佐野らーめん予備校」が開校されたことを知り、地元へ戻ってきたとのこと。
「佐野らーめん予備校」で基礎を学び、その後人気店である「麺屋ようすけ」で3年間修業を経て、こちらのお店をオープン。
現在は佐野市にある本店の他、2025年6月17日にオープンした「小山店」があるようです。
アクセス
本店は佐野市駅から徒歩26分、佐野駅からは徒歩28分くらいの距離。
駐車場は店舗前にありました。
混雑状況
この日は平日の金曜日、お店には14時過ぎに訪問。
この時先客は無しで私のみでした。
公式サイトによると昼のラストオーダーは15時までですが、この日は早めの閉店だったようで、私の退店時には準備中に変わっており、ギリギリのタイミングでした。
メニュー・商品ラインアップ

写真はメニュー一覧しか撮っていませんが、注文は券売機での食券購入。
メニューは定番の醤油の他、塩、白醤油、生姜玉、山椒、まぜそばなど豊富なラインアップ。
一番上に書いてあったのは生姜玉ラーメンで、特におすすめという印象を受けましたが、初訪問なので一番オーソドックスと思われる『ラーメン』を注文!
感想

【ラーメン】840円(税込)
スープは鶏ガラ・豚ガラ・香味野菜の他に、鯛と昆布の旨みを織り交ぜ、まろやかで上品な味わいに仕上げているとのこと。
あっさりしつつも程良く油が浮いてコクがあり、芳醇で旨みが濃く奥深い味わい。

麺は3種類の小麦粉をブレンドし、佐野ラーメンの伝統製法で作られた自家製の青竹手打ち麺。
チュルッとした瑞々しさと、モチモチとしたコシを兼ねた食感で、これぞ佐野ラーメンという美味しさ。
メンマはやや柔らかめのシャクシャク食感、チャーシューは大きめのものが2枚入っており、適度に脂も乗った食べ応えのあるタイプでした。
次回は「生姜玉ラーメン」を注文したいと思います!
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
食べログ
青竹手打ち佐野ラーメン 加州屋
栃木県佐野市浅沼町754-1

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