訪問日:2022年5月4日(水)
フライ ゼリーフライ
埼玉県行田市(ぎょうだし)の名物として知られる『フライ』と『ゼリーフライ』。

『フライ』と聞くとパン粉をまぶした揚げ物が真っ先に浮かびますが、行田市などの北埼玉地方のフライは全く異なる特徴を持つ料理。
小麦粉を水で溶いた生地を鉄板の上で薄く焼き、ねぎ、肉、卵などの具を入れ、好みでソースまたは醤油ダレをつけて食べるという、お好み焼きやクレープのような粉もの料理。
北埼玉地方は古くから小麦の産地で、元々は農家で手軽に作るおやつのようなものだったそうです。
材料が安くて持ち運びが便利であり、腹持ちがよいこともあって、行田で昭和初期に全盛期を迎えたという足袋工場で働く女工さんに大ヒットし、販売する店が増えて定着したそうです。
『フライ』という名前の由来は、行田周辺が布の産地だったことから「布来」という説や、「富よ来い」に引っ掛けた説、フライパンで作るからという説、「古沢商店(2018年閉店)の初代店主が名付けたなど、諸説あるとのこと。

『ゼリーフライ』は、『フライ』とは全く異なる料理で、もちろんお菓子の「ゼリー」とも別物。
沢山のおからとジャガイモをベースに、ニンジンやネギなどが入った生地を素揚げし、ソースなどで味付けをする、見た目は衣のついていないコロッケのような料理。
ルーツは中国の東北地方にある「野菜まんじゅう」で、日露戦争に従軍した行田市内の「一福茶屋」の店主が考案したといわれているそうです。
明治後期には一般的に食されるようになり、現在まで行田市民のおやつとして愛されているとのこと。
『ゼリーフライ』という名前の由来は、小判形であることから「銭フライ」と呼ばれていたものが訛って変化し、『ゼリーフライ』になったといわれているようです。
行田市では「行田フライ」と「行田ゼリーフライ」として商標登録し、ゆるキャラ「フラべぇ」と「こぜにちゃん」を制作して、町おこしや全国へのPR活動を行っているとのこと。
かねつき堂

今回行田市に来て訪れたお店が『かねつき堂』。
行田市役所の元職員の店主が平成9年に始めたというお店だそうです。
店名は敷地に建てられた鐘楼が由来。
こちらは平成9年の創業時、斜め向かいにある「忍東照宮」の鐘楼を取り壊すという話になった際、昔から地元の人に愛されてきたことからお店で引き取ることになったそうで、今ではお店のシンボルに。
テレビや雑誌等に頻繁に取り上げられる人気店という情報を目にし、とても気になっていました。
アクセス
場所は行田市駅から徒歩10分くらいの距離。
駐車場は23台分あるとのこと。
混雑状況
この日は祝日の水曜日、お店には16時過ぎに訪問。
この時店前には外待ちが3人。
祝日というのもありますが、「所JAPAN」で紹介されたことから混雑が予想されるという貼り紙があり、その影響もありそうです。
メニュー・商品ラインアップ


メニューはゼリーフライ、ふらい、焼きそば、かき氷などがあり、今回は目当ての『ゼリーフライ』と『ふらい』を注文。
『ゼリーフライ』は1人前で2個ですが、1個の単品注文も出来るようでした。
『ふらい』は焼きそば入り、卵入りなどバリエーションがあり、今回は一番シンプルな焼きそばも卵も入っていないものを注文。
感想

【ゼリーフライ1人前】200円(税込)
外はしっとりサックリ、中はもっちりとねっとりの間くらいの食感。
ソース味が濃すぎず、ジャガイモとおからの素朴な味わいが活かされていました。

【ふらい(小)】350円(税込)
味付けは醤油かソース味かを選べるので、今回は醤油でお願いしました。
生地にはネギと豚肉が若干混ざっている感じで、モチモチとした食感に、あっさりとした醤油味と青海苔の風味が広がる優しい味わい。
小サイズでも直径20cmくらいあったので、結構食べ応えがありました。
おやつ感覚で食べに来たのでふらいはシンプルなものにしましたが、他の方が食べていたやきそば&卵入りが美味しそうだったので、せっかくならそっちを食べれば良かったかもしれません。笑
ご馳走様でした!
公式サイト等
食べログ
かねつき堂
048-556-7811
埼玉県行田市本丸13-13

コメント