訪問日:2026年4月15日(水)
尼崎あんかけチャンポン

兵庫県尼崎市のご当地グルメ「尼崎あんかけチャンポン」。
「チャンポン」といえば基本は長崎のものが真っ先に浮かびますが、全国各地に同じく「チャンポン」と付くご当地グルメがあり、地域によって特徴は様々。
「尼崎あんかけチャンポン」はその名の通り、とろみがついたあんがかかっていることが共通の特徴。
味は醤油、塩、味噌、カレーなどがあり、麺も中華麺に限らず、揚げ麺やうどんなども使用されており、お店によって様々。
尼崎市には昭和の高度経済成長期に集団就職で九州から多くの労働者がやってきたそうで、その労働者たちのお腹を満たすため、長崎発祥のチャンポンをアレンジし、腹持ちの良いあんをかけたのが始まりといわれています。
平成23年の尼崎商工会議所創立100周年を機に、同所の青年部が中心となってこのあんかけチャンポンを全国的なブランドに育てようという「尼崎あんかけチャンポンプロジェクト」を開始。
平成26年4月には尼崎市内の約20店舗の飲食店を中心に「チーム尼崎あんかけチャンポン」を発足し、様々なイベントやPR活動を行ってきたとのこと。
2026年4月に公式サイトを確認した時点で、加盟店は23店舗が掲載されており、スタンプラリーなども開催されています。
中華料理 天遊

今回訪れたお店は、兵庫県尼崎市東難波町の国道2号線沿いにある『中華料理 天遊』。
お店を取材した記事によると、店主の方は広東料理店で修業をされたそうで、オープンは1997年8月。

「尼崎あんかけチャンポン」の代表格として様々なメディアに紹介されており、店内は壁も天井も有名人のサインで覆い尽くされています。
また、こちらのお店は数多くのブログや口コミなどで「尼崎あんかけチャンポン発祥の店」として紹介されています。
しかし1997年創業ということを考えると、上述の歴史とは矛盾が生じる気がします。
なのでもし元祖とするならば、「尼崎あんかけチャンポン」という名称で売り出したのが初とかですかね?
「中華料理 天遊」を発祥の店として紹介している全ての記事で、発祥の店である根拠や理由について一切触れられていませんし、私自身で調べてみてもよくわかりませんでした。
お店を取材した記事によると、1997年の開店当初は「長崎チャンポン」だけを提供していたとのこと。
現在こちらのお店で提供されているあんかけスタイルの「尼崎チャンポン(通称:尼チャン)」は、テレビの取材に来たディレクターから「この店の、尼崎ならではのメニューはないんですか」と言われたため、中国の「ダールー麺」というあんかけそばをヒントに考案したそうです。
「尼崎あんかけチャンポン」を食べるならこちらのお店は外せないと思い、今回行ってみることにしました。
アクセス
場所は阪神「尼崎駅」から徒歩9分の距離。
駐車場は近隣コインパーキングになります。
混雑状況
この日は平日の水曜日、お店には18時40分頃に訪問。
この時店内は客入り8割くらいの印象でかなり混んでいましたが、待ち時間無く入店出来ました。
メニュー・商品ラインアップ


今回は目当ての「尼崎チャンポン」に「炒飯小」が付いた『尼チャンセット』を注文!
感想


【尼チャンセット】1100円(税込)
あんかけスープは鶏ガラベースの醤油味で、とろみはかなり強く、細麺にたっぷりと絡みます。
鶏ガラと醤油の風味・旨みがたっぷりで、麺はもっちりと少し柔らかめの食感。
具材はイカやエビなどの魚介類に、豚肉、大ぶりのキクラゲ、にんじん、チンゲン菜、キャベツ、もやしなど、写真の見た目よりもたっぷり入っており、満足感がありました。
チャンポンというよりはあんかけラーメンという感じですが、これはこれでとても美味しいかったです。
炒飯はパラリと香ばしく、キリッと塩気が濃いめに利いていますが、油っこさや重さはなくあっさりとした味わい。

同行者は「尼崎チャンポン」をベースに、ニンニクと辛味を利かせた天津麺『泥チャン』1000円(税込)を注文。
「尼」と「泥」で漢字が似ているのも面白いポイントですが、「泥」は中華料理業界の言葉で「すりおろす」という意味で、すりおろしニンニクをトッピングしていることが名前の由来だそうです。
中心に干しブドウみたいなものがのっているように見えますが、こちらは唐辛子。
しかし辛さは自家製ラー油が利いた食べやすいピリ辛で、ニンニクのパンチとふんわりまろやかな玉子も相性抜群。
どちらも美味しかったですが、個人的にはスープの味わいがより際立つ「尼崎チャンポン」の方が好みという結果でした。
こちらのお店では特に「酢豚」も人気らしいので、次回は注文したいと思います。
ご馳走様でした!
公式サイト等
食べログ
天遊
06-6481-2216
兵庫県尼崎市東難波町5-8-19

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