訪問日:2020年1月29日(水)
博多ラーメンの源流
札幌、喜多方に並ぶ日本三大ラーメンの一つといわれており、全国的な知名度も高い福岡県の「博多ラーメン」。
強火で炊き出した白濁豚骨スープと低加水の細麺という組み合わせに、替え玉や麺のかたさが選べるシステムや、卓上には白ごま、紅生姜、辛子高菜などが置かれるのが特徴。
福岡には他にも「久留米ラーメン」や「長浜ラーメン」と呼ばれる豚骨ラーメンも存在しています。
それぞれに歴史や特徴はあるものの、各ラーメンが互いに影響を受けていることもあって、現在ではそれぞれの明確な定義付けは難しいそうです。
「博多ラーメン」の歴史を遡ると、昭和15年(1940年)頃に中洲で創業した「三馬路(さんまろ)」というお店が、博多初のラーメン屋台といわれています。
昭和21年(1946年)には「博多荘」という屋台が開業。
「三馬路」や「博多荘」では、透き通った(半濁くらい)清湯豚骨スープに平打ち麺のラーメンを提供していたそうです。
同じく昭和21年(1946年)にうどん屋台で創業した「赤のれん」の津田茂さんが、兵隊として中国に渡っていた時に奉天で食べた中華麺(アイヌ料理のソップがルーツ)をヒントに、白濁した豚骨スープに平打ち麺というラーメンを提供し、これが現在の博多ラーメンの原型になったといわれています。
他には1950年頃(1948年が有力?)に、当時うどん屋台をやっていた山平進さん(後に「博龍軒」を開店)と、天ぷら屋台をやっていた津田茂さん(「赤のれん」創業者)が、共同で新メニュー開発に乗り出し、津田茂さんが奉天で食べた中華麺をヒントに白濁した豚骨スープを作り、山平進さんが平打ち麺を作って、博多ラーメンの原型となるラーメンが誕生したという説も出てきました。
この辺の話は諸説あり、記事によって情報がバラバラなので、もちろん真偽は不明です。
昔ながらの博多ラーメンのお店は、今は主流になっている極細麺ではなく、平打ち麺なのが面白いポイント。
現在の博多ラーメンは、久留米ラーメンや長浜ラーメンの影響を受けて、当時の博多ラーメンとはかなり変わった印象を受けます。
元祖赤のれん 節ちゃんラーメン

今回は上述の博多ラーメンの源流といわれているお店の一つ、『元祖赤のれん 節ちゃんラーメン』を訪問。
屋台で創業した「赤のれん」は、後に福岡市東区箱崎に店舗を構えたそうです。
『元祖赤のれん 節ちゃんラーメン』は、津田茂さんの息子である津田節男さんが、1984年に福岡市中央区渡辺通に開店オープンしたお店。
現在は3代目となる津田敏茂さんが引き継いでおり、場所も2013年11月に天神西通り近くに移転したとのこと。
アクセス
場所は天神駅が最寄りで徒歩3分ほどの距離。
駐車場は近隣コインパーキングになります。
混雑状況
この日は平日水曜日、お店には12時過ぎに訪問。
この時店前に行列ができていて、私は11番目でした。
待ち時間は15分ほどで入店。
メニュー・商品ラインアップ

メニューはトッピングが異なる様々なラーメン類に、チャンポンや皿うどん、ダールー麺といったその他の麺類、また定食系、丼物、中華系の一品も豊富に取り揃えています。
今回はラーメン(並)を注文。
注文時に茹で加減は聞かれなかったですが、かためなど指定することもできるようです。
感想

【ラーメン(並)】580円(税込)
チャーシュー、メンマ、ネギとシンプルな具材に、たっぷりと油膜の張ったスープ、そして麺は独特の細平打ち麺。
豚骨を長時間煮込んだスープはこってりオイリーで、かつてないレベルで強めに利いた醤油タレの味わいに驚きました。
しょっぱさに定評のある本場の富山ブラックを食べた時よりも大きな衝撃です。

麺は低加水気味で、普通にしても少しかために感じる食感。
チャーシューはプルプルした脂身が大部分を占めており、噛むとジュワッと脂が染み出します。
昔ながらの博多ラーメン、色々な意味でとても良い経験になりました。
ご馳走様でした。
公式サイト等
食べログ
元祖赤のれん 節ちゃんラーメン 天神本店
050-5890-2631
福岡県福岡市中央区大名2-6-4

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