訪問日:2019年5月6日(月)
元祖鶏卵素麺 松屋

福岡を代表する銘菓の一つ『鶏卵素麺』。
『鶏卵素麺』は安土桃山時代に長崎平戸に伝来した南蛮菓子の中の一つである「フィオス ・デ ・オーヴォス(卵の糸と言う意味)」を起源とするお菓子。
氷砂糖の飽和水溶液を沸騰させて作った蜜の中に、卵黄を細く流し入れて素麺上に固め、取り出して冷まし切り揃えたもの。
これを日本で初めて本格的に作り、『鶏卵素麺』として広めたのが、松屋利右衛門という方。
長崎の出島を訪れた際に製法を伝授され、延宝元年(1673年)に『鶏卵素麺』の製造販売を開始。
延宝年間には福岡藩3代藩主の黒田光之公に『鶏卵素麺』を献上し、以後福岡藩の御用菓子商となったそうです。
松屋利右衛門の『鶏卵素麺』は、金沢森八の「長生殿」、長岡大和屋の「越乃雪」と並ぶ日本三大銘菓の一つに挙げられるといわれています。
長生殿、越乃雪、そして後一つは鶏卵素麺ではなく松江風流堂「山川」が日本三大銘菓という説もあります。
ただ面白いのが、鶏卵素麺以外は所謂「落雁」というお菓子なので、鶏卵素麺だけ特殊ですね。
創業から今や340年以上の歴史があるお店ですが、2012年に自己破産したことで、2013年には鹿児島の和菓子メーカー「薩摩蒸氣屋」が買収し、『元祖鶏卵素麺 松屋』という屋号で生産を再開したとのこと。
しかし松屋利右衛門は『元祖鶏卵素麺 松屋』とは別に、福岡桜坂で『松屋利右衛門』の屋号で生産を再開しているそうです。

今回訪れたのは、薩摩蒸氣屋が買収後のお店『元祖鶏卵素麺 松屋』の本店。
公式サイトによると本店の他に、中洲店、岩田屋本店、福岡三越店があるようです。
アクセス
本店は橋本駅から徒歩8分ほどの距離。
敷地内に駐車場もあります。
混雑状況
この日はゴールデンウィークの祝日月曜日、お店には16時頃の訪問。
この時先客は無しで私のみでした。
メニュー・商品ラインアップ




店内には鶏卵素麺をはじめ様々な和菓子類が並びますが、他は饅頭やどら焼き、もなかといった割と王道なものが多い印象。
鶏卵素麺は大きいサイズのものもありますが、手軽に食べられる一口サイズの「たばね」というものがあり、今回は初めてなのでこちらを購入。
あとは面白そうだった鶏卵もち、王道のどら焼きと饅頭も購入。
感想


【鶏卵素麺(たばね)】150円(税別)
鶏卵素麺を竜皮昆布で束ねた一口サイズ。
確かに卵!って感じの色味と素麺みたいな見た目のお菓子。
シャリっとした砂糖を食べているような食感に濃厚な卵の味わい。
すさまじく甘いので、なんだか卵味の砂糖を食べているような不思議な感覚。
しかしなんだかクセになる美味しさ、正直かなり好みです。


【鶏卵もち】110円(税別)
鶏卵素麺をもちにまぶしたお菓子。
モチっとした弾力あるお餅の中に、ショリショリとした食感が混ざります。
鶏卵素麺単体に比べ、全体の甘さは控えめでバランスよく、卵の味わいもしっかり楽しめて美味しいです。
鶏卵素麺が甘すぎる人には、こっちがちょうど良いかもしれませんね。


【博多金銅鑼】160円(税別)
手亡豆を使った特製白あんのどら焼き。
フワッとした生地にほんのり広がる蜂蜜の風味、白餡の味わいが力強く、しっかりめ甘めですが美味しかったです。


【どんたく饅頭】100円(税別)
黒糖香るフワッとした生地に、中は甘さ強めでサラッとした舌触りのこし餡入り。
素朴でオーソドックスな饅頭という感じでした。
美味しかったですし、何より面白かったです鶏卵素麺。
正直もっとたくさん買っておけばよかったと思うくらい、独特な味わいにハマりました。
これを書いている今も、味を思い出して恋しくなっています。
また買いに行きます!
ご馳走様でした!
公式サイト等
食べログ
元祖鶏卵素麺 松屋 本店
092-812-6141
福岡県福岡市西区橋本2-1-4

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