訪問日:2018年11月24日(土)
鍋焼きラーメン

高知県須崎市(すさきし)発祥のご当地ラーメン「鍋焼きラーメン」。
その名の通り、器に土鍋などが使われるラーメンで、鍋焼きうどんのラーメンバージョンというイメージです。
スープは親鳥を使った鶏ガラの醤油味が定番で、麺は歯応えがあるかための細麺、具材には親鳥の肉、ネギ、卵、ちくわ(すまき)などが入り、別皿にたくあん(古漬け)が添えられることが特徴。
戦後まもなく創業した「谷口食堂」(店主:故谷口兵馬さん)が発祥の店といわれており、出前の際に保温性を高めるために鍋を使用したことが始まりとのこと。
こちらのお店ではホーロー鍋が使用されていましたが、近年の提供店では土鍋を使うスタイルが主流です。
「谷口食堂」は店主が亡くなったため昭和55年頃に閉店したそうですが、「伝説の名店、幻の味」として語り継がれており、 現在「鍋焼きラーメン」を出しているお店のほとんどが谷口食堂の流れを汲んでいるといわれています。
「鍋焼きラーメン」は昔からお店や家庭の食卓で老若男女に愛されていたものの、元々は県内でも知る人ぞ知る存在のローカルメニューに過ぎなかったそうです。
しかし平成14年に伊野町から高速道路が延伸したことをきっかけに、全国的に珍しいこのメニューを大々的にPRし、地域活性化の起爆剤にしようと「鍋焼きラーメンプロジェクトX」が発足。
「鍋焼きラーメンプロジェクトX」が示す鍋焼きラーメンの定義は以下の7つ。
【須崎名物「鍋焼きラーメン」の7つの定義】
●スープは、親鳥の鶏がらの醤油ベースであること。
●麺は、細麺のストレートで少し硬めに提供されること。
●具は、親鳥の肉・ねぎ・生卵・ちくわ(すまき)などであること。
●器は、土鍋(ホーロー、鉄鍋)であること。
●スープが沸騰した状態で提供されること。
●タクワン(古漬けで酸味のあるものがベスト)が提供されること。
●全てに「おもてなしの心」を込めること。
須崎市には「鍋焼きラーメン」の専門店をはじめ、食堂、喫茶店、居酒屋、焼肉屋、お好み焼き屋など、様々なお店で「鍋焼きラーメン」が提供されており、須崎市の公式サイトによると40軒あまりあるとのこと(平成23年3月末日時点)。
現在では高知市内でも「鍋焼きラーメン」の提供店が増えており、お土産商品も充実しているので、高知を代表する名物として全国的な知名度はどんどん高まっている印象です。
まゆみの店

今回訪れたのは、鍋焼きラーメンを代表する人気店として知られている『まゆみの店』。
店名はやはり女将の名前が由来とのこと。
創業年は1989年や1988年という情報が出てきましたが、正確にはよくわからず。
こちらのお店は長年愛した「谷口食堂」の味を再現しようと、お好み焼き店を営みながら長年鍋焼きラーメンの研究を続けていたそうです。
鍋焼きラーメンが完成してからは、鍋焼きラーメンの専門店に業態を変更。
定番の醤油味の他、塩味やカレー味、キムチなど、色々な味の鍋焼きラーメンが楽しめるのも魅力的なお店。
今回は3人での訪問なので、色々食べ比べをしようとこちらのお店へ行ってみることにしました。
アクセス
場所は土佐新荘駅から徒歩10分くらいの距離。
駐車場はお店の近くですが、少し離れた場所にあります。
混雑状況
この日は土曜日、お店へは17時過ぎに訪問。
この時店内は先客数組で空いていました。
メニュー・商品ラインアップ

今回は私が醤油、同行者は塩とカレーを注文。
感想

【鍋焼きラーメン 並】600円
グツグツと沸騰したままでの提供、これが鍋焼きラーメンの特徴かつ魅力でもありますが、猫舌の私には注意しないと火傷必至です。笑
スープは鶏ガラと野菜がベース、濃厚な鶏の旨みと濃いめに利いた醤油の味わいが印象的。
麺は細ストレート麺で、最初は硬めの食感なのですが食べ進むうちに段々と馴染んで来ます。
具材にはネギ、ちくわ、細切れの親鳥の肉、そして卵はどこに行ったのかと思っていたら、中で良い感じに固まっていました。
歯応えがあって旨みが濃いのが特徴の親鳥、鍋焼きラーメンには欠かせないトッピングです。
途中塩とカレーを味見させてもらいました。
個人的に醤油は塩気が強めに感じましたが、塩味は優しい味付けで旨みはしっかり濃厚。
カレーはがっつりカレー味でかなりスパイシー、しかし出汁感が少し弱く感じたので、私の中で1番美味しかったのは塩味という結果でした。
ご馳走様でした!
公式サイト等
https://www.instagram.com/_mayuminomise
食べログ
まゆみの店
0889-42-9026
高知県須崎市栄町10-14

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