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様々な品種の干しいもや、おいもジェラートも楽しめる、明治30年創業の老舗!【ほしいも専門店 大丸屋】(茨城県ひたちなか市)

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訪問日:2023年5月1日(月)

目次

生産量日本一を誇る、茨城県の『干しいも』

さつまいもを蒸して、切って、干して作られる、茨城県が日本一の生産量を誇る『干しいも』。

農林水産省のサイトによると、干しいも発祥の地は静岡県で、遭難した薩摩の船を大澤権右衛門が助けたことで、静岡県にさつまいもがもたらされたのがキッカケとのこと。

静岡県でさつまいも栽培が広がる中、栗林庄蔵が考案した、煮たさつまいもを包丁で薄く切って干す「煮切り干し法」が干しいもの始まりとのこと。

いつでも食べられて保存が効く利便の良さから、製法は全国に広まり、保存食として軍隊の野戦食としても活躍したそうです。

茨城県では静岡県沖で遭難した照沼勘太郎が、静岡県で目にした干しいもを茨城県で作り始め、那珂湊市(現ひたちなか市)でせんべい屋を営んでいた湯浅藤七や小池吉兵衛が1908年に干しいもの製造・販売を始めたことで一気に生産量が増えたといわれています。

阿字ヶ浦の堀出神社には小池吉兵衛の胸像がまつられ、「ほしいも神社」も作られています。

茨城県の干しいも生産量は現在全国シェア90%以上を誇るそうで、そのうちの大部分を生産しているのが、ひたちなか市、東海村、那珂市。

干しいもの生産農家などによる「ひたちなか・東海・那珂ほしいも協議会」も発足し、干しいもの普及に努めているとのこと。

海から吹く強い風を利用して干す作業が行われるため、主な出荷時期は11月から3月中旬までが一般的ですが、保存食であるため通年食べられるそうです。

製法が簡単なことから家庭でも作られて完食やおやつとして親しまれているそうで、そのまま食べるだけでなく、ケーキの生地に入れるなどスイーツにアレンジされることもあるとか。

ほしいも専門店 大丸屋

今回干しいもを買いに訪れたお店が、茨城県ひたちなか市にある『ほしいも専門店 大丸屋(だいまるや)』。

明治30年(1897年)に「大丸屋乾物店」として創業したそうで、干しいもが伝来した当時から続く老舗とのこと。

原料のさつまいもの生産から干しいもの製造まで一貫して行い、昔ながらの手作業・全品無添加で作る安心・安全な製品作りにこだわっているそうです。

干しいものオススメ店を検索すると、必ずと言っていいほど出てくる人気店なのでとても気になり、今回初訪問。

アクセス

場所は那珂湊駅から徒歩5分くらいの距離。

駐車場は広いものが設けられていました。

混雑状況

この日は平日の月曜日、お店には14時過ぎに訪問。

店内には沢山のお客さんがいて賑わっていましたが、店内は広く、会計に並んだりといった混雑はありませんでした。

メニュー・商品ラインナップ

店前には干しいも創始100年と、大丸屋創業110年を記念して建立された、石彫作家浅賀正治氏による作品のモニュメントがあります。

また駐車場のそばには「ほしいも乾燥施設」もあって、大量のさつまいもが干されていました。

店内は干しいもをはじめとした様々な商品が並び、さつまいもの品種も豊富でどれを買おうか本当に悩みます。

そんな時に嬉しい、人気ランキングも置いてありました。

また店内には大丸屋オリジナル手作りジェラートコーナー「キャメロット」もあります。

今回はお土産に干しいも3種類を購入し、おやつにジェラートも注文。

ジェラートはおいもジェラート6種類を含む16種類を用意していると公式サイトには書いてありましたが、この時ショーケース内はおいも5種類、全11種類を展開。

やはりおいも系が食べたいのでダブルを注文し、食べ比べを楽しむことにしました。

感想

【オリジナルジェラートダブル(紅はるか・あかいお芋)】500円(税込)

保存料、香料、着色料、卵不使用の手作りジェラートだそうです。

「紅はるか」は干しいもで人気NO.1という、スイーツのように甘くなめらかしっとりな品種とのこと。

さつまいもならではの風味と甘さに、濃厚まろやかなミルクが丁度良いバランスで合わさった、美味しいジェラートでした。

「あかいお芋」はβ-カロテンを多く含むお芋、色鮮やかで風味豊かなのが特徴とのこと。

なんだか芋と人参が合わさったような、あっさりした甘さで独特の味わい、これは面白かったです。

そして旅を終えて自宅に帰ってから干しいもをいただきました。

【食べ切りサイズほしいも(紅はるか・ヘルシーレッド・紅姫)】各450円(税込)

「紅はるか」はジェラートでも食べた品種、べとつきが多くねっとり柔らかくて甘さ抜群とのこと。

モチモチとした食感で、さつまいもらしい甘さと香りがストレートに楽しめる、THE干しいも!という感じの王道の美味しさ。

「ヘルシーレッド」は人参風味がある甘さ控えめの品種とのこと。

確かに甘さ控えめで人参風味、ほんのり酸味も感じるような不思議な味。

これはこれで面白いのですが、美味しさとしては紅はるかに比べると正直微妙な感じでした。笑

「紅姫」は茨城県産の安納芋を使用、大丸屋だけのオリジナル商品だそうです。

安納芋と聞くと濃厚な甘さという印象を受けますが、コクはありつつ意外と紅はるかよりも甘さ控えめに感じました。

個人的な好みの順は上から紅はるか、紅姫、ヘルシーレッドという結果でした。

また違う品種のさつまいもも食べ比べしたいので、こちらのお店は茨城土産の定番になりそうです。

ご馳走様でした!

公式サイト等

公式サイト

https://www.e-daimaruya.co.jp/

食べログ

大丸屋

029-263-7777

茨城県ひたちなか市釈迦町18-38 

https://tabelog.com/ibaraki/A0801/A080102/8008989/

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この記事を書いた人

日本全国で食べ歩き旅行を楽しんでいます。
特にご当地グルメや郷土料理、名産を活かした料理の提供店を中心に巡っています。
こちらのブログではお店についてや味の感想だけでなく、ご当地グルメや郷土料理の特徴・歴史についての情報も詳しく解説しております。

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