訪問日:2026年7月3日(金)
あら川の桃

和歌山県は「桃」の収穫量で5位と全国屈指の生産量を誇り、西日本で最大の産地として知られています。
(※令和6年産:1位山梨、2位福島、3位長野、4位山形)

県北部の紀の川市桃山町周辺が主な産地で、こちらで生産される桃は「あら川の桃」というブランド名で知られており、1994年に特許庁に商標登録、2023年7月には地理的表示(GI)保護制度に登録されています。
地理的表示(GI)保護制度とは、伝統的な生産方法や気候・風土・土壌などの生産地等の特性が、品質等の特性に結び付いている産品の名称を知的財産として登録し、保護する制度のこと。
「あら川の桃」という名前は、紀の川市桃山町の前身である「安楽川(あら川)」が由来。
現存する文献では、天明2年(1782年)に段新田の「村垣家」の当主弥惣八が、摂津国池田庄から桃の木を導入したと記されているものが最古だそうですが、「あら川の桃」の栽培の起源としての定説は元禄年間(1688年〜1704年)にまで遡るといわれています。
温暖な気候と排水の良い砂礫土壌といった、桃の栽培に適した自然条件を背景に、長年の栽培技術等の積み重ねにより高品質な桃の生産を確立し、地域全体の生産振興により「一目十万本」といわれる一体的な桃畑を形成。
「あら川の桃」は優れた外観と良好な食味、数百年に及ぶ歴史と知名度の高さから、卸売市場では高価格で取引されています。
一般的なスーパーなどにも流通し販売されていますが、地元の直売所などでは格安で購入することができ、朝から大行列で開店後にすぐに完売するのも毎年恒例です。
しかし商標使用許可を得ずに「あら川の桃」のブランド名を使用した桃が市場等で流通し、消費者はじめ市場関係者からの桃の品質等に関する苦情等が多くなったことから、2002年1月に旧桃山町内桃生産農家、各生産組合等が集まり、登録商標の一元管理と桃の品質向上に努める「あら川の桃振興協議会」を設立。


「あら川の桃振興協議会」では「あら川の桃直売所マップ」も作成されており、「あら川の桃」を購入できる直売所をはじめ、「あら川の桃」を使ったスイーツやジュースが楽しめるお店も掲載しています。
「あら川の桃」は6月中旬から8月中旬にかけてがシーズンで、主な品種は以下の通り。

また、開花期である3月下旬から4月上旬にかけては桃の花が見頃になり、「一目十万本」といわれる、ピンク色の絨毯を敷き詰めたような桃源郷を思わせる絶景が楽しめるそうです。
稲垣農園


今回訪れたお店は、和歌山県紀の川市桃山町の国道424号線沿いにある直売所『稲垣農園』。
1970年代より桃山町でいち早く「あら川の桃」の産地直送・産地直売に取り組んできたという桃農園だそうです。
こちらの直売所では「あら川の桃」の販売はもちろんのこと、直売所の裏には桃の生ジュースやソフトクリーム、コンポートなどを販売している売店が併設されています。
以前ソフトクリームを食べに寄ったお店で、今回はジュースを目当てに久しぶりの再訪です。
アクセス
場所は下井阪駅から徒歩46分と駅からは遠めの立地で、バス停「市場」から徒歩5分くらいの距離。
駐車場は店舗前にありました。
混雑状況
この日は平日の金曜日、お店には13時半頃に訪問。
この時駐車場に車が数台止まっていて、車内でソフトクリームを食べているお客さんはいましたが、売店には待ち列は無しで、待ち時間はかからず購入できました。
メニュー・商品ラインアップ

今回目当ての桃のジュースはミルクベースのシェイク風と、天然水ベースの生ジュースがあり、今回はミルクベースを選択。
感想

【ミルクベースもも生ジュース】550円(税込)
まず驚いたのが、大きな容器の上までぎっしりと詰まった、ボリュームと重量感。
この値段でこの量はコスパ高すぎでは?
味はこってりとした濃厚なミルクベースの味わいに、桃のフルーティな味わいがほんのり相まった感じ。
この日の朝に濃密な桃スムージーを飲んだので、それと比較すると最初は桃感が物足りなく感じたのが正直なところ。
しかし慣れてくると桃の味わいもしっかりと堪能できました。
人工的な桃フレーバーの桃シェイクではなく、桃果肉ならではの桃感を楽しめるシェイクで、とても美味しかったです。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
https://arakawamomo.raku-uru.jp
食べログ
稲垣農園
0736-66-2538
和歌山県紀の川市桃山町元148-5

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