訪問日:2023年5月2日(火)
茨城名物「納豆」
茨城県を代表する名物として、全国的な知名度を誇る「納豆」。
茨城県の公式サイトによると、納豆生産メーカーで組織される「全国納豆協同組合連合会」の会員数は、全国で最多の18社。
茨城県民を対象にした「県民が知人に自慢したいもの」というネットリサーチ調査では、常に「納豆」が上位にランクインするそうです。
歴史ある老舗の納豆生産メーカーが沢山あるだけでなく、家庭で納豆を作る人もいるそうで、県民がこよなく愛する食品になっているとのこと。
茨城で納豆生産が盛んになった背景としては、治水技術が未発達だった時代、茨城県の県北から県央地域にかけて流れる那珂川が、秋の台風シーズンになると氾濫による水害が頻発したそうです。
そのため水戸藩は、台風が来る前に収穫できる早生小粒の大豆栽培を奨励。
しかし早生小粒の大豆は豆腐や味噌などの加工には向かなかったことから、小さい大豆でも美味しく食べられる加工品として「納豆」が注目されたそうです。
明治時代に常磐線が開通して水戸駅のホームで県内の納豆が販売され始めると、小粒の納豆は米に絡みやすく「豆がちっちゃくて、うまい!」と大評判になったそうで、お土産としてその名が全国的に知られるようになったとか。
納豆の起源
納豆の起源については諸説あるようですが、茨城には「源義家説」が伝承として残っているとのこと。
平安時代の武将・源義家が、1083年に奥州(陸奥国)に向かう途中、水戸市渡里町の一盛長者(いちもりちょうじゃ)の屋敷に泊まった際、馬の飼料である煮豆の残りを藁で包んでおいたところ、自然に発酵して糸を引くようになっていたそうです。
家来が食べてみると美味しかったことから義家に献じたところ大変喜び、以来将軍に納めた豆という意味で「納豆」と名付けられ、水戸の農家に広まったといわれています。
とんかつ八戒
茨城では「そぼろ納豆」などの伝統的な郷土料理をはじめ、「ねばり丼」などのご当地グルメ、「納豆ラーメン」、「納豆ドッグ」、「納豆ソフト」など、様々な料理にアレンジされて提供されているのも面白いところ。
今回納豆グルメを食べに訪れたお店が、茨城県水戸市の笠原町にあるお店『とんかつ八戒』。
公式サイトによると、店主の方は「美沢楼」というお店で長年働いていたそうで、2017年8月9日に独立して『とんかつ八戒』をオープンしたとのこと。
こちらのお店ではとんかつに納豆をトッピングした「水戸納豆とんかつ」が有名。
とんかつと納豆の組み合わせは未経験なので気になり、今回初訪問。
アクセス
お店の近くには駅は無く、水戸駅から車で13分くらいの距離。
駐車場は店舗横にありました。
混雑状況
この日は平日の火曜日、お店には19時40分頃に訪問。
この時ほぼ満席でしたが、テーブル1卓だけ空いていたので待ち時間無く済みました。
しかし混んでいた影響もあったのか、注文後から提供まで50分くらいの待ち時間がありました。
メニュー・商品ラインナップ
メニューはかなり豊富、納豆とんかつだけでも「水戸納豆とんかつ」、「梅納豆とんかつ」、「おろし納豆とんかつ」、「納豆梅おろしとんかつ」など色々ありました。
今回は『梅納豆とんかつ』のロース定食を注文!
感想
【梅納豆とんかつロース定食】1850円(税込)
豚肉は茨城の銘柄豚肉「ローズポーク」、揚げ油は新鮮なコーン油と香りが良く栄養価も高いごま油をブレンドした100%植物油を使用しているとのこと。
一緒に提供されたボトル3本は、自家製ソース、フレンチドレッシング、青じそドレッシング。
とんかつは衣はサクサク、肉は結構厚みもありますが脂っこさは感じず、納豆は匂いも味もかなり主張しますが、梅も相まってサッパリといただけます。
市販にも梅が効いた納豆商品があり、個人的に大好物なので好みにドンピシャ。
とんかつと納豆の相性がいいかというと、個人的には違和感無く美味しいという感じで、あっても無くてもいいかもとは思いました。笑
しかし茨城の納豆グルメ、色々バリエーションがあって本当に面白いです。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
http://www.tonkatsu-hakkai.com/
食べログ
八戒
029-241-8029
茨城県水戸市笠原町600-54
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