訪問日:2019年5月8日(水)
うえの

明治34年(1901年)創業、宮島名物『あなごめし』発祥の店という老舗の名店『うえの』。

『あなごめし』は主に広島などの瀬戸内地域で食べられている名物。
穴子の出汁で炊いたご飯あるいは白飯に、穴子の蒲焼きや煮穴子を乗せた料理。
容器も丼や重箱など、お店によって様々なスタイルで提供しています。
『あなごめし』は『うえの』の創業者である上野他人吉さんが、宮嶋駅(明治30年開通)の駅売弁当として販売したのがはじまりだそうです。
元々宮島でお米の商いをしていたそうですが、そのあと機会があって宮島口の駅前参道に茶店を開業。
当時から穴子がたくさん獲れていた宮島近海では、地元料理に「穴子どんぶり」があったそうです。
他人吉さんはこの穴子どんぶりの白飯を、穴子のアラで炊き込んだ醤油味飯に工夫することを考案。
元々宮嶋駅で駅弁を販売することを考えていたため、この飯に穴子をびっしりと敷き詰めた『あなごめし』を名物として販売し始めたそうです。
以来山陽本線でも評判となり、宮島や広島市内で『あなごめし』の名前が広く使われるようになったとか。
『うえの』は今でも駅弁を中心に販売をしているお店。
店舗は宮島口の本店と広島三越店があるとのこと。
今回は九州から大阪へ下道での移動の途中、ちょうど通り道にある宮島口本店へ。
宮島口本店では駅弁の販売の他、1階の食堂では出来立てのあなごめしや白焼きを、2階にある懐石料理店「他人吉」では、あなごめしの御膳や穴子のコース料理などが楽しめます。
以前宮島に遊びに行った際、駅弁を買って食べたら凄く美味しかったので、また食べたいと思っていました。
今度訪れたら出来立てを食堂で食べたいと思っていたのですが、今回訪れたのは平日の水曜日。
なんと水曜日はお弁当の販売は行っているものの、店内での食事は休みだそうです。笑
しかし弁当が美味しいのはよくわかっているので、せっかく宮島口まで来たのですし、お弁当を買っていくことにしました。
アクセス
今回訪れた宮島口本店は、宮島口駅からすぐそばの立地。

店舗裏に駐車場もあります。
混雑状況
この日は平日の水曜日、お店には10時過ぎに訪問。
この時待ち列などはなくすんなり購入できました。
メニュー・商品ラインアップ
あなごめし弁当は、基本のレギュラーサイズ2160円の他、ミニ(1/2)1512円、小(3/4)1890円、特上(3/2)2700円があります。
価格はいずれも税込表記です。
この時すぐに渡せるのはレギュラーサイズのみだったので、レギュラーサイズを購入。
この日は弁当販売のみなので、店内で食べていくことも出来るそうですが、もう少し移動した先で食べようと思い、そのまま渡してもらいました。
感想


こちらのあなごめし弁当の大きな特徴は、必ずしも出来立てが1番美味しいというわけではないこと。
焼き立ての穴子と炊き立ての味飯が、経木の折箱に詰められて冷めていくうちに味がはっきりとし、折箱の底から味飯の水分が抜けていくと同時に、穴子の蒲焼の旨味をご飯が吸い取るそうです。
特に2時間程度冷めた頃が濃い味に感じるらしく、ご飯の味加減もそれを踏まえた濃さに合わせて作っているとか。
今回は1時間程度経過したタイミングでいただきました。
この弁当を包むパッケージは、全部で12種類あるそうです。
穴子の頭と骨からとった出汁で炊いたご飯の上には穴子の蒲焼がぎっしり。
蒲焼は秘伝の甘辛いタレにつけて焼く作業を4回繰り返し、余分な脂を落として作るそうです。
ふっくらよりは少し締まりのある食感で、噛むほどに香ばしさと濃厚な旨味が広がり、衝撃の美味しさ。
タレがそんなに濃いわけではないのですが、驚くほど味わい深く、優しい味付けのご飯がまた美味しくて箸が止まりません。
前回は美味しさのあまり夢中で食べて一瞬で無くなりましたが、今回もまた同じく一瞬の出来事でした。笑
やっぱりうえののあなごめし弁当、美味しすぎます。
弁当は弁当で工夫された美味しさですが、お店での出来立てはまた違った美味しさのようなので、今度こそお店で出来立てを食べたいと思います。
ご馳走様でした!
公式サイト等
https://www.instagram.com/anagomeshi_ueno
食べログ
うえの
0829-56-0006
広島県廿日市市宮島口1-5-11

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