訪問日:2026年8月2日(日)
かなざわ総本舗

新潟県上越市の稲田にある、代表銘菓『出陣餅』で有名な老舗菓子店『かなざわ総本舗』。
創業は明治29年(1896年)。
石川県金沢市がルーツというわけではなく、創業者である金澤長之助氏の名前が由来のようです。
元々は高田商店街にあったようで、明治39年高田商店街地図に「かなざわ菓子店」として掲載されているとのこと。
昭和52年9月に「株式会社かなざわ総本舗」となり、昭和61年11月に現在の住所に移転。


代表銘菓である『出陣餅』は、きな粉をまぶしたよもぎ餅に黒蜜をかけて食べる和菓子で、風呂敷で包んだような個包装になっているのも特徴。
発売は昭和44年(1969年)5月4日。
地域ブランド「メイド・イン上越」にも認定され、上越市の特産品になっているそうです。
誕生のきっかけは、当時の常連客から「選挙出陣の際にお菓子を包んでほしい」という依頼があり、「出陣」という言葉を使った商品開発を開始。
12月1日にお餅を食べることで厄除けができるという伝承と共に上越市に古くから根付く餅菓子「川渡餅(かわたりもち)」の文化と、新潟が生んだ名将・上杉謙信公が決戦を前に将兵に餅を与えて力づけさせ、大いにふるい立たせたという故事に因んで『出陣餅』が誕生したとのこと。

きな粉×黒蜜×餅に風呂敷包みの個包装といえば、山梨名物として有名な「信玄餅」を思い出しますし、実際に比較されることも多いようです。

「信玄餅」は白い餅ですが、『出陣餅』はよもぎ餅が使用されている点が大きな違い。
「信玄餅」に限らず、福岡の「筑紫もち」や鳥取の「大風呂敷」、福井の「越前餅」、栃木の「陣内評定餅」など、調べると似たタイプのお菓子は全国各地にあるようですね。
公式サイトを見ると『かなざわ総本舗』の直営店は喫茶コーナー「長栄庵」も併設された本店のみ。
オンラインショップもあり、新潟県内のイオン、イチコ、ナルス、伊勢丹など、販売店は数多くあるようで、一覧が公式サイトに掲載されています。

2023年に一度訪れたことがありますが、『出陣餅』の美味しさに感動し、上越を訪れた際は必ずお土産に買おうと決めています。
とはいえ、3年ぶりの訪問になりました。
アクセス
場所は高田駅から徒歩40分と駅から離れた立地。
駐車場は店舗横にありました。
混雑状況
この日は日曜日、お店には10時半頃に訪問。
この時売店も喫茶コーナーも先客はおらず私のみでした。
メニュー・商品ラインアップ




商品は『出陣餅』の他、「情けの塩最中」、「兼続出陣かぶと」、「刀八毘沙門」など、地元の戦国武将や逸話に因んだ和菓子を多数販売しています。


今回は『出陣餅』のみの購入ですが、「長栄庵」には「出陣ジェラート」や、夏季限定の「出陣氷」など、出陣餅風のスイーツがあり、こちらもおすすめ。
今回「長栄庵」のメニュー写真は撮影していませんが、公式サイトに掲載されています。
感想




【出陣餅】1個216円(税込)
このタイプのお菓子はそのままの容器でも食べれなくはないですが、きな粉が飛び散るので、深皿やお椀などに移し替えるのがおすすめ。
中には小ぶりのよもぎ餅が3個入り。
餅には上越産のもち米「こがねもち」を100%使用。
玄米のまま保管して使用直前に精米、一度製粉してからお餅に仕上げることで、なめらかな舌触りが特徴とのこと。
最初はきな粉と黒蜜の味わいが強く、後からふわっと広がるよもぎの風味。
お餅は程よい伸びともちもち食感が楽しめ、舌触りもなめらか。
よもぎ餅というのが個性的ではありますが、個人的にこちらの好きなポイントはお餅の食感と、甘さと濃さが絶妙な黒蜜の美味しさ。
本当に絶品で、数多くあるきな粉×黒蜜×餅に風呂敷包みの銘菓の中で、個人的に1番お気に入りです!
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
食べログ
かなざわ総本舗 長栄庵
025-522-5500
新潟県上越市稲田4丁目11-5

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