熊本ではお馴染みの名物店、ご当地グルメ『ちくわサラダ』発祥のお店！【元気ダイニングヒライ東町店】(熊本県熊本市)

訪問日：2023年12月1日(金)

ヒライ

熊本県内を車で走っていると、まるでコンビニや大手チェーン店くらい頻繁に見かけるお店『ヒライ』。

こちらは「株式会社ヒライ」が運営する、お弁当・惣菜店、コンビニ、定食店が併設されたような、独特な営業形態のお店。

私のように県外の人にとっては見慣れないお店ですが、県内の人にとっては知らない人はいないといわれるほどお馴染みの存在だそうです。

創業は昭和43年5月、「有限会社平井商店」として小さな惣菜店から始まったとのこと。

事業が順調に拡大して店舗を増やしていく中、工場で弁当惣菜を一括生産して各店へ販売する、当時では画期的だったビジネスモデルで急成長を遂げたそうです。

その後、時代の変遷の中でコンビニエンスストアや弁当チェーン店が台頭し、各店に厨房と食堂を設けて手作り・できたてのおいしさを丁寧に提供する現在のスタイルへと変わっていったとのこと。

熊本県と福岡県を中心に、佐賀にも店舗を展開、現在の店舗数は、ロードサイド店とテナント店を合わせて130店舗超にのぼるそうで(※2024年8月に公式サイトを確認した時点)、以下のように様々な形態があるようです。

〇ロードサイド店舗
弁当・おにぎり・お惣菜をはじめ、菓子・食品なども販売しています。またイートインコーナーを設置し、店内でも飲食が可能です。
〇テナント店
スーパーマーケットから大型ショッピングセンターまで、弁当・揚物・寿司・惣菜・サラダなど豊富なメニューを取り揃えております。
〇観光立地型店舗
惣菜やおにぎり、お弁当の他、土産物コーナーや焼きたてのちくわも販売しています。
〇讃岐うどん丼処「麺許皆伝」
麺の本場・四国讃岐直送のうどんがセルフサービスで楽しめるイートインスタイルのお店です。
〇住宅街立地型店舗「元気ダイニング」
店内で作られたお惣菜を中心に、おにぎりやお弁当などを販売。近所の主婦などにも多く利用されています。

ちくわサラダとは

『ヒライ』で特に有名な看板メニューが、ちくわの中にポテトサラダを詰めて揚げた「ちくわサラダ」。

公式サイトには「ちくわサラダ」の誕生について、以下のように書いてありました。

ちくわサラダ物語
時は三十余年前、当時は、子供から大人まで、大好きなおかずといえばちくわが食卓にのぼる、そんな時代。
当時のヒライで「おいしい。」と大評判だったポテトサラダと大好きなちくわで、美味しいものができるんじゃないか。
そこで、ちくわにポテトサラダをたっぷりと詰め、カラリと揚げてみた。
発想は、いたってシンプル。
美味しいものと美味しいもので、もっと美味しいものを作ってみよう。
この発想から生まれた「ちくわサラダ」は三十余年の時を経てもなお、おかずとしてはもちろん現代では、手軽なおやつとしても人気者です。
ちくわの天ぷらの中に、ポテトサラダ・・・・飽食の時代といわれる現代にあってもなおこのおいしい組み合わせを、誰が考えついただろうか。
ただ、ただ、おいしいものを届けたい、この一心でできた商品。
今も変わらずおいしい「ちくわサラダ」、どうぞ、召し上がれ。

ちなみにWikipediaには以下のように書いてありました。

ちくわサラダ
1971年ごろにおべんとうのヒライで開発された料理である。
ポテトサラダはヒライの人気商品であったが、売上が多いぶん、大量生産することで廃棄品も多かった。
現場の女性が廃棄品を再利用して作ったのがはじまりとされる。
熊本の名産でもあるからし蓮根に着想を得たとも言われている。

発祥のお店である『ヒライ』での人気はもちろんのこと、熊本県内の惣菜店や飲食店でも定番のメニューになるくらい広まり、「秘密のケンミンSHOW」などテレビ番組でも紹介されたことから、熊本県のご当地グルメとして全国的に知られるようになったそうです。

九州物産展などでも販売されていて、私も初めて食べたのは大阪の百貨店で開催された物産展だったと思います。

今回は「ちくわサラダ」を買いに、熊本市東区健軍本町にある『元気ダイニングヒライ東町店』へ行ってきました。