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寛永16年(1639年)創業、佐賀銘菓『丸ぼうろ』を代表する老舗の一つ!【鶴屋 佐賀駅店】(佐賀県佐賀市)

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訪問日:2024年2月8日(木)

目次

丸ぼうろとは

佐賀県を代表する銘菓の一つとして知られている「丸ぼうろ」。

漢字で「丸芳露」、「丸房露」などと表記される場合もあります。

私は「ぼうろ」と聞くと真っ先に、コロンと小さくてカリッとした食感の「卵ボーロ」を思い浮かべますが、こちらは小麦粉・鶏卵・砂糖を基本にどら焼きくらいの大きさで丸く焼かれた、優しい甘味とふわりとした食感が特徴。

カステラなどと同様に、日本に伝来したポルトガルを発祥としている南蛮菓子がルーツといわれています。

当時は現在よりもかたくて小さなものだったそうですが、その後鶏卵や蜂蜜、ふくらし粉などの改良が加えられ、日本人向きの味に変わっていったそうです。

2020年には「砂糖文化を広めた長崎街道~シュガーロード~」の構成文化財として日本遺産に認定されています。

Wikipediaによると、「丸ぼうろ」という名前の由来には以下のように諸説あるとのこと。

○丸い形をした「ボーロ(ポルトガル語でケーキの意味)」という言葉から

○ヴェネツィアの商人で東方見聞録に日本を含めた東洋を紹介した事で著名な「マルコ・ポーロ」が語源

○起源といわれるポルトガルの北部の都市であるフェルゲイラスに伝わる郷土菓子「カヴァカ・フィーナ・デ・カルダス」の発祥とされる店が「マルガリーデ」という屋号で、「ボーロ」がすでに日本に焼き菓子として既知されていた事から「マルガリーデのボーロ」という事で「丸ぼうろ」になった

また現在日本に伝わっている「丸ぼうろ」にも、発祥のお店といわれるお店については以下のように諸説あるようです。

○佐賀市伊勢屋町の横尾家の祖先が17世紀後期に完成させたものをルーツとする「北島説」

○二代目店主太兵衛が17世紀中期に長崎にてオランダ人より製法を直伝に学んだとされる「鶴屋説」

○鶴屋が丸ぼうろを編み出す以前に既に販売していたとする「千鳥屋説」

「千鳥屋」は現在福岡県に本店を構えていますが、前身である佐賀県佐賀郡久保田(現在の佐賀県佐賀市久保田町)の「松月堂」時代から丸ぼうろを販売していたそうなので、現在の丸ぼうろの起源は佐賀県であると考えられているようです。

鶴屋

今回訪れたお店が、上述の発祥のお店といわれるものの一つ、 佐賀県佐賀市西魚町に本店を構える『鶴屋』。

佐賀藩の御用御菓子司として寛永16年(1639年)に創業。

天和年間(1681年~1684年)に、2代目が長崎の出島でオランダ人から南蛮渡来の製法を学んで佐賀に持ち帰り、その後代々改良を加えてふんわりとした「丸房露」が出来上がり、現代まで受け継いできたとのこと。

店舗は2024年10月に公式サイトを確認した時点で「佐賀本店」と「佐賀駅店」の2店舗を展開。

今回は「佐賀駅店」へ行ってきました。

アクセス

「佐賀駅店」はその名の通りJR佐賀駅内にあり、駐車場は駅前のコインパーキングが20分無料で利用可能。

混雑状況

この日は平日の木曜日、お店には10時過ぎに訪問。

特に混雑や並びは無く、すんなりと購入出来ました。

メニュー・商品ラインナップ

商品写真は一部のみ。

オンラインショップもあり、実際はもっと色々な商品が販売されています。

今回は『元祖 丸ぼうろ』の5個入を購入。

感想

【元祖 丸ぼうろ 5個入】432円(税込)

サックリとモソッとが合わさったような食感で、パサつきや粉っぽさはなく、他のお菓子に例えるのが難しい独特の食感。

まろやかで甘さは優しい上品な味わい、シンプルながらとても美味しいですし、お手頃価格なのも魅力的です。

今回は同じく佐賀駅内に「北島」もあったので食べ比べをしてみました。

こちらの方が少し味が濃くて柔らかく感じ、1枚当たりの値段はほぼ同じでしたが若干サイズが大きかった印象。

違いは色々ありましたがどちらも美味しかったです!

ご馳走様でした!

公式サイト等

公式サイト

https://marubouro.co.jp

食べログ

鶴屋 佐賀駅店

0952-23-1646

佐賀県佐賀市駅前中央1-11-1 

https://tabelog.com/saga/A4101/A410101/41004849

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この記事を書いた人

日本全国で食べ歩き旅行を楽しんでいます。
特にご当地グルメや郷土料理、名産を活かした料理の提供店を中心に巡っています。
こちらのブログではお店についてや味の感想だけでなく、ご当地グルメや郷土料理の特徴・歴史についての情報も詳しく解説しております。

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