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近代日本経済の父と称される実業家、渋沢栄一氏が愛したという郷土料理『煮ぼうとう』!【元祖煮ぼうとう 國良】(埼玉県深谷市)

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訪問日:2024年10月6日(日)

目次

煮ぼうとうとは

稲作の裏作として小麦が多く生産されていた埼玉県では、様々な地域で小麦粉を使った郷土料理が生まれており、深谷市を中心に食べられている「煮ぼうとう」もその一つ。

幅広の麺を生麺の状態から煮込むことで適度にとろみを出し、味付けは醤油味で、具材には根菜類を中心とした季節の野菜や、特産である深谷ねぎなどを入れるのが特徴。

山梨県の「ほうとう」と特徴や名前が似ていますが、「ほうとう」は具材にカボチャを入れて味噌仕立てであることなど、異なる点が色々あります。

群馬名物の「おきりこみ・おっきりこみ」が特に近い料理で、「煮ぼうとう」は入間郡や比企郡では「ひもかわ」や「打ち入れ」、秩父地域では「おっきりこみ」とも呼ばれているようです。

「近代日本経済の父」と称される深谷市出身の実業家、渋沢栄一氏が愛した料理としても有名。

毎年11月11日の命日には地元の公民館で「にぼうと会」が開催されるそうです。

現在も冬に体を温める食事として家庭でも作られる他、学校給食や地元の飲食店でも提供されており、深谷市の公式サイトには「煮ぼうとうマップ」も掲載されています。

元祖煮ぼうとう 國良

今回訪れたお店は、埼玉県深谷市の大谷にあるお店『元祖煮ぼうとう 國良(くによし)』。

季節の野菜をたっぷりと入れ、地場産の粉を使った先祖伝来の手打ち技法で作る煮ぼうとうが楽しめるお店だそうです。

公式サイトなどが見当たらず、正確な創業年などお店の詳しい情報は調べてみてもよくわかりませんでした。

ネットで検索すると1986年にオープンしたや、長らく休業をしていて2023年1月にリニューアルオープンしたといった情報も出てきました。

アクセス

場所は深谷駅から車で10分ちょいですが、徒歩だと1時間くらいかかる駅から離れた立地。

駐車場は店舗前にありました。

混雑状況

この日は日曜日、お店には11時10分頃に訪問。

この時先客は2人のみで空いていました。

メニュー・商品ラインナップ

今回は『煮ぼうとう』を単品で注文!

提供までの間20分くらいの待ち時間があり、サービスの柿ピーをいただきながら待っていました。

感想

【煮ぼうとう】1000円(税込)

煮ぼうとうの他にも豆苗のサラダ、あと薬味と思われる刻みネギと、濃いめに味付けされた油揚げにゴマを和えたものが一緒に提供されました。

具材は覚えている限りで、ごぼう、人参、大根、じゃがいも、ネギ、キャベツ、しめじ、椎茸、三つ葉など。

素材の美味しさが活きる、塩気控えめでほんのり和風出汁が効いた優しい味付け。

麺はツルンとモチッとコシの強い食感の平打ち極太麺。

あっさりといただけますが、量はかなり多めでボリューム満点、お椀で4杯分くらいあったと思います。

まだ埼玉の「煮ぼうとう」はこちらのお店でしか食べたことがないので、これから色々なお店を新規開拓していきたいと思います。

ご馳走様でした!

公式サイト等

食べログ

煮ぼうとうの國良

048-572-9878

埼玉県深谷市大谷1959-3 

https://tabelog.com/saitama/A1105/A110503/11014256

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この記事を書いた人

日本全国で食べ歩き旅行を楽しんでいます。
特にご当地グルメや郷土料理、名産を活かした料理の提供店を中心に巡っています。
こちらのブログではお店についてや味の感想だけでなく、ご当地グルメや郷土料理の特徴・歴史についての情報も詳しく解説しております。

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